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墨田区は、iU情報経営イノベーション専門職大学と連携し、区職員の公務におけるパーソナルモビリティの活用可能性を検証する実証実験を実施する。
ホンダ出身の「ストリーモ」とタッグ

この取り組みは、墨田区が新たに策定する「(仮称)墨田区地域公共交通計画」において、新しい交通サービスの導入やパーソナルモビリティの活用を検討する一環として行われる。
実験は、区と包括協定を締結するiUと、モビリティ・トランスフォーメーション(MX)の知見を有する阿部川ラボと共同で進められる。また、区内かつホンダのスタートアップ企業であるストリーモの協力により、立ち乗り三輪モビリティ「ストリーモ」を活用する。
同社はこれまでにも区内で普及啓発イベントや安全講習会を実施しており、今回の実証実験を通じて、公民学連携による次世代モビリティの利用促進に向けた機運醸成を図る。


安定性の良い三輪は安全性も高い

公務での立ち乗り三輪モビリティの利用は、都内初の試みとなる。実施期間は2025年2月3日から2月28日までで、職員向けの講習会も予定されている。
実験では、職員の公務出張におけるストリーモの活用を検証し、パーソナルモビリティの公務での活用可能性や課題を明らかにすることを目指す。ストリーモは、独自の「バランスアシストシステム」により、停止時も自立し、低速から快適な速度まで安定した走行が可能である。
また、石畳や傾斜でも進路や姿勢が乱れにくく、歩行者や他の交通手段とも安心して共存できる。今回の実証実験を通じて、パーソナルモビリティの公務での活用可能性や課題を洗い出し、今後の導入に向けた知見を得ることが期待される。







