目次
Lamborghini Aventador S Japan Limited Edition
4色のツヤ消しボディカラーを設定
ランボルギーニは現行のフラッグシップV12モデル、アヴェンタドールの生産を2021年をもって終了する。2011年に登場以来、数々の記憶に残るスペシャルモデルを輩出。2020年には生産台数1万台を記録するなど、近代ランボルギーニを象徴する存在となっていた。
そのアヴェンタドールシリーズの最終章に刻まれるのが、記念すべき日本限定仕様「アヴェンタドール S ジャパン リミテッド エディション」。7台のみが製作される特別モデルで、「VERDE TURBINE(ダークグリーン)」「GRIGIO VULCANO(グレー)」「NERO PULSO(ブラック)」「BLU EMERA(ネイビー)」という4色のツヤ消しカラーを外板色に採用し、ボディの随所にアクセントカラーを配置。内装のステッチにも同様にアクセントカラーを採用するなど、コントラストが“映える”仕様となっている。もちろん、ビスポークプログラムの「アドペルソナム」を通じて顧客は自分好みのディテールにカスタマイズすることもできる。
納車セレモニーもランボルギーニ流
今回「ランボルギーニ横浜」に到着したのは、「BLU EMERA(ネイビー)」のボディカラーが印象的な1台。フロントボンネット、サイドシル、リヤバンバーの一部には淡いライトブルーのアクセントカラーを配している。ちなみに実際にオーダーされた7台の限定車は、すべて異なるボディカラー×アクセントカラーの組み合わせになっているという。
納車セレモニーは、東京・港区六本木にあるThe Lamborghini LOUNGE TOKYOに常設のアドペルソナム専用スタジオで実施。ケータリングや音響、照明、撮影までセットにした特別な納車の儀「La Prima(ラ プリマ)」が行われた。
自然吸気V12の記憶とともに
アヴェンタドールシリーズは2011年にクーペの「LP 700-4」がデビュー。サンタアガタ・ボロネーゼ工場で作られる自社製カーボンファイバー製モノコックを採用するとともに、8250rpmで700hpの最高出力を発揮するという圧倒的スペックのV12を搭載した。0-100km/h加速は2.9秒を記録。最高速度は350km/hに達していた。
ワンオフモデルのアヴェンタドール Jや、伝説のミウラにオマージュを捧げる50台の限定モデルも登場。進化型のアヴェンタドール Sや、ニュルで量産最速タイムを記録したアヴェンタドール SVJなど、そのポテンシャルの高さを見せつけるモデルを続々と輩出した。
「ランボルギーニここにあり」というメッセージの象徴だった、自然吸気V型12気筒エンジン。その独特の力感とサウンドは、アヴェンタドールシリーズの名とともに自動車史のマイルストーンとして刻まれ続けるはずだ。
【SPECIFICATIONS】
ランボルギーニ アヴェンタドール S ジャパン リミテッド エディション
ボディサイズ:全長4797 全幅2030 全高1136mm
ホイールベース:2700mm
乾燥重量:1575kg
エンジン:V型12気筒DOHC48バルブ
ボア×ストローク:95×76.4mm
総排気量:6498cc
最高出力:544kW(740ps)/8400rpm
最大トルク:690Nm(70.4kgm)/5500rpm
トランスミッション:7速SCT
駆動方式:AWD
ステアリング形式:パワーアシスト付きラック&ピニオン
サスペンション形式:前後ダブルウィッシュボーン(プッシュロッド式)
ブレーキ:前後ベンチレーテッドディスク
最高速度:350km/h
0-100km/h加速:2.9秒