ロイヤルエンフィールドから気になるミドルバイク、「ショットガン650」を発表

たロイヤルエンフィールドは、SHOTGUN 650 の市販モデルを発表した。カスタムシーンにインスパイアされた唯一無二の魅力的な新型SHOTGUN 650は4カラーを展開し、2024年に世界市場で発売する予定だ。
ロイヤルエンフィールド・SHOTGUN650/
上段左)ステンシル・ホワイト、上段右)プラズマ・ブルー、下段左)グリーン・ドリル、下段右)シートメタル・グレー

ロイヤルエンフィールド・SHOTGUN650/主な特長

SHOTGUN 650(ショットガン・ロクゴーマル)は、多様化するカスタムカルチャーとロイヤルエンフィールドの DNA をミックスし、創造的なエネルギーから生まれた個性的なモーターサイクルだ。パーソナライゼーションのための究極のキャンバスとなる。

  • 街中では遊び心のあるシティ・モーターサイクルに、郊外では安定したハイウェイ・マシンに。SHOTGUN 650は難なく変身することができる。
  • SHOTGUN 650は、定評ある648cc並列2気筒エンジンを核として、モダンなインスピレーションとエレメントを融合させた、ロイヤルエンフィールドに対する現代的な解釈を生み出すモーターサイクルだ。
  • 日本での発売は2024年8月を予定している。

ロイヤルエンフィールド・SHOTGUN650/4つのカラー

毎年11月にインド・ゴアで開催するイベント“Motoverse 2023(モトバース)”で特別限定モデルSHOTGUN 650 Motoverse Editionを華々しくデビューさせたロイヤルエンフィールドは、本日、SHOTGUN 650 の市販モデルを発表した。
カスタムシーンにインスパイアされた唯一無二の魅力的な新型SHOTGUN 650は、ステンシル・ホワイト、プラズマ・ブルー、グリーン・ドリル、シートメタル・グレーの4カラーを展開。
新SHOTGUN 650は、2024年に世界市場で発売する予定だ。

ロイヤルエンフィールド・SHOTGUN650/ステンシル・ホワイト
ロイヤルエンフィールド・SHOTGUN650/
ステンシル・ホワイト
ロイヤルエンフィールド・SHOTGUN650/
ステンシル・ホワイト
ロイヤルエンフィールド・SHOTGUN650/プラズマ・ブルー
ロイヤルエンフィールド・SHOTGUN650/
プラズマ・ブルー
ロイヤルエンフィールド・SHOTGUN650/
プラズマ・ブルー
ロイヤルエンフィールド・SHOTGUN650/グリーン・ドリル
ロイヤルエンフィールド・SHOTGUN650/
グリーン・ドリル
ロイヤルエンフィールド・SHOTGUN650/
グリーン・ドリル
ロイヤルエンフィールド・SHOTGUN650/シートメタル・グレー
ロイヤルエンフィールド・SHOTGUN650/
シートメタル・グレー
ロイヤルエンフィールド・SHOTGUN650/
シートメタル・グレー

シッダールタ・ラル氏コメント:
アイシャーモーターズ・リミテッド(マネージングディレクター兼CEO)

このモーターサイクルについて、アイシャーモーターズ・リミテッドのマネージング・ディレクター兼CEOである Siddhartha Lal(シッダールタ・ラル)は、次のようにコメントしている。

「SHOTGUN 650は、カスタム・コミュニティーと長年関係を築いてきたロイヤルエンフィールドのDNAを受け継ぎ、ファクトリーカスタム・モーターサイクルとはどのようなものであるべきか?それを未来的な視点から解釈したモデルだ。
既存のモデルカテゴリーに分類されるこを拒み、フォルムもスピリットも新しく構築した。人間工学に基づいた車体設計によって、市街地でも、ツイスティなワインディングでも、ストレートな高速道路でも、優れたハンドリングを発揮する。そんなSHOTGUN 650の発売は、ニッチで新しいカテゴリーのモーターサイクルを、成長するエンスージアストたちに届けようという、我々の挑戦なのです」

世界的に実績のある650ツイン・エンジンを採用したSHOTGUN 650は、ロイヤルエンフィールドのデザインにおける新しいチャプターであり、エキサイティングな未来像でもある。そのレトロフューチャリスティックなデザインは、ロイヤルエンフィールドがEICMA(ミラノ・モーターサイクルショー)2021で発表したコンセプトモデル「SG650 CONCEPT」へのオマージュであり、世界中のライダーが“カスタム”というパーソナライゼーションをイメージしやすい、真っ白なキャンバスの役割を果たしている。

