ジープ アベンジャーに待望の「E-ハイブリッド」とICEモデルを追加

注目のBセグジープ「アベンジャー」に48Vマイルドハイブリッド「アベンジャー E-ハイブリッド」が追加

ヨーロッパ市場での販売が決定した待望のハイブリッド仕様「ジープ アベンジャー E-ハイブリッド」。
ヨーロッパ市場での販売が決定した待望のハイブリッド仕様「ジープ アベンジャー E-ハイブリッド」。
ステランティス・グループのジープは、Bセグメントクロスオーバー「アベンジャー」に48Vハイブリッド仕様「E-ハイブリッド」とガソリンエンジン搭載モデルを追加した。「アベンジャー E-ハイブリッド」は2024年末までにヨーロッパで販売が開始される予定だ。

Jeep Avenger E-HYBRID

待望のハイブリッドとICEモデル

「ジープ アベンジャー E-ハイブリッド」のエクステリア。
当初、アベンジャーはEV専用モデルとアナウンスされていたが、マーケットからの要望の大きいハイブリッドとICEモデルが追加されることになった。

ジープブランドは、フル電動モデルが先行投入されたコンパクトクロスオーバー「アベンジャー」のラインナップに、待望のマイルドハイブリッドと内燃機関搭載モデルを追加した。

アベンジャー E-ハイブリッドは、コンパクトで高効率な1.2リッター直列3気筒ガソリンターボエンジンに48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載。最高出力101PS、最大トルク205Nmを発揮し、ギヤボックスは6速DCT「e-DCS6」が組み合わせられる。特に低速域において電気モーターによる太いトルクを実現した。

駐車を簡素化する「e-パーキング」、アイドリングストップシステム「e-キューイング」、低速走行時に電気モーターで走行する「e-クリーピング」などを導入。排出ガスを削減するだけでなく、あらゆるコンディションにおいて、電動パワートレインらしいリニアなドライビングエクスペリエンスを実現した。

内燃機関モデルは、最高出力101PS、最大トルク205Nmを発揮する1.2リッター直列3気筒ガソリンターボを搭載。高速道路や市街地での走行に理想的な、安定したパワーを提供する。

3種類のパワートレインをラインナップ

「ジープ アベンジャー E-ハイブリッド」のエクステリア。
E-ハイブリッドと1.2リッター直3ガソリンターボが追加されたことで、あらゆるニーズに応えるBセグメント・クロスオーバーのラインアップが完成した。

従来のフル電動パワートレインに、48Vマイルドハイブリッド、内燃機関モデルが追加されたことで、アベンジャーはより多くのカスタマーに、豊富な選択肢を提示するラインアップへとアップデート。3種類のトリムレベル(LONGITUDE/ALTITUDE/SUMMIT)、2種類のトランスミッション(DCTとMT)、前輪駆動と4輪駆動、その用途と使用環境に合わせて、自分にぴったりな仕様を選べるようになった。

欧州のジープ・ブランド責任者を務めるエリック・ラフォージは、アベンジャーのラインアップ拡充について次のようにコメントした。

「アベンジャー  E-ハイブリッドは、ジープ・ブランドの転換点となるモデルです。先行投入されたフル電動モデルに続き、便利で多用途性に富んだコンパクトなクロスオーバーのラインアップが完成しました。アベンジャー  E-ハイブリッドは、ハイブリッドらしいダイナミックなドライビング体験を提供するでしょう」

同じくパリー・ショーで発表されたBEV、アベンジャーとともに4x4コンセプトが登場した。

ジープ最小モデルのBEVを4駆で楽しむ「アベンジャー4×4コンセプト」発表

パリ・モーターショーで、ジープはBEVコンセプト「アベンジャー4×4コンセプト」を発表した。アベンジャーのBEVモデルを4WD化したモデルである。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…