ホンダが今年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで「プレリュード コンセプト」を発表

ホンダが2024年のグッドウッドで「プレリュード コンセプト」を欧州初公開「F1参戦60周年を記念してRA272を角田裕毅がドライブ」

2024年のグッドウッドでは「プレリュード コンセプト」の欧州初公開に加えて、歴代シビック タイプRが勢揃いする。
2024年のグッドウッドでは「プレリュード コンセプト」の欧州初公開に加えて、歴代シビック タイプRