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内房にある観光地のひとつとして古くから知られている「鋸山」(のこぎりやま)。最初のタイトル写真が「地獄のぞき」と呼ばれる鋸山山頂のポイントです。
東京や神奈川からもアクセス性が良く親しみやすい。例えばアクアラインを通ると木更津金田インターチェンジからは、東関東自動車道館山線で約43km。通常の流れなら40分足らずの距離。内房なぎさライン(国道127号線)を使っても1時間と数分で到着できる距離です。横須賀市の久里浜から東京湾フェリーを使うと、千葉県側の金谷港からは5km弱、10分もあれば到着できるでしょう。
今回、下に示した座標点や住所データは「鋸山日本寺」の東側に位置する「町営日本寺東口駐車場」です。バイクはここに駐輪して徒歩で眺望を楽しむのがおすすめ。なぜなら4輪は通行できる有料道路(鋸山登山自動車道)は、2輪車の通行ができないからです。
鋸山山頂(標高329m)へはロープウェイ(片道650円)で行くのが最も楽ですが、冬季(2月15日まで)は運休中。バイクの防寒ウエアを脱ぎ、自身の健脚頼りでハイキング登山を楽しむのがお勧め。日本100低山に選ばれているとはいえ、情報サイトによると徒歩コースにある階段総数は2639段になるそう。季節的には気温が高くなる前に行くのが良いでしょう。
下の“ちば観光ナビ”や“鋸山日本寺ホームページ”で下調べしておきましょう。御本尊の大仏・薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)を始め山頂エリアの百尺観音まで多くの石像を拝むことができます。石切り場跡のダイナミックな岩盤と四季の草花、そして頂上展望台からの眺めは圧巻。(※展望登山には700円の拝観料が必要)
このほか下山すれば、鋸南保田インターチェンジを出て左折すると直ぐ右手にある「道の駅保田小学校」が近いので、休憩スポットにも困らない。同所は宿泊や温泉入浴施設も利用可能。夏は海水浴場として賑わう保田海岸も波打ち際すぐ近くに駐輪できます。ツーリングで目的地のひとつに設定するのもお勧め。時間に余裕があるならどこかに一泊を挟んで春の訪れが早い南房の館山周辺コースを回るとさらに爽快な旅が楽しめるでしょう。
階段多しの健脚向き
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千葉県安房郡南町元名181-1(JR内房線「保田」駅から車で約7分/約3km)
東京湾を望む景色は雄大。
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鋸山 日本寺ホームページ
URL:nihonji.jp
ちば観光ナビ(千葉県観光物産協会)
URL:maruchiba.jp/feature/detail_108.html