61.2馬力のモトクロッサー「ホンダXR650R」をダートラ仕様に! ダートトラックカスタム集|ヨコハマ・ホットロッド・カスタムショー2024

パワフルな水冷4スト単気筒SOHC 4バルブ644ccの61.2馬力エンジンを搭載したホンダのモトクロスレース専用モデル「XR650R」をベースに、ダートトラック仕様へとカスタマイズ。
2024年12月1日(日)にパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開催された日本最大級のカスタムカー&カスタムバイクイベント「ヨコハマ・ホットロッド・カスタムショー(HCS)2024」。32回目を迎えるこのイベントには、ビルダーたちが手掛けたハイレベルな作品が全国から集結。ここではアメリカのBUELL Blast(ビューエル・ブラスト」、競技用モトクロッサーのホンダXR650R、市販ダートトラックモデルのホンダFTR250をベースにした、本格派トラッカーカスタムをご紹介しよう。
PHOTO/REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
イベント主催:MOONEYES(ムーンアイズ) https://www.mooneyes.co.jp/

ベース車両:ビューエル ブラスト(2004年モデル) 製作:CHEETAH CUSTOM CYCLES(チーターカスタムサイクルズ)

空冷4ストローク単気筒OHV492ccエンジンを搭載したBUELL(ビューエル)のミドルスポーツモデル「Blast(ブラスト)」。最高出力は34ps/6,500rpm。

2009年までバイクを生産していたアメリカのブランド「BUELL(ビューエル)」。同社が2000年モデルから2009年モデルまで発売していた人気モデル「「Blast(ブラスト)」をベースに、ダートトラック仕様にカスタマイズ。製作したのは国内でダートトラックレースも開催する東京都練馬区にあるカスタムショップ「CHEETAH CUSTOM CYCLES(チーターカスタムサイクルズ)」。

前後ホイールはキャスト型からスポーク型に変更し、肉厚でワイドなダートラ用タイヤを装着。フロントフォークは正立型から倒立型にカスタマイズし、ワンオフのスイングアームで大幅にロングホイールベース化。ファイヤーパターンのコンパクトなガソリンタンク、シングルシート、後端を跳ね上げたテールカウルなどでワイルドかつエレガントなトラッカー仕様に仕上げている。

ベース車両:ホンダ XR650R(2000年モデル) 製作:HAVE FUN!!

ホンダが海外向けにリリースしたモトクロス競技専用モデル「XR650R」。エンジンは水冷4ストローク単気筒SOHC 4バルブ644cc。最高出力は61.2ps/6,750rpm。写真は2004年モデル。

パワフルな水冷4スト61.2馬力エンジンを搭載したホンダのモトクロスレース専用モデル「XR650R」をベースに、ダートトラック仕様へとカスタマイズ。前後ホイールは小径化し、肉厚でワイドなダートラ用タイヤを組み合わせ。ティアドロップ型ガソリンタンクとトラッカーシートを装着し、ワイルドなトラッカースタイルを獲得。マフラーはアップ型からダウン型に変更済み。

ベース車両:ホンダ FTR250(1986年モデル) 製作:HAVE FUN!!

バイクブーム真っ只中の1986年(昭和61年)に発売された、ダートトラックレーサー仕様のホンダFTR250。

バイクブーム&カウル付きのレーサーレプリカブームに沸いた1986年に登場したホンダFTR250。発売当時は人気に火が点くことなく、短命に終わったが……2000年前後に巻き起こったトラッカーブームに伴い、中古車市場での人気が急上昇。2000年(平成12年)には、FTR250をオマージュした「FTR223」が発売され、大ヒットとなった。

FTR250は空冷4ストローク単気筒SOHC 4バルブ249ccエンジンを搭載。低中速域でのアクセル操作に素早く反応し、高回転も力強いというトラッカーならではのレスポンスを発揮。FTR250をベースにした写真のカスタムは、保安部品やフロントブレーキのレス化、ワイドなハンドル、肉厚でワイドな前後タイヤ、シングルシートなどで本格的なダートトラック仕様にカスタマイズ。

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