待望の新型! 48万円から買えるROYAL ALLOYの「GTシリーズ」で気軽にレトロスクーターライフを

イギリスのロイヤル・アロイ社(RA Engineering Ltd.)の日本における独占輸入代理店であるロイヤルアロイ・ジャパンは、2024年11EICMA(ミラノ国際モーターサイクルショー)でデビューした新シリーズ『GT(Gran Tourismo)』の販売を開始する。
ROYAL ALLOY GT125/Modern Orange(モダンオレンジ)

ロイヤル・アロイ GT125S SPORT EDITION160……520,000円(消費税10%を含む)
ロイヤル・アロイ GT125S SPORT EDITION125……480,000円(消費税10%を含む)

ノスタルジックなデザインと現代の技術を融合させたリアル・クラシック・スクーター「ROYAL ALLOY(ロイヤル・アロイ)」に、ついに新型GTシリーズが登場した。125ccと160ccの2排気量をラインアップし、クラシックな魅力はそのままに、これまでより低価格で購入できるエントリーモデルとなる。すでに全国のROYAL ALLOY販売店で予約受付中で、いよいよ実車の入荷も始まっている。

魅力的な9種類のカラーバリエーション

GTシリーズは豊富なカラーバリエーションが最大の魅力の一つである。GT125は「Modern Orange(モダンオレンジ)」「Mat Silver(マットシルバー)」「Meteorite Grey(ミーティアライトグレー)」「Ivory(アイボリー)」の4色展開。GT160は「Lemon Yellow(レモンイエロー)」「Flame Red(フレイムレッド)」「Dark Jade(ダークジェイド)」「Ivory(アイボリー)」「Mint Green(ミントグリーン)」の5色が用意され、好みに合わせて選べる。

ROYAL ALLOY GT125/ボディカラー

ROYAL ALLOY GT125/Modern Orange(モダンオレンジ)
ROYAL ALLOY GT125/Mat Silver(マットシルバー)
ROYAL ALLOY GT125/Meteorite Grey(ミーティアライトグレー)
ROYAL ALLOY GT125/ROYAL ALLOY GT125/Ivory(アイボリー)

ROYAL ALLOY GT160/ボディカラー

ROYAL ALLOY GT160/Lemon Yellow(レモンエロー)
 ROYAL ALLOY GT160/Flame Red(フレイムレッド) 
 ROYAL ALLOY GT160/Dark Jade(ダークジェイド)
ROYAL ALLOY GT160/Ivory(アイボリー)
ROYAL ALLOY GT160/Mint Green(ミントグリーン)

現代の技術とクラシックデザインの融合

GTシリーズは全車種に新型水冷エンジンを採用。125ccと160ccの2つの排気量から選択できる。これまでのGPやTGシリーズとは異なり、現代の設計から作り上げることで大幅なコストダウンを実現。それでいて利便性の高い装備を多数搭載し、日常のタウンユースにも最適な一台に仕上げられている。

ボディはスチール鋼管製スペースフレームをベースに、ABS樹脂の外装を採用。現代的なフレーム構造でありながら、かつての鉄スクーターが進化したかのようなモダン・クラシックなスタイルを実現している。この個性的なデザインは、ファッション性と日常の使い勝手の両立を求めるライダーにとって魅力的な選択肢となるだろう。

4種類のスタイリングバリエーション

GTシリーズには「ファン」「スポーツ」「エレガンス」「R」の4種類のスタイリングバリエーションが用意されている。「ファン」と「R」モデルは、1960年代を彷彿とさせる丸型ヘッドライトと専用ミニスクリーン、丸型のスピードメーターを特徴とする。一方、「スポーツ」と「エレガンス」は70年代から続く伝統的な6角形ヘッドライトと角型のダッシュボードを採用。いずれも液晶ディスプレイには視認性と情報量にこだわり、日々のスクーターライフをサポートする。

充実の装備と実用性

シート高は750mmとクラス最低レベルに抑えられ、低重心設計により単なるお洒落スクーターではなく、走る楽しさも満喫できる一台に仕上げられている。安全面ではBOSCH製ABSシステムを標準装備。さらにトラクションコントロールシステムも全車に搭載し、安全性にも配慮している。

実用面では、ROYAL ALLOYとして初めてシート下にラゲージスペースを確保。ジェット型ヘルメットがすっぽり収まるほどの収納力を備え、日常使いの利便性を大幅に向上させた。さらに全車にヒーテッドシートを標準装備し、冬場のライディングも快適に楽しめる。

セキュリティ面では、キーレスエントリーシステムを全車に標準装備。バッテリー消耗を抑えるため近接センサー方式を採用しているのも特徴だ。さらにモーションセンサー・アラームも装備され、盗難防止も万全。USBチャージャーも標準で取り付けられている。

魅力的な価格設定と納期

GTシリーズは充実の装備と魅力的なデザインながら、価格は48万円からというリーズナブルな設定。販売はロイヤル・アロイ・ジャパンを通じて行われ、一部は店頭在庫もあるものの、多くは顧客からの受注に応じて生産オーダーを行う形となる。その場合、納期は最短で3ヵ月、場合によっては6ヵ月程度を見込む必要がある。しかし、自分だけのマシンを手に入れるための待ち時間であれば、それもまた楽しみの一つとなるだろう。

GTシリーズの登場により、ROYAL ALLOYのラインアップはボディタイプ3機種、エンジンタイプ7機種と大幅に拡充。一部の空冷エンジンモデルはすでに水冷エンジンへと代替されているが、今後も特別仕様の限定カラーなども展開予定とのこと。クラシックなデザインと現代の実用性を兼ね備えたROYAL ALLOYの新たな展開に注目したい。

装備

様々な操作が効率よく手元で行える左右のスイッチパネル。キーレスエントリーやUSB電源ソケットも装備。
リアルクラシックスクーターのデザインを踏襲しながらも、現代のデザインが取り込まれたLEDヘッドライト。
美しいボディ曲線のラインに馴染んだデザインのLEDテールランプ&ウインカー。
シート高は750mmと低く足つき性がさらに向上、足元の自由度が確保されたフラットフロア。
車体の軽量化と高剛性を両立させて、安定した走行性能を実現したフレーム構造。
高級な質感と座り心地を実現したシートには、イタリア製の合成皮革を採用。

ROYAL ALLOY GT125/Body color

ROYAL ALLOY GT125 主要諸元

冷却方式水冷
エンジンタイプ4サイクル単気筒 SOHC4バルブ
排気量124cc
最大出力10kW/8500rpm
最大トルク12Nm/6500rpm
フロントサスペンションダブルショックアブソーバー、プリロードアジャスタブル、アンチダイブ機能付き
リアサスペンションツインショックアブソーバー
ブレーキシステムABS
フロント | リアブレーキ220mmディスク
フロント | リアタイヤチューブレス 120/70-12 | チューブレス 120/70-12
ヘッド | リアランプLED
全長×全幅×全高1920×695×1110(mm)
ホイールベース1380mm
最低地上高120mm
シート高750mm
車両重量145kg
許容総重量295kg
燃料タンク容量9L
排ガス規制Euro5+適合

ROYAL ALLOY GT160 主要諸元

冷却方式水冷
エンジンタイプ4サイクル単気筒 SOHC4バルブ
排気量158cc
最大出力12kW/8500rpm
最大トルク13.5Nm/5500rpm
フロントサスペンションダブルショックアブソーバー、プリロードアジャスタブル、アンチダイブ機能付き
リアサスペンションツインショックアブソーバー
ブレーキシステムABS
フロント | リアブレーキ220mmディスク
フロント | リアタイヤチューブレス 120/70-12 | チューブレス 120/70-12
ヘッド | リアランプLED
全長×全幅×全高1920×695×1110(mm)
ホイールベース1380mm
最低地上高120mm
シート高750mm
車両重量145kg
許容総重量295kg
燃料タンク容量9L
排ガス規制Euro5+適合

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