その新型車の心臓部であるエンジンについて、ロイヤルエンフィールドのCEO、BGovindarajan(B・ゴビンダラジャン)は、次のように述べている。

BGovindarajan(B・ゴビンダラジャン)氏コメント:
ロイヤルエンフィールドCEO

「SHOTGUN 650は、私たちのポートフォリオの中でも非常にユニークなモーターサイクルですが、その心臓部には、ロイヤルエンフィールドの純粋なDNAを受け継ぎました。648cc並列2気筒エンジンは個性的で汎用性の高いプラットフォームであり、どのようなスタイルのモーターサイクルにも適応することができます。このエンジンは力強い低回転域、そして全域に渡って感じることができる豊かなトルクを備え、魅力的で爽快な走りを実現します」

ロイヤルエンフィールド・SHOTGUN 650/カスタマイズ

ロイヤルエンフィールドは、外装類のほとんどを金属製パーツで揃え、それらを加工しやすく、ゆえにカスタマイズの代名詞となった。歴代モデルはどれもユニークで、豊かで感動的な物語を持ち、こうしたストーリーはカスタムビルダーのイマジネーションを刺激し、その物語はカスタムコミュニティによって語り継がれてきた。EICMA 2021でロイヤルエンフィールドが発表したコンセプトモデル「SG650 CONCEPT」が、世界のモーターサイクル・コミュニティから大きな反響を得たことで、ロイヤルエンフィールドはその市販バージョンの開発に乗り出すことになった。

SHOTGUN 650の新しい構成パーツとそれによって生まれたキャラクターは、従来のモーターサイクルの分類を覆し、ライダーの個性に合わせて変化させることが出来る。
特に個性的なのはシート周りだ。モジュラー設計により、1人乗り、2人乗り、ケース装着などによるツアラー仕様と、3つの仕様を簡単に切り替えることができ、究極のフレキシビリティを提供する。スポーティでアグレッシブなライディングを求めるライダーにも、ゆったりとしたライディングを楽しみたいライダーにも、SHOTGUN 650は、その時の気分やライディングスタイルに合わせて変化させられるのだ。

ロイヤルエンフィールド・SHOTGUN650

ロイヤルエンフィールド・SHOTGUN650/ディテール

世界各地で様々な賞を受賞した650ツインエンジンを中核とするSHOTGUN 650は、2気筒モデルならではの楽しさを満載している。人間工学に基づき最適化した、ミッドコントロールと呼ぶライダーに近いステップポジション、795mmの低いシート高、そして自然な位置にあるハンドルは、ライダーに安心感とともに、高いコントロール性を与える。

フロントサスペンションには減衰力機能とスプリング機能を左右のフォークに分けた SHOWA φ43mmSFF-BPを、リアにツインチューブ5段プリロード調整式リアショックユニットを採用。ともにサスペンションの長さもその特性も、専用にチューニングを施した。またフロント18インチ、リア17インチのチューブレスタイヤを装着したことにくわえ、前後サスペンションを変更したことによるアライメントや車体姿勢の変更などによって、快適性を損なうことなく、高速走行時の安定感を維持しながら、街中やワインディングでもライディングを楽しむことができる。

車体デザインにおいては、レトロフューチャー・デザインと現代的な機能を融合した。ヘッドライトとメーターを備える“ナセル”と呼ばれるライト周りの装飾はロイヤルエンフィールドの象徴的なディテールだが、SHOTGUN 650ではそのナセルを現代的に解釈。フロントフォークを支える上下三つ叉と連携したラインを持つ、宙に浮いたようなデザインのモダンなナセルにLEDヘッドライトをセット。視認性を向上させている。また矢印で進行方向を知らせるナビゲーションシステム「Tripperナビゲーション・システム」を搭載。スピードメーターの脇に装備した、小型のデジタルディスプレイがその機能を表示す。またUSBポートも装備しており、外出先でもデバイスの充電が可能だ。

SHOTGUN 650/31種類の純正アクセサリー

SHOTGUN 650には31種類の純正アクセサリーを用意している。SHOTGUN 650の魅力をさらに際立たせるようデザインした、バーエンドミラー、ソロシート、切削加工を施したビレットリムなどバリエーション豊かなパーツを揃えた。

また、SHOTGUN 650 のスピリットを補完するために、スタイリッシュなアパレルもラインナップ。このアパレルラインには、アメリカのアパレルメーカーであり、世界有数のストリートベースのモーターサイクル用プロテクションアパレルブランドの「ICONMotorsports」と提携したライディングギアもラインナップしている。
詳細は後日発表するが、2つのブランドによるエキサイティングなグローバル・コラボレーションが始まる。


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