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目指す「冨咲の石段」は、“遠見岬神社”(とみさきじんじゃ)の中にあります。参道入口と階上にある鳥居の間、その石段がぎっしりと沢山のお雛様で埋めつくされる光景は圧巻。雛壇となる60段の石段に飾られる雛人形はなんと約1,800体。そんなビッグなひな祭りを目の前にすれば、その迫力に圧倒されることは間違いありません。展示時間は9時〜19時まで、しかも17時からはライトアップも実施されるから夕暮れ前から暗くなるまで、ゆっくりと見学するのがお勧めです。
今回の下記住所と座標点は祭壇となる「冨咲(とみさき)の石段」です。ここ以外でも「ビッグなひな祭り」は、勝浦市芸術文化交流センターKuste(キュステ)、墨名交差点、覚翁時山門前他の各展示会場でも開催されます。勝浦市の見どころは沢山あるので、バイクや車の駐車場情報に関しても、下記公式ホームページで、事前調査しておきましょう。交通規制も実施されるので要注意です。期間中の土日休日ならキュステの屋外スペースにキッチンカーが出店、飲食スペースも利用できるそうです。ちなみに座標点で示す冨咲の石段にトイレはありませんが、市内には公衆トイレが多く点在しているので安心です。
また勝浦市と言えば、天正時代から400年以上続いている「朝市」が良く知られています。輪島、高山と並ぶ日本三大朝市として有名。毎月の前半は下本町朝市通り、後半は仲本町通りで朝6時30分〜11時頃まで開催(水曜定休)。一泊して早朝散歩を楽しむのも良いでしょう。
外房に位置する勝浦はやや遠く感じられますが、東京からのアクセスならアクアライン経由で105km程度、車で2時間足らずの距離です。北側はいすみ市や九十九里海岸、南西方向へトコトコと国道128号線を行けば、鴨川市、館山市へと移動でき、内陸も含め温泉地もいくつか見つけることができます。
また海沿いをキープして国道410号線を行くと、温暖な気候ゆえ、沿道に咲く花を見ながら春の訪れを早く体感することもできるのです。いずれのスポットも高速道路を出てからそこそこ距離が離れているのでアクセス性は★三つと評価しましたが、潮の空気や魚介グルメを堪能するツーリングには、なかなか楽しめるコースなのです。
“ひな祭り”は市内のあちこちで開催される。

千葉県勝浦市浜勝浦1番地(JR外房線「勝浦」駅から徒歩で約12分/約800m)
八幡岬公園からの海景も素敵。

千葉県勝浦市公式ホームページ
URL:https://www.city.katsuura.lg.jp/site/hinamatsuri/