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車名:YX-1(Red Dragonfly) ベース車両:ヤマハXS-1 出展:ロケットハウス
1955年(昭和30年)、ヤマハは同社初の二輪モデル「YA1」を発売。以来、2ストロークエンジンのみを市販化してきた。1970年(昭和45年)、ヤマハは初の4ストローク搭載車となるXS-1(写真)をリリース。同車は「軽量・スリム・コンパクトな大排気量スポーツモデル」がコンセプト。
細身のダブルクレードルフレームに、当時主流のOHVではなく、コンパクトなシリンダーヘッドのスリムな並列2気筒SOHC 2バルブ・バーチカルツイン653ccエンジンを搭載。多くのファンを獲得し、「ペケエス」の愛称で親しまれた。
XS-1は1970年9月、ガソリンタンクのデザインを変更に加え、フォークブーツがレス化されたセリアーニ式フロントフォークを新採用したXS650としてマイナーチェンジ。その後はディスクブレーキなどを採用したXS650E、エンジンをわずかに前傾させたTX650などに進化した。
写真は「もしもヤマハのモーターサイクル第1号機「YA-1」以前に、リジッドフレームを採用したモデルがあったならば?」をイメージしてカスタマイズ。車名はYX-1(Red Dragonfly/赤トンボ)。
フレームはワンオフ製作し、ヤマハ発の4ストロークエンジン搭載車「XS-1」の並列2気筒SOHC 2バルブ・バーチカルツイン653ccエンジンをスワップ。ノスタルジー系のホットロッドカスタムに仕上げている。
車名:YX650 Hi-Rider(Bumble-Bee) ベース車両:ヤマハXS650 出展:ロケットハウス
まばゆい陽光を道標に、野外フェスを転々とハチのように“ブンブン”と飛び回ってダンスを繰り返し、昼夜問わずにひたすら酒と音楽に浸って過ごす……そんなチョッパーのある日常をイメージしてカスタマイズ。
70’sチョッパー、ヒッピー&サイケデリック文化をルーツに、“ゆるさ”をテーマに融合。何を創れば最高? ではなく、オーナーとの即興セッションを繰り返し、すべきことを実践。他のチョッパーとは異なる、“唯一無二の一台”に仕上げている。
ベース車両:ヤマハTX650 出展:HAVE to MONGOOSE Blacters
1973年(昭和48年)に登場したビッグスポーツのヤマハTX650は、先行発売のTX750やTX500とともに、「TXシリーズ」の充実を担ったモデル。「XS-1」や「XS650」から継承のバーチカル・ツインスタイルを基調に、フレームを一新。直進安定性の向上を目指し、ロングホイールベース化し、トレールを延長。
エンジンは空冷4ストローク並列2気筒SOHC 2バルブ653cc。エンジンをわずかに前傾させるとともに、ピストンやコンロッドを軽量化。H型アルミリム、シールドビームヘッドライトも新たに装備。トランジスタ点火となった最終型の1980年型まで、ロングセラーモデルとして人気を博した。
写真はヤマハTX650をベースに、ダートトラックスタイルにカスタマイズ。ガソリンタンクとトラッカーシートカウルは、XS-1の人気純正カラーであるグリーン×ホワイトのツートンにアレンジ。エンジンはブラックアウト化して精悍さを向上。腰下のYAMAHAロゴは、プラグコードとガソリンタンクロゴと同色のレッドにアレンジ。
レトロなテーパー形状のエンド部を採用したマフラーは、左右2本出しではなく右側2本出しにレイアウト。メッシュ加工を施したオリジナルのサイドカバーには、“XR650 FLAT TRACK”のロゴを配置。
フロントホイールはスポーク型だが、リアはキャスト型を採用。前後タイヤは肉厚でワイドなダートラ用タイヤを選択。前後ブレーキはディスク式を導入。ヘッドライトやテールランプ、ウインカー、バックミラーなどの保安部品を装備するなど、ストリートも走行できる仕様に仕上げている。
ベース車両:ヤマハSR400 出展:LAMPCYCLE
SR400は1978年の登場以来、エンジン形式やフレーム形状を変更することなく生産され続けてきた超ロングセラーモデル。カスタムベースとしても根強い人気を誇るSR400は、シングルクレードルフレームにシンプルな空冷4ストローク単気筒SOHC 2バルブ399ccエンジンを搭載。2021年3月15日に発売された1000台限定の特別仕様車「SR400 Final Edition Limited」をもって、惜しまれつつ生産終了となった。
写真は1998年式のSR400をベースに、大胆なカスタムを施したトラッカー風の一台。一体型のガソリンタンク・サイド&リアカウル・カスタムシートを組み合わせ、流れるようなフォルムにアレンジ。フレームは外装類と同色にペイントし、一体感のある外観に仕上げている。
エンジンは腰上から腰下まですべてブラックアウト化。マフラーはアップ型左出しに変更。フットブレーキペダルはブラック、キックペダルはシルバーとするなど、黒系パーツと銀系パーツのカラーコーディネイト術もお見事。
ブラックアウト化されたレトロなイメージのフロント周りは、スプリンガー式フロントフォーク、ドラムブレーキ、オフロード用タイヤを組み合わせ。リアはワイド&ロングスイングアーム、ホイールキャップ付きのワイドホイール、ワイドタイヤをコーディネイトして重量感溢れるヘビー級フォルムを演出。