「マクラーレン アルトゥーラ スパイダー」が日本初公開

「マクラーレン アルトゥーラ スパイダー」が早くも日本デビュー「デリバリーは第4四半期」

左からマクラーレン・オートモーティブ日本代表の正本嘉宏、マクラーレン・オートモーティブ・チーフセールス&マーケティング・オフィサーのジョージ・ビッグス、APAC中国担当マネージング・ディレクターのポール・ハリス。
左からマクラーレン・オートモーティブ日本代表の正本嘉宏、マクラーレン・オートモーティブ・チーフセールス&マーケティング・オフィサーのジョージ・ビッグス、APAC中国担当マネージング・ディレクターのポール・ハリス。
マクラーレン初のハイパフォーマンスPHEV「アルトゥーラ クーペ」をベースとしたコンバーチブル「アルトゥーラ スパイダー」が日本市場に導入された。すでに発売されている「アルトゥーラ クーペ」もスパイダー登場と同時に、2025年モデルとして改良が施されたことも併せて発表された。

McLaren Artura Spider

クーペも同時に性能をアップデート

先進運転支援システム(ADAS)も充実しており、ACCはもちろん車線逸脱警報、ブラインドスポット、クロストラフィックディテクションなども標準装備されたという。さらに3年サービスパック、5年間走行距離無制限の車両保証、6年のバッテリー保証などの保証も充実している。

新型「アルトゥーラ スパイダー」発表会が、4月13日にオープンするマクラーレン横浜で行われた。アルトゥーラ スパイダーは、単にアルトゥーラのコンバーチブル版ではなく、パワー、パフォーマンス、そしてドライバーエンゲージメントなどで大幅なアップグレードが施されたという。

最大の話題はパワートレインで、リッターあたり200PSを超える605PSを発揮する3.0リッターV型6気筒エンジンに電気モーターを組み合わせ、パワートレイン全体で最高出力は20PS増の700PSに達するという。なお最大トルクは720Nmで同値となっている。8速DCTはキャリブレーションの見直しと与圧機能により、変速は25%高速化された。アルトゥーラ クーペも同様のアップデートが施され、その性能をさらに高めたという。

もちろん電動で開閉するリトラクタブル・ハードトップも大きな魅力だ。これまでのマクラーレンモデルと同様に、最高速度50km/h以下なら約11秒で電動で開閉可能だという。オプションでスイッチひとつでガラス濃度を変えられるエレクトロクロミック・ルーフパネルも選択だ。

カーボンライトウェイトアーキテクチャーを用い、リヤバットレスを視認性が高く軽量なポリカーボネート製にするなど軽量化に腐心した車両重量(DIN)は1560kg(クーペ1498kg)。その結果、アルトゥーラ スパイダーのパフォーマンスは、0-100km/h加速3.0秒、0-200km/h加速8.4(クーペ8.3)秒、0-300km/h加速21.6(クーペ21.5)秒、最高速度330km/hで、クーぺとほぼ同等のパフォーマンスを実現したと謳う。

日本へのリスペクトも感じさせるボディカラーも

プロアクティブ・ダンピングコントロール・サスペンションシステムは、ソフトウェアが更新され、応答速度が最大90%向上したという。これでドライバーの操作や路面の変化に対する反応が大幅に改善されたと謳う。さらに新設計のブレーキ冷却ダクトで温度管理が改善され、高速走行時の制動力と安定性も向上した。

先進運転支援システム(ADAS)も充実しており、ACCはもちろん車線逸脱警報、ブラインドスポット、クロストラフィックディテクションなども標準装備されたという。さらに3年サービスパック、5年間走行距離無制限の車両保証、6年のバッテリー保証などの保証も充実している。

ボディカラーに「トーキョー・シアン」を用意するなど、日本へのリスペクトも感じさせるアルトゥーラ スパイダーは、現在注文を受付中で、デリバリーのタイミングは2024年第4四半期を予定しているという。

車両本体価格(税込)

アルトゥーラ スパイダー 3650万円
アルトゥーラ クーペ 3300万円

アルトゥーラ スパイダーはオープンになるだけでなくパワートレイン系の進化を実現した。

20‌PSアップで最高出力700PSとなった「マクラーレン アルトゥーラ」のスパイダー版

環境性能を両立した新時代のスーパースポーツとして人気の「マクラーレン アルトゥーラ」に新たにスパイダーが加わった。ただオープンボディになるというだけでなく、もはやマイナーチェンジと言っても良いくらいの進化を実現しているのだ。(GENROQ 2024年5月号より転載・再構成)

キーワードで検索する

著者プロフィール

ゲンロクWeb編集部 近影

ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…