
「スーパーカブでホンダの2輪文化を語り合おう」というテーマのもと、1997年に初開催された「カフェカブパーティ」。東京都港区青山にあるホンダ・ウエルカムプラザを舞台に、カスタムされたオーナー自慢のスーパーカブが集まるイベントだ。当時はまだ改造=悪という見方が強かったため、当初から「おしゃれで可愛い」と感じられるカスタマイズを主催者自ら提唱。イベントでは一般来場者を含めて人気投票コンテストが行われ、カブの魅力を大いに発信してきた。

カフェカブパーティはその後、ホンダが主催となったことで名称を「カフェカブミーティング」に変更。その後、2024年まで毎年開催され、その度に数多くのカスタムカブが参加したものだ。現在のスーパーカブ系マシンの人気ぶりは、このイベントなくして語れないというほどに成長。年々開催地もウエルカムプラザだけでなく関西、熊本、そして北海道と全国に広がる。というのも、カフェカブは自走して参加することが大前提であるため、高速道路を走れない原付では開催地により集まるカブヌシが限られてしまうからだ。

2025年こそカフェカブに参加してみたいと考えているカブヌシに朗報だ。今年のイベントスケジュールは主催者から発表されたからだ。例年だと6月に関西、7月に北海道、9月に青山、10月に九州という流れだったが、2025年は大きく変わった。というのも九州での舞台になるHSR九州の都合により、カフェカブパーティin九州が6月になったのだ。そのため関西での開催が秋口へ入れ替わる。しかも関西では長く続いた滋賀県・琵琶湖畔ではなく兵庫県の六甲アイランドになる予定。詳しくは上の表をご覧いただきたい。

6月29日に開催予定となる「第16回カフェカブパーティin九州」(雨天決行)だが、まだ開催期日が決まっただけで参加申し込みは始まっていない。基本的には事前申し込みとなっていて16歳以上が1名3,000円、15歳以下が1名2,000円、4歳以下は無料。参加特典としてフリードリンク、記念Tシャツがもらえる(4歳以下は特典なし)。前述したようにカブユーザーの自走参加を原則としていて違法改造車や赤い郵政カブは参加できない。

参加申し込みはカフェカブ運営事務局の公式WEBサイトで可能になるはずなので、ぜひともチェックしていただきたい。またカフェカブ青山が2024年で最後になったことを受け、事務局では新たな開催地を模索中とのこと。決定された場合も公式ホームページで発表されることになるので、こちらも併せて楽しみにしたい。