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魔裟斗が新型の“ロードグライド”に試乗。「防風性の高さに驚愕!」
魔裟斗(まさと)……1979年3月10日生まれ。千葉県柏市出身。打撃系(キックボクシング)の元格闘家。「K-1 WORLD MAX」の2003年と2008年の世界王者で、現役時代は驚異的な強さで人気を獲得。現在はタレント、俳優、スポーツ解説者。奥様は女優・タレントの矢沢心。
矢沢 心(やざわ しん)……1981年3月16日生まれ。東京都西東京市(旧・田無市)出身。10代の頃から女優、タレントとして活躍。2007年に6年間交際した魔裟斗さんと結婚。現在は11歳・9歳・5歳(2024年2月現在)の母としても奮闘中。
野田社長:新しくなった「ロードグライド」と「ストリートグライド」を見た感想はどうでしょうか?
魔裟斗さん:両車とも個性溢れるフロントマスクのデザインが魅力的。特にLEDのヘッドライトが点灯した時のフォルム。夜間走行時、バックミラーで「ロードグライド」や「ストリートグライド」を捉えた時は、『何か来たぞ!』という衝撃を受けるでしょうね。
野田社長:「ロードグライド」と「ストリートグライド」にまたがってみた印象はどうでしょう?
魔裟斗さん:(実車にまたがり)両車ともポジションがラク。しかも大型のフロントカウルが装備されているため、ロングツーリング最強! というイメージです。
野田社長:2023年モデルに比べ、2024年モデルは重心の高い個所をメインンに7kg~8kg軽量化されているため、引き起こし特性も向上。数字で見る以上に、軽快性も向上させているんです。実は魔裟斗さんには、昨日「ロードグライド」に試乗して頂きました(下の魔裟斗 公式YouTubeを参照)。
魔裟斗さん:第三京浜~首都高速~横浜の大黒ふ頭まで行ってきました。昨日は非常に風が強かった。でも「ロードグライド」は、風の抵抗が全然ない。風で横に振られることもなく、とにかく高速安定性が良い。これには驚きました。
魔裟斗さんの愛車“BREAKOUT(ブレイクアウト) 117”との違い。「ロードグライドなら1日500kmは走行できそう」
野田社長:魔裟斗さんの愛車は、フロントカウルのない「BREAKOUT(ブレイクアウト) 117」ですよね?
魔裟斗さん:はい。自分流に各部をカスタマイズ。一方、今回試乗した「ロードグライド」は、高い防風性にも驚きましたが、愛車の「ブレイクアウト」よりもトルクが深いイメージ。特に低速トルクがネバリ強く、スタートやコーナーの立ち上がりは非常にパワフル。僕自身、まだハーレー歴は1年ですが、ギクシャクすることなくスムーズに走行できました。
僕は2023年3月に「ブレイクアウト」のオーナーになり、2024年2月現在、走行距離は1万km。用途のすべてはツーリングで、1日の最長距離は350kmくらい。推測ですが、試乗した「ロードグライド」ならば、1日500kmはいけると思います(笑)。
「ロードグライド」の走行フィールは、例えるなら『船に乗っている』ようなイメージ。まさしく“クルージング”ですね。愛車の「ブレイクアウト」は、比較的荒々しい。この荒々しさが魅力のひとつ。一方「ロードグライド」はこの荒々しさが控えめで、滑らかな走行フィーリング。同じハーレーでも、テイストが異なります。しかも「ロードグライド」は防風性に優れているので、年配のライダーにも適していると思います。
ハーレーでタンデム夫婦ツーリング。夫と共通の趣味を楽しむことで、家族の絆も一層深まるはず
野田社長:矢沢さんの視点から見た、「ロードグライド」や「ストリートグライド」の印象は?
矢沢さん:漢(おとこ)らしい『ザ・ハーレー』という感じ。『安心して後ろに乗っていられる』という、“どんな時でも受け止めてもらえる”という印象。でも流れるようなフォルムは、繊細なイメージもあるから不思議。
ハーレーの「ストリートグラウド」を駆り、夫の運転でタンデム走行(2人乗り走行)したのですが、想像以上に快適で刺激的。視覚・聴覚・嗅覚・触覚を感じることができる。忘れかけていた感覚が味わえ、とっても楽しかった。全然怖くなかったです(下の魔裟斗 公式YouTubeを参照)。
(会場で実車にまたがり)「ロードグライド」と「ストリートグライド」のタンデムシートは柔らかく、座り心地も良好。標準装備されたオーディオシステムの音質(重低音の効いたサウンド)も良く、旅行気分でツーリングできました。
魔裟斗さん:一人で走っている時でも、「ここで音楽が聞きたいな」と思う時があります。(重低音の効いたサウンドをじっくりと聞きながら)これは魅力的ですねぇ。
※豆知識:バイクでの2人乗りは二輪免許を取得してから1年を経過していなければ不可。(この二輪免許とは普通二輪免許と大型二輪免許のことを指す)。なお高速道路でも2人乗りは可能だが(一部の首都高速等を除く)、運転者は二輪免許(普通二輪免許と大型二輪免許のことを指す)を取得してから3年以上が経過し、かつ20歳以上でなければならない。
ハーレーオーナーになって友達が増えました! 人生の楽しみ方の幅も拡大
野田社長:ハーレーオーナーになって、生活の中で変化したことはありますか。
魔裟斗さん:これまでは1人で楽しむ趣味が多かった。夢中になったスポーツ(仕事)も格闘技だったし。でもハーレーオーナーになってからは、ハーレーを通じての友達が増えました。見ず知らずの人でも、バイクという共通の趣味を通し、「そのマフラーはどこのメーカーですか?」とか、「そのヘルメット、カッコいいですね!」という会話ができる。そこから交流が始まり、輪が広がっていくんです。今は仲間とツーリングに行くことが本当に楽しい。人生の楽しみ方の幅が増えました。
矢沢さん:夫はハーレーと出会って以来、「人生が変わったんじゃないか?」と思うほど楽しんでます。生き生きとしてるんですよ(笑)。ツーリングに行く前は、本当に嬉しそう。遠足に行く前の小学生みたい。
魔裟斗さん:ツーリング前に計画を立てるのも大きな楽しみ。僕の場合、まずはランチの場所を決めます。朝10時頃にランチ場所を目指して出発。仲間たちと語らいながらランチを楽しみ、途中の休憩場所で、また仲間たちとの時間を楽しむ。
僕のお気に入りのツーリングコースのひとつ。それは東京から東名高速に乗り、湘南方面で東名をいったん降りる。次に西湘バイパスに乗り、湘南の海を左手に見ながら(※注)静岡県伊東市あたりでランチタイム。
※注:左手に(下り車線で)海を見ることがポイント。右手(上り車線)の場合、下り車線越しに見ることになってしまう。魔裟斗さんいわく、海の景色を存分に楽しむのなら、左手(下り車線)に海を見ることが重要
そこから鳥の鳴き声に癒される箱根の山を登り、絶景の富士山を見て東京に帰ってくる。いつか妻を乗せ、このコースをタンデム走行してみたい。これが夢ですね(※注:魔裟斗さんの愛車はタンデムシートのない1人乗り専用のカスタムを実施)。
矢沢さん:夫が心から楽しむこと。これは私にとって非常に嬉しいこと。安全運転を心がけてくれている夫の姿に、私も安心して「行ってらっしゃい」と送り出すことができます。夫の趣味は、私の趣味でもあります。共通の趣味を楽しむことで、家族の絆も一層深まるのではと感じますね。
“自然の匂い”を直接感じることができるバイクは、魔裟斗さんの大きなパワー
魔裟斗さん:今、時代はデジタル化、電動化、無人化、リモート化など、いろんな意味で“無味無臭”になっている気がします。バイクはクルマと違い、海、山、川、土、雨など、“自然の匂い”を直接感じることができる。
これらは僕にとって大きなパワー。大自然から巨大なエネルギーをもらっているような感じ。一緒にタンデムツーリングすることで、妻にもこのパワーとエネルギーを体感・共有して欲しい。
野田社長:確かにバイクは“無味無臭”とは対極にある乗り物ですね。
矢沢さん:長いこと夫婦をやり、しかも子育てに忙しくなると、夫と二人だけの時間は短くなる。これは多くの夫婦に共通することではないでしょうか。でも安全上、身体を密着させ、運転者に身を任せる必要のあるタンデム走行は、互いの温度感。つまり夫への愛情、また夫からの愛情、加えて家族としての信頼感などなど……とっても不思議なことですが、様々なものを感じ取ることができるんです。
魔裟斗さん:僕の心も新鮮になる(笑)。
矢沢さん:私自身、まだ子供たちが小さいので、今は趣味よりも子育てご優先になりがち(長女11歳・次女9歳・長男5歳/2024年3月現在)。子育てがひと段落したら、私も本格的に“ハーレー仲間”に加わって、夫とタンデムでいろんなところに行ってみたいです!
※誌面化の都合上、トークの言い回しや単語などは一部編集しております。