BMWモトラッドジャパンのR12カスタムプロジェクト。石川県・千里浜のビーチドラッグレース主催「Chirihama Sand Flats」が製作したドラッグ仕様|ヨコハマ・ホットロッド・カスタムショー2024

2024年12月1日(日)にパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開催された日本最大級のカスタムカー&カスタムバイクイベント「ヨコハマ・ホットロッド・カスタムショー(HCS)2024」。32回目を迎えるこのイベントには、ビルダーたちが手掛けたハイレベルな作品が全国から集結。写真は「BMWモトラッド」のブースに展示されたR12ベースのカスタム。製作したのは世界的に注目を集めるビーチドラッグレースをオーガナイズする「Chirihama Sand Flats(千里浜サンド・フラッツ)」。
PHOTO/REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
イベント主催:MOONEYES(ムーンアイズ) https://www.mooneyes.co.jp/
BMWモトラッドジャパン https://www.bmw-motorrad.jp/
Chirihama Sand Flats(千里浜サンド・フラッツ) https://www.csf-official.com/

自由で無限大のカスタマイズ性を秘めるR12、その可能性を引き出す!

世界初開催!BMWモトラッド R12公式カスタムプロジェクト

新型の空油冷4ストローク2気筒ボクサーエンジンを搭載したBMWモトラッド R12。排気量は1,169cc。

BMWモトラッドが1世紀以上に渡り育て上げてきた空油冷ボクサーエンジンに、最新テクノロジーを組み合わせた新感覚の「R12」。2024年にリリースされたR12は、新型のボクサーエンジンとシャフトドライブというBMWモトラッドの歴史と伝統を全身で表現しつつ、自由なカスタマイズを前提とした車体デザインを採用した新感覚のクルーザーモデルだ。

国内で同車を展開するBMWモトラッドジャパンでは、『自由なカスタマイズ性を持つR12の無限の可能性を、無限大に引き出すこと』をコンセプトに、世界初のBMWモトラッド R12公式カスタムプロジェクトを開催。日本の著名なカスタムビルダー&コミュニティが製作した、4台のR12カスタムが発表された。

R 12 CUSTOM PROJECT
BMWモトラッド R12の公式WEBサイト:https://www.bmw-motorrad.jp/ja/models/heritage/r12.html

R12公式カスタムプロジェクトの公式HP:https://www.bmw-motorrad.jp/ja/experience/contest/r12-custom-project/completed.html

BMWモトラッド R12 カスタム 車名:R12 Sand Speeder Mark l.  製作:Chirihama Sand Flats(千里浜サンド・フラッツ)

石川県・千里浜のビーチドラッグレースを駆け抜ける、サンド・ドラッグマシンをイメージして製作されたR12カスタム。
サンド・ドラッグマシンに求められるファクターを車体各部に落とし込んだ、独創的かつ極めて高度なレーシング仕様にカスタマイズ。
ボトムケースの長い特徴的なフロントフォークは、スタンダードよりも2インチ(約50mm)ほど長く、上下のステムはフォークに合わせて削り出しで製作。
フロントブレーキを排除したフロントエンドには、ディッシュホイールをセット。リアエンドはリジッド化によって極限まで車高をローダウン。フロントタイヤは3.75-19、リアタイヤは超ワイド&肉厚の5.00-18を選択。

車体の基本骨格を活かした、効果的なモデファイを実施

石川県・千里浜のビーチドラッグレースを駆け抜ける、サンド・ドラッグマシンをイメージ

【Vol.44】Chirihama Sand-Flats 2021参戦! 

バイクの走行を認めた全国でも希少なビーチサイド「千里浜なぎさドライブウェイ」で行われる、ビンテージバイクがスピードを競い合う砂浜直線レース。フラッグガールのサインで旧車がフルスロットルで砂を巻き上げ走る姿は、国内ではおそらくココでしか見られない風景だろう。

サイド・バイ・サイドで、しかもアクセル全開で走るビンテージバイクたち。バイクを愛する大人たちが本気で遊ぶ姿。その非日常的な姿を、その目で見て感じることができる……

石川県・千里浜のビーチドラッグレースを駆け抜ける、サンド・ドラッグマシンをイメージして製作されたのが、世界的に注目を集めるビーチドラッグレースをオーガナイズする「Chirihama Sand Flats(千里浜サンド・フラッツ)」が製作したマシン。サンド・ドラッグマシンに求められるファクターを車体各部に落とし込んだ、極めて高度なレーシング仕様にカスタマイズされている。

ボトムケースの長い特徴的なフロントフォークは、スタンダードよりも2インチ(約50mm)ほど長く、上下のステムはフォークに合わせて削り出しで製作。

フロントブレーキを排除したフロントエンドには、ディッシュホイールをセット。リアエンドはリジッド化によって極限まで車高を下げ、燃料タンクやシートは、燃料ポンプやバッテリーの移設など大掛かりな造作を経てミニマムにアレンジ。ハイパワーマシンを確実に抑え込めるよう、ハンドルやシートはタイトなポジションに設定済み。

これまで石川県・千里浜のビーチドラッグレースで数多くのウィニングマシンを生み出し、界隈のシーンを牽引してきたChirihama Sand Flats(千里浜サンド・フラッツ)のR12カスタムは、車体の基本骨格を活かした効果的なモデファイにより、R12が持つ新たな可能性を提案。また機能的にもスタイル的にも、唯一無二のプレゼンスを持った1台に仕上げられている。

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