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Czinger 21C El Mirage
デビュー以来進化を続ける「ジンガー 21C」
ジンガー・ビークルは、米国・カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点に、2019年に起業家のケビン・ジンガーによって設立。2020年、2.88リッターV型8気筒ツインターボエンジンに、2基の電気モーターを組み合わせ、最高システム出力1267PSを発揮する「ジンガー 21C」を発表した。
2023年には2番目のボディバリエーションとなる、リヤオーバーハングを延長したロングテール仕様の「21C V Max」を公開。21C V Maxは固定式大型リヤウイングが廃止され、ジェット戦闘機をイメージした滑らかなボディデザインを実現している。
2023年8月のクエイル・モータースポーツ・ギャザリングにおいては、マッハ3を超える超音速偵察機「ロッキード SR-71」からインスパイアされた「21C ブラックバード エディション」を発表。専用のジェットブラック・ペイントとネイキッド・カーボンファイバーが組み合わせられ、SR-71のアフターバーナー形状を彷彿とさせるカスタム・エキゾーストパイプが装着された。
ジェットの閃光をイメージしたホワイトとレッド
今回、ケビンの息子であり、共同創業者兼COOのルーカス・ジンガーがデザインを手がけたスペシャル仕様「21C エル・ミラージュ」を追加した。
21C エル・ミラージュは、ボディカラーとホイールフェイスのメインカラーに特別に調色されたホワイト「エル・ミラージュ(El Mirage)」を採用。カーボンファイバー製フロントカナード、サイドミラー、リヤウイング下部と背面にレッドのアクセントが組み合わせられた。
21C エル・ミラージュは、リヤウイングのステー部分をネイキッドカーボンファイバーではなく、ボディカラーにペイントした初の仕様。 ボディカウルからリヤウイングステーまでが、ホワイトで統一されたことにより、走行時にレッド・アクセントが効果的にサイドセクションを引き立て、まるでジェット戦闘機がアフターバーナーの閃光を残すようにも見えるという。