【ホンダゴリラ125】こういうのが欲しかった! モンキー125ベースのゴリラ風カスタマイズです

東京サマーランドで開催されたモンキーミーティングで、気になるカスタムマシンをピックアップしてご紹介!! 今回はゴリラ125!? ……と思ったら、モンキーベースのカスタムマシンだった!

REPORT●佐賀山 敏行(SAGAYAMA Toshiyuki)
PHOTO●山田 俊輔(YAMADA Shunsuke)
タンクカバーを被せることで、モンキー125がゴリラ125に変身!

メッキパーツはすべてブラックメッキ!! 渋すぎる漆黒ゴリラ!

スクエア形状のフューエルタンクが、いかにもゴリラ!! なこの1台。オーナーはカスタムペインターのMy Styleさんで、約2年前にショップのデモマシンとして購入したとのこと。

カスタムのコンセプトは、ズバリ「ゴリラ125」で、「もしホンダからゴリラ125が出たら、こういうスタイルになるだろう」と、やりすぎないように気をつけて製作した。

ブラックを基調とした車体が迫力を醸し出す

ゴリラらしさの要となるフューエルタンクはカバーとのことで、純正タイプに被せるタイプ。海外製品を輸入したそうだが「そのままだと全然サイズが合わない。下の方が2~3cmもはみ出てしまって、加工してつけました」と苦笑する。

しかし、苦労した甲斐があって、装着したモンキーは違和感なし。本業であるペイントの業も相まって、まさに純正かのような仕上がりだ。

ちなみにメインカラーのブラックはモンキー125にも採用されている「パールシャイニングブラック」。ガンメタやウイングマークも相まって、高級感を高めている。

タンクだけでなく、アップマフラーやブロックタイヤなど、車体のあらゆる箇所に手が入っている

このマシンでは、フューエルタンクにも採用されている「ブラック」が、もうひとつのコンセプトとなっている。外装は言うに及ばず、車体の全てのメッキパーツにブラックメッキが施されているのだ。

フロントフォークにマフラーガード、クランクケースなど、このマシンにはシルバーに輝くパーツが一切見られない。渋く落ち着いた……というよりは、えも言われぬ迫力を醸し出していると言った方が良いだろう。

フロントフォークやフェンダーなど、全てのメッキパーツにブラックメッキが掛けられている

この“ゴリラ125”は、My Styleさんがデモマシンとして購入したものだが、普段使いとして街乗りなどにも使っているという。乗っているうちにいろいろと追加のカスタムをしたくなってしまうようで……。

タンクカバーはボルトオンのはずが要加工……下2〜3cmをカットして装着したという

「はじめはゴリラを全面的に押してカスタムを進めていたのですが、最近はスクランブラーっぽくなってきちゃいましたね(笑)。なんだかイジっているうちに、スクランブラー路線の方がいいかなって。流行ってますし」

エンジンは純正のままでチューニングの予定はなし。ただし、黒くペイントしたいとのこと

とのことで、ZETA製アルミペグ、キタコ製アンダーガードやスクランブラーマフラーを装着している。スクランブラーとはちょっと違うが、ハリケーン製マッドガードで今時のリアビューを演出している点も見逃せない。

スクランブラーマフラーを装着。初期のコンセプト「ゴリラ125」から、最近は「スクランブラー」に変わってきているそうだ

ちなみに、これらカスタムの模様はMy StyleさんのYouTubeチャンネルで視聴可能。ダックス用シーソーペダルが装着可能かを検証するなど、モンキーオーナーであれば気になるであろう情報も満載だ。

追記しておくと、シーソーペダルは装着可能。地味だが、「靴が汚れなくて重宝している」とMy Styleさんのお気に入りのポイントとなっている。

タイのカスタムシートを装着。コンパクトなので、大きなタンクとのコントラストが印象的だ

スタイルはほぼ現状で完成だそうだが、今後はエンジンを黒く塗りたいとのこと。そう、ブラックゴリラはまだまだ黒くなる余地があるのだ。

ダックス純正シーソーペダルを装着

これからの進化の過程はYouTubeでも見られると思うので、気になる人はぜひチェックしておいてほしい。

それにしても改めて思うのは「本当にホンダからゴリラ125が出たら、こんなカタチになるんだろうなあ」……なんとも夢が膨らむ1台である!

ナンバーステーを兼ねるマッドガードはハリケーン製。インパクトのあるリアビューを作っている

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著者プロフィール

佐賀山敏行 近影

佐賀山敏行

学生時代からの乗り物好きが高じて、 雑誌『カスタムバーニング』やムック『ハーレー・バガースタイル』な…