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既刊4巻の『終末ツーリング』とは?
箱根、海ほたる、日光いろは坂など、ツーリングの名所を走る1台のオフロードバイク。ふたりの少女がタンデムでバイク旅を楽しんでいるように見えるが、周囲の景観はひどく荒れ果てていて……。誰もいない終末世界をふたりの少女がバイクでトコトコ駆け回る異色のツーリングコミック!
著者はさいとー栄(さいとー・さかえ)先生。高校卒業後、アシスタントを経て週刊少年ジャンプ増刊号にてデビュー。多方面にて執筆活動を行なう。代表作は『艦隊これくしょん ~艦これ~ いつか静かな海で』『刀使ノ巫女』など。実際にバイク乗りで、過去にはセロー225で各所をツーリングしたことも。現在、もうひとつのバイク漫画『スーパーカブ Rei』も連載中。
バイクは電動化セロー……しかし今回はクルマも登場
ふたりが乗るバイクはヤマハのセロー225。近未来的終末世界をのエネルギー事情を反映して電動仕様に改造されたものだ。第5巻では軽井沢から群馬方面へ向かう途中、浅間山の火山ガスを吸ってヨーコが倒れてしまった。そこに現れた謎の少年に助けられ、一行は草津の温泉街に向かうのだが……。
これまでも背景に色々なクルマが描かれており、クルマ好きにも次にどのようなクルマが描かれるのかは作品のちょっとした楽しみになっている。とはいえ、終末世界に放置された廃車ばかり。
しかし、第5巻ではついに動くクルマが登場した。それは……?
気になる5巻のあらすじは……?
主な舞台は草津温泉。
「エイト」と名乗る少年が管理するその温泉街では、湧き出る温泉を活用して水道や電気などのインフラが整備されていた。さらに、野菜の栽培、養鶏、養蜂を営んでおり、食料も豊富で、持続可能な環境が出来上がっていた。ふたりは、ヨーコの体調が戻るまで草津で湯治生活をさせてもらうことになり、次第にエイトとも仲良くなってすっかり草津に馴染んでいくが……。
新たな出会いはふたりの旅に何をもたらすのか? 終末ツーリングの全貌はコミックスをチェック!
長旅で疲れたセローを徹底的にオーバーホール
そして第5巻では、ここまで旅を続けてかなりガタがきてしまったセローのオーバーホール編が収録されている。廃墟となったバイクショップの設備と残されたガソリンエンジンのセローの部品を使って徹底的にメンテナンスしていく。
メカニズムはもちろん、塗装やステッカーを貼り替えて外装もリフレッシュ! 元気を取り戻したセローで、ふたりの旅はまだまだ続くようだ。
電撃コミックNEXT 『終末ツーリング』5巻 発売:10月26日(木) 作者:さいとー栄 定価:737円 発行:KADOKAWA
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