【動画・モトチャンプTV】現役最強125ccピュアスポーツGSX-R125、その実力を再確認!

原付2種のスポーツモデルは現在、12インチタイヤによるミニサイズが主流。そんななかスズキは17インチタイヤを採用するフルサイズスポーツといえるGSX-R125で孤軍奮闘している。いわば最強のミニバイクといえるだけにサーキットでも人気のモデルだから、その実力は興味津々。そこでモトチャンプTVが気になる性能や特性を紹介している動画に注目したい。

スーパースポーツ最小排気量モデルといっていい存在がスズキGSX-R125。現在新車で買えるラインナップの中でも125ccクラスのフルサイズモデルはGSX-R125だけといっていい。それだけに気になっている人が多いのではないだろうか。ユーチューブで各種動画を無料配信しているモトチャンプTVはミニバイクやスクーター、スーパーカブ関連の動画を数多くラインナップしている。その中にしっかりGSX-R125の試乗インプレッションを含めた紹介動画が存在する。「現役最強125ccピュアスポーツ【GSX-R125】の実力再確認!」がそれだ。動画をダイジェストで紹介するので気になる性能や特徴などを参考にしてほしい。

まずはスペックをおさらい。
お伝えするのはお馴染みの三人。

スズキGSX-R125はヨーロッパで根強い人気のある125cc以下の入門向けスポーツモデルとして2017年に発売。日本国内へはネイキッドのGSX-S125が先行発売され、GSX-R125は2018年になってから導入された。2022年には国内排出ガス規制に適合するとともにアンダーカウル形状が変更され、スポーティかつ環境性能にも優れるモデルへ進化している。すでに発売から4年が経ち一部ライダーに支持されつつ、近年ではワンメイクレースもあるためサーキット志向のユーザーにも好評。そこで排ガス規制に適合したタイミングでモトチャンプでも魅力を再確認すべく試乗している。今回の動画では写真右から編集長のチャボ、ジャーナリストのケニー佐川、編集部のサンタサンの三人が、改めてGSX-R125に触れた感想を述べている。

ケニー佐川がライポジを確認。
スリムさが魅力的だと語っている。
カウル内に伏せることもできるポジション。

今となっては唯一の存在になってしまった125ccクラスのフルサイズスポーツモデル。それだけにボディのサイズ感やライディングポジションなども独特のもので、同クラスに比較すべき存在がない。今回は大柄なケニー佐川が乗車してライポジを確認しているが、魅力的なのはスリムさと軽量さ。やはり軽さは絶大な安心感になるものだし、スリムな車体はコントロール性に優れる。それなのにさすが前後17インチタイヤを備えるフルサイズだけあって、またがった時の印象は原付に見えないほど存在感があり、余裕あるライディングポジションを得られる。写真のように大柄なケニー佐川がカウル内で伏せることができることからも、どれだけポジションの自由度が高いかお分かりいただけよう。

ケニー佐川はどのように感じたのだろう。
大柄なケニー佐川も納得のディメンション。

では実際に乗ってみた感想はどうなのだろう。止まった状態で確認したライポジに高い自由度が与えられていることが好印象につながったようで、低く見えるハンドルは意外にも高さがあって絞り角も少なめなのでスーパースポーツにありがちな窮屈さは感じられない。また前後17インチタイヤによる直進安定性やコーナリング性能はクラスを超えたもので、ツーリングにも使えるだけの車体になっている。走りを支えるエンジンは比較的低速からトルクを発生して乗りやすいのだが、その最高出力は1万回転時に15psを発生する。つまり高回転まで回すことで得られる喜びが大きく、まさにスーパースポーツらしさに溢れている。

揃えて絶賛していたエンジン音を確認。
正立フォークの良さにも注目。

走りの魅力はエンジン音の良さも一役買っている。サンタサンが「1速余計にシフトダウンしたくなる」と語るほどエンジン音も魅力的で、サウンドをチェックするとついレブリミットまで回してしまうケニー佐川なのだ。サスペンションやブレーキに不満があるはずもなく、一見チープに感じる正立フォークもハンドルの切角が大きく倒立にはない街乗りでの取り回しに貢献している。ブレーキは特にフロントキャリパーだけ見るとガツンと効きそうなイメージを受けるが、意外と扱いやすい特性になっている。太めのタイヤサイズなどと合わせて、吊るしの状態でオールマイティに使えそうな印象を受けているが、パッドやタイヤを変えることでサーキットが楽しくなる仕様でもあると語られている。

6速ミッションなのにこの価格!

最後に注目の新車価格が41万5800円(税込)と紹介されている。例えばCT125・ハンターカブや先日紹介したモンキー125などより安いことが驚きで、この価格なのに6速ミッションであることも強調している。スポーツライドをアシストする6速ミッションは峠を走る時の楽しみにつながるものだし、もちろんサーキットでも大活躍してくれる。それなのにこの価格なのは正直驚きだろう。全員が思わず安いと言ってしまうことにも無理はない。いわば安い・速い・うまいと三拍子揃ったモデルなのだといえる。

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著者プロフィール

増田満 近影

増田満

小学生時代にスーパーカーブームが巻き起こり後楽園球場へ足を運んだ世代。大学卒業後は自動車雑誌編集部…