“究極の空力特性”を追求した電動スクーターはこんなカタチです。|Vmoto APDコンセプトスクーター【EICMA2023】

2023年11月7日から11月12日(プレスデー11月7~8日/一般公開11月9~12日)、イタリアで開催のモーターサイクルショー『ミラノショー(EICMA)』。写真はオーストラリアの電動バイクメーカー「Vmoto」と、フェラーリも手掛けるイタリアのデザイン会社「Pininfarina(ピニンファリーナ)」が共同開発したEVビッグスクーター『APDコンセプト』を発表。同車は美しさに加え、EVの航続距離を伸ばすためボディデザインが盛り込まれている。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)

Vmoto APDコンセプトスクーター……参考出品

EVの航続距離を極限まで伸ばすため、“究極の空力特性”を追求! このボディワークに注目

Vmoto(ブイモト)はオーストラリア発の電動バイクブランド。同ブランドは「スマートで環境に優しい電動バイク」をコンセプトに、様々な小型モデルをリリース。オーストラリアのほか、中国、ヨーロッパ、北米、日本にも進出している(2023年11月現在)。

電動型のビッグスクーター「APDコンセプト」は、この「Vmoto」と、フェラーリのデザインも手掛けるイタリアのデザイン会社「Pininfarina(ピニンファリーナ)」が共同開発したモデル。Vmotoは小型モデルをメインに展開中だが、写真のAPDコンセプトは、Vmoto初となるビッグEVスクーターとしてリリースが期待されている。

APDコンセプトは走行時の空気の流れ、また空気の力を最大限に駆使。美しく、しかも空力の重要性をトコトン強調したボディワークがポイントだ。

車体の優れた空力特性は、昔からバイクメーカーや自動車メーカーが追求してきたが、EVには航続距離を伸ばすための特に重要な事項。EVは風の抵抗が少なければ少ないほど、バッテリーを有効的に使い切ることができる。 

APDコンセプトは、昨年のEICMA2022に初出品。同車はピニンファリーナ独自のノウハウにより、妥協のない風洞実験や風流テストを遂行。カウル形状やダクトの大きさ・長さ・アール等々に工夫を凝らしたそのボディは、Vmotoが「ボディを流れるスモーク(空力実験時に使う白い煙)が彫刻を描く」と絶賛するほどのスムーズさとフリクション低減を獲得。2度目の登場となったEICMA2023は、美しいデザインと空力特性の向上に一層の磨きをかけた。

Vmotoの社長兼最高経営責任者のグラツィアーノ・ミローネ氏は、

「APDコンセプトは、Vmotoの技術力とピニンファリーナのデザイン力を結集させた、イタリアンスタイルのビッグEVスクーター。ピニンファリーナのような歴史ある企業とのパートナーシップは、Vmotoの誇り。外観の美しさだけでなく、動力性能も革新的で高性能な1台に仕上がっています」と語った。 

なお、APDコンセプトがどのような仕様で量産化されるか等は未発表。

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