【動画・モトチャンプTV】台湾SYMが作り上げた、PCX・NMAXのライバル125ccスクーター、JET Xに試乗!

センタートンネルデザイン、前後14インチの大径ホイール、水冷エンジンを採用する最新2種スクーターが台湾の老舗メーカーSYMからリリースされた。その名もJET XでホンダPCXやヤマハNMAXとガチで勝負してきた注目モデル。一体どんなモデルなのか、モトチャンプTVが配信している無料動画でチェックしてみよう。
SYMに馴染みがない人に向けて簡単な歴史を紹介している。

台湾といえばスクーター、というくらい路上を数多くのスクーターが走り回っているお国柄。ヤマハ・シグナスXなどのチューニングパーツメーカーも数多く存在する、まさにスクーター大国なのだ。そんな台湾のメーカーSYMが発売したニューモデルがJET X。以前にもJET14 125iというモデルが存在したが、こちらはステップスルーを採用していた。ところが後継モデルであるJET Xはセンタートンネルデザインを採用して最新モデルらしいスタイルに生まれ変わった。詳しくはこちらの記事でも紹介しているが、今回はモトチャンプ編集部がユーチューブで無料配信しているモトチャンプTVでJET Xを紹介している回があるので、より理解を深めてもらうためにも紹介したい。それが「台湾の人気メーカーSYMの最新2種スクJET Xに試乗!」だ。

SYM最新モデルが原付2種のJET Xで価格は36万3000円(税込)。

モトチャンプTVでは「カブ」や「新型車研究所」、「パーツ紹介」「スクーター」などのジャンルごとにさまざまな動画を公開している。今回紹介する動画は「スクーター」ではなく「海外モデル」というジャンルに分類されているので、検索する時の目安にしてほしい。

モトチャンプTVお馴染みの三人がリポート。

SYM JET Xの特徴

最新2種スクーターであるJET Xを紹介するのは写真右からモトチャンプ編集長のチャボ、ジャーナリストのケニー佐川、編集部のサンタサンのひょうきんもの3人衆。モトチャンプTVではすっかりお馴染みのメンバーだ。動画ではSYMがどのようなメーカーであるのか知らない人のために簡単な歴史紹介から始まり、先代モデルであるJET14 125iのことにも触れている。動画を見ればJET Xが生まれた背景にも迫ることができるのだ。

センタートンネルデザインと前後14インチホイールが特徴。
最新モデルらしくスマートキー仕様。

JET Xの特徴はなんと言っても最新スタイルを纏ったこと。センタートンネルだけでなく攻撃的な前後デザインは魅力溢れるもので、前後14インチの大径ホイールを採用したこともニュース。注目のエンジンは水冷単気筒124.6ccで最高出力は12.6psを発生する。またデジタルメーターやスマートキーを採用して台湾のみならずヨーロッパ市場でも大いに支持されているとのこと。これはまさにホンダPCXやヤマハNMAXとガチのライバルといえそうだ。

大柄なライダーでも窮屈さを感じないサイズ感。
タンデムシートのサイズも十分確保されている。

JET Xのボディサイズは全長2000mm・全幅760mm・全高1115mmでホイールベースは1350mm。比較的ゆとりあるサイズなので大柄なケニー佐川が乗車しても余裕のあるポジションが取れる。かといって足付き性が悪いわけではなくシート高は770mmだから、体格を問わないディメンションといえるだろう。またタンデムシートのサイズが大きめでサンタサンとのタンデム状態でも窮屈さは感じない。さらにタンデム側のシート形状がよくフィッティングも良好とのリポート。どのような形状なのかは動画で確認できる。

ケニー佐川のサーキット・インプレッション

ケニー佐川による試乗インプレッションはいかに?

動画が後半に差し掛かると、ケニー佐川によるサーキット・インプレッションが始まる。2種スクーターながら余裕あるライポジがとれるため、サーキットでも自由自在に振り回せることが見ていても伝わってくる。なおかつ直進安定性やコーナリング時の挙動も落ち着いているため安心して走行させることができている。加速性能も過不足ないだけの実力を備えているとのことだ。

体格を問わず好みのポジションが得られるため快適なライディングが可能。

足回りに不安感もなく高速コーナーが得意との印象で、思わずケニー佐川も「気持ちいい」とライディング中に発言するほどまとまりのある車体になっている。また前後14インチのタイヤ&ホイールを採用するため安定感は抜群で、スポーティに走っても十分に楽しめる。「調子に乗って」などと発言しているあたり、相当に攻められる足回りだといえそうだ。

リヤブレーキを意識して使うとサーキットでも安心できる。

ケニー佐川が唯一不満に感じたのがブレーキングで、前後連動ブレーキを採用しているがフロントだけではサーキットということもあって物足りないようだ。だが、リヤブレーキを積極的に使うことでこれは解消されたようだ。やはりサーキットで周回を重ねることで走り方をマスターしたのだろう。事実、走り込むほどケニー佐川のライディングフォームに変化が見られるので、ぜひ動画でチェックしていただきいた。

500rpm刻みのタコメーターにケニー佐川から注文が。

試乗後の結論

サーキット試乗を終えたケニー佐川は「非常に良い。乗りやすいしスポーティで安定している」と高評価。エンジンパワーやフィーリングも国産スクーターと遜色ないレベルにあり、14インチタイヤのハンドリングもナチュラル。ただ全体的な作りやタコメーターが500rpm刻みのデジタルメーターなど、若干の注文がついた。

チャボからはシート下スペースについて苦言が。

最後に編集長のチャボからシート下スペースが不足していることが指摘されたが、これは燃料タンクが隣接しているため。また変わったデザインを採用している給油口にも触れているので、最後まで動画を見てもらいたい。他では見られない開閉機構を採用しているのだ。注目のSYM JET Xは国産スクーターにはない魅力があると、動画から伝わってくるだろう。

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著者プロフィール

増田満 近影

増田満

小学生時代にスーパーカーブームが巻き起こり後楽園球場へ足を運んだ世代。大学卒業後は自動車雑誌編集部…