現行フラッグシップの最終章に刻まれるアヴェンタドールの日本限定車

日本のために作られたランボルギーニ! わずか7台の特別なアヴェンタドールが上陸

ランボルギーニ アヴェンタドール S ジャパン リミテッド エディションのフロントビュー
ランボルギーニ アヴェンタドール S ジャパン リミテッド エディションのフロントビュー。
ランボルギーニが日本のためだけに製作した「アヴェンタドール S ジャパン リミテッド エディション」が上陸した。SKY GROUPが展開するランボルギーニの正規ディーラー「ランボルギーニ横浜」にデリバリーされたのは、7台のみを販売する稀少なスペシャルモデルのうちの1台で、マットネイビーのボディカラーが特徴的。特別な納車セレモニーとともに顧客へと手渡された。

Lamborghini Aventador S Japan Limited Edition

4色のツヤ消しボディカラーを設定

ランボルギーニ アヴェンタドール S ジャパン リミテッド エディションのサイドビュー
「ランボルギーニ横浜」に到着した、アヴェンタドール S ジャパン リミテッド エディションの1台。ネイビーのツヤ消しボディが印象的。

ランボルギーニは現行のフラッグシップV12モデル、アヴェンタドールの生産を2021年をもって終了する。2011年に登場以来、数々の記憶に残るスペシャルモデルを輩出。2020年には生産台数1万台を記録するなど、近代ランボルギーニを象徴する存在となっていた。

そのアヴェンタドールシリーズの最終章に刻まれるのが、記念すべき日本限定仕様「アヴェンタドール S ジャパン リミテッド エディション」。7台のみが製作される特別モデルで、「VERDE TURBINE(ダークグリーン)」「GRIGIO VULCANO(グレー)」「NERO PULSO(ブラック)」「BLU EMERA(ネイビー)」という4色のツヤ消しカラーを外板色に採用し、ボディの随所にアクセントカラーを配置。内装のステッチにも同様にアクセントカラーを採用するなど、コントラストが“映える”仕様となっている。もちろん、ビスポークプログラムの「アドペルソナム」を通じて顧客は自分好みのディテールにカスタマイズすることもできる。

納車セレモニーもランボルギーニ流

ランボルギーニ アヴェンタドール S ジャパン リミテッド エディションの納車セレモニー「La Prima」
ランボルギーニ アヴェンタドール S ジャパン リミテッド エディションは、東京・港区六本木のThe Lamborghini LOUNGE TOKYOのスタジオ内で、特別な納車セレモニー「La Prima」を実施したうえで顧客へ手渡された。

今回「ランボルギーニ横浜」に到着したのは、「BLU EMERA(ネイビー)」のボディカラーが印象的な1台。フロントボンネット、サイドシル、リヤバンバーの一部には淡いライトブルーのアクセントカラーを配している。ちなみに実際にオーダーされた7台の限定車は、すべて異なるボディカラー×アクセントカラーの組み合わせになっているという。

納車セレモニーは、東京・港区六本木にあるThe Lamborghini LOUNGE TOKYOに常設のアドペルソナム専用スタジオで実施。ケータリングや音響、照明、撮影までセットにした特別な納車の儀「La Prima(ラ プリマ)」が行われた。

自然吸気V12の記憶とともに

ランボルギーニ アヴェンタドール S ジャパン リミテッド エディションのキャビン
ランボルギーニ アヴェンタドール S ジャパン リミテッド エディションのキャビン。今回デリバリーされた個体は、内外装のアクセントに鮮やかなライトブルーを採用していた。

アヴェンタドールシリーズは2011年にクーペの「LP 700-4」がデビュー。サンタアガタ・ボロネーゼ工場で作られる自社製カーボンファイバー製モノコックを採用するとともに、8250rpmで700hpの最高出力を発揮するという圧倒的スペックのV12を搭載した。0-100km/h加速は2.9秒を記録。最高速度は350km/hに達していた。

ワンオフモデルのアヴェンタドール Jや、伝説のミウラにオマージュを捧げる50台の限定モデルも登場。進化型のアヴェンタドール Sや、ニュルで量産最速タイムを記録したアヴェンタドール SVJなど、そのポテンシャルの高さを見せつけるモデルを続々と輩出した。

「ランボルギーニここにあり」というメッセージの象徴だった、自然吸気V型12気筒エンジン。その独特の力感とサウンドは、アヴェンタドールシリーズの名とともに自動車史のマイルストーンとして刻まれ続けるはずだ。

【SPECIFICATIONS】
ランボルギーニ アヴェンタドール S ジャパン リミテッド エディション
ボディサイズ:全長4797 全幅2030 全高1136mm
ホイールベース:2700mm
乾燥重量:1575kg
エンジン:V型12気筒DOHC48バルブ
ボア×ストローク:95×76.4mm
総排気量:6498cc
最高出力:544kW(740ps)/8400rpm
最大トルク:690Nm(70.4kgm)/5500rpm
トランスミッション:7速SCT
駆動方式:AWD
ステアリング形式:パワーアシスト付きラック&ピニオン
サスペンション形式:前後ダブルウィッシュボーン(プッシュロッド式)
ブレーキ:前後ベンチレーテッドディスク
最高速度:350km/h
0-100km/h加速:2.9秒

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著者プロフィール

三代やよい 近影

三代やよい

東京生まれ。青山学院女子短期大学英米文学科卒業後、自動車メーカー広報部勤務。編集プロダクション…