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クロスカブ編
鉄オタ(鉄道オタク)がオーナーのエントリーナンバー161番のクロスカブは、初期型をベースに荷物収納用バックスを装備するなど、一見するとツーリング仕様に仕立てただけのカスタムです。クロスカブカスタムとしてはスタンダードな手法といえます。しかし、他と一線を画しているのがカラーリングです。グリーンとアイボリーに塗り分けられたカラーは、JR東日本の非電化ローカル路線で使用されている気動車キハ110系車両のカラーをイメージしているのです。
エンジンや足回りなどには手は入れられておらず、あとはウインドスクリーンにハンドガード、フォグランプ、フロントバッグの装備程度です。ボックスに関しては、大型トップボックスの他にボディカラーと同色に塗装されたサイドボックスを装着しています。これだけでかなりの荷物が積載できます。
驚いたのは、カフェカブミーティングのためにオーナーがわざわざ、国鉄時代を彷彿させる切符(硬券)を製作し、日付を印字するダッチングマシンでほしい人に1枚ずつ印字してあげていたことです。そういう意味でも、好きなものすべてを詰め込んだクロスカブになっていました。
旧型ハンターカブ編
CT125の登場でハンターカブファンが増加中です。一方で、CT110をはじめ従来型のハンターカブを大切に維持しているオーナーも多く、カフェカブミーティングにも大勢のオーナーが参加していました。 従来型ハンターカブの特色として、多くのオーナーに共通していたのは、カスタムするというよりオリジナルの状態をいかにきれいに維持するかという点です。そのため外観の美しさやエンジンの調子を良好に保つことに尽力しています。数あるハンターカブの中からとてもきれいにしているなと思えたのが、エントリーナンバー10番の車両でした。サイドカバーにTRAIL90とあったのでCT90なのかと思いましたが、オーナーによればベースモデルは70年式のCT50だそうです。しかしエンジンは、CS90をはじめとして4つのエンジンからパーツを選択して組み上げています。排気量は90cc超となっているそうです。ボディに施された赤いカラーも非常にきれいに仕上げられていますし、エンジン周りをはじめ各部も入念に磨き込まれています。そのため50年以上前のバイクとは思えないほど輝いていたのが印象的でした。