特許取得済みの2輪ステア機構、カワサキの電動時アシスト自転車「ノスリス」|3月15日に発売

カワサキモータースジャパンは、2025年3月15日(土)に新型電動3輪アシスト自転車「noslisu(ノスリス)」を発売する。

カワサキモータースジャパンは、2025年3月15日(土)に新型電動3輪アシスト自転車「noslisu(ノスリス)」を発売する。

前二輪の電動アシスト自転車

「ノスリス」は「快適で気軽な移動体験を全ての人へ」をコンセプトに開発され、川崎重工業社内のベンチャープロジェクトから誕生した。カワサキが長年培ってきたモーターサイクル設計技術を活かしたトラスフレームと3輪構造により、毎日の移動が楽しくなる爽快な走行感と、2輪車にはない安定感を実現している。

新たに設計されたフレームとセミアップハンドルは、自然な乗車姿勢と操作のしやすさに貢献している。小柄な体格の方でもまたぎやすく、より幅広いユーザーが楽しめる設計となっている。

ノスリスの主な特長として、特許取得済みの2輪ステア機構を前2輪に搭載している。これにより、前2輪それぞれが独立して路面に追従し、安定感のある走行が可能である。また、前2輪が車体の傾きに同調して傾く構造により、2輪自転車のような爽快な走り心地を実現している。

荷台はフレームに直結し、ハンドルと荷台を完全に分離することで、重量物を積載してもハンドルがふらつきにくく、安定した走行を可能にしている。また、軽快で機能美あふれる細身のトラスフレームを採用し、高剛性としなやかさを両立している。3輪構造と相まって、積載状態でも安定した走行性能を発揮する20インチタイヤを3輪すべてに装備している。

パワーユニットはパナソニック製

電動アシストユニットには、パナソニック サイクルテック社製のセンターモーターを採用し、パワフルな加速ときめ細かな制御による乗りやすさを実現している。充電当たりの走行距離は、ロングモードで103.1km、オートモードで58.3km、パワーモードで54.6kmとなっている(JIS D9115 標準走行パターン)。

走行モードは、左ハンドル側の液晶パネルインジケータ付きスイッチボックスで手元から簡単に切り替えが可能である。バッテリーは25.2V-16Ahのリチウムイオンバッテリーを1個搭載し、0%から100%までのフル充電に要する時間は4.5時間となっている。長時間操作が行われない場合、自動的に電源を切るオートスリープ機能も備えている。

シート高は745mmから905mmの間で調整可能で、身長の低い方や足つき性を重視する方にも配慮した設計である。また、オートライト機能付きの一体型LEDヘッドライトをバスケット下に装備し、周囲の明るさを感知して自動で点灯するため、利便性が向上している。後輪にはサークル錠を標準装備し、盗難抑止効果を高めている。

キーはバッテリー取り外しキーと共用で、利便性を追求している。

上体が起きた自然な乗車姿勢を実現するセミアップハンドルを採用し、日常での取り回しのしやすさを向上させながら、爽快な乗り心地をより楽しめる。

さらに、様々な純正アクセサリーも用意されている。ペットを前かごに同伴して移動が可能なペットキャリーバッグや、フロントバスケットの大きさに合わせた保冷機能付きのバスケットカバーなど、ユーザーの多様なニーズに応えるアイテムが揃っている。

カラーはグリーニッシュカーキ、ウララブルー、パールブライトイエロー、ソリッドペイルアイボリーの4色展開となる。

ノスリスは、自由なライフスタイルをサポートし、移動に楽しさをもたらす新時代のモビリティとして、多くの方々の注目を集めることだろう。

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