ハンターカブも!|第26回カフェカブミーティングin青山に集まったユニークなカブを紹介してみよう!(3)

長年に渡って多くのファンに支持されていたCT110ハンターカブの生産終了後、2020年に新たに登場したCT125ハンターカブも発売と同時に人気モデルとなりました。そのため、カフェカブミーティングに参加するCT125も多くなり、中には大幅なカスタムを施している車両もあります。会場で目立っていた2台にスポットを当ててみました。
写真:徳永 茂

CT125ハンターカブ編

 ワールドウォークのウインドスクリーン、ハンドガード、シートにはポジドライブのDr.モペット、リアキャリアにはハードタイプの大型リアボックスなどが装備。ヘッドライト周りも頑丈なものに変更するとともにガードが装備してあります。
 エンジンガードに守られたエンジンには、キタコ製のハイカムを装備し、エアクリーナーを大型化。マフラーはノジマ製のアップタイプです。これらによって全域でのトルクアップが実現したほか、6000回転からの伸びが良くなったということでした。
 リアサスもYSS製に変更して強化。オンロードだけじゃなくオフロードでの走破性も高めています。
ノジマエンジニアリング製のアップマフラーでスポーティなイメージを強める
キタコ製のハイカムを組み込んでパワーアップさせたエンジン。6000rpmからの伸びがアップし、全体のトルクアップも実現
リアサスにはYSS製のツインショックを装着
アルミ製のフロントキャリア&ヘッドライトステーで、ヘビーデューティなオフロードイメージを強調
基本的にツーリング主体で乗ることから、ウインドスクリーン、ハンドガードはマストな装備。さらに冬場はハンドウォーマーも装着する
SP武川のアナログ式タコメーター装備でメーター周りを一新
シートにはポジドライブのクッションシートカバーDr.モペットを装着。ツーリングでの快適性を高めている

カバータンク装備でイメージ一新

 数あるCT125ハンターカブカスタムの中でも改造範囲が広く、会場でもっとも注目を集めていたのがエントリーナンバー79番の車両です。センターキャリアにカバータンクが装備してあるので、ちょっと見にはハンターカブとは思えないスタイリングを構築しています。Kスピード製のこのFRPカバータンクは、小物入れにもなっていてなおかつ、ニーグリップができることから安定した走行にも貢献しているようです。実際、ツーリングメインで使用しているというオーナーは、SSTRなどで1200㎞走行しても疲れないと言っていました。
 オーヴァーレーシングのアルミ製エンジンガードで剛性を高めたボディには、SP武川の油圧クラッチキットを組み込んだエンジンが搭載されています。マフラーはモリワキ製のアップタイプを装着。足回りもYSSリアサスにGクラフト製のアルミスイングアームを装備。ホイールはタイのYOKO製に変更しています。
 このように、外観も走りもパワーアップさせながら快適性も高めているのがこの車両最大の特徴です。
Kスピード製のセンターキャリア&カバータンクを装備し、外観イメージの変更とニーグリップ性を高めた
オーヴァーレーシング製のアルミエンジンガードがスポーティ。高剛性化も実現している
マフラーはモリワキ製のアップタイプに換装
LEDフォグランプをはじめウインドスクリーン、ハンドガードを装備したフロント周り
GIVIの堅牢なボックスには工具類が収納してある。ツーリング時でのトラブルにも対応可能だ
チューブレスタイヤ対応のワイヤースポークホイールは、タイのYOKO製
メーター周りはすべて変更。SP武川の油圧クラッチキットも組み込んでいる
Gクラフト製のアルミスイングアームにYSS製リアサスで足まわりを強化

キーワードで検索する

著者プロフィール

栗栖国安 近影

栗栖国安

TV局や新聞社のプレスライダー、メーカー広告のモデルライダー経験を持つバイクジャーナリスト。およそ40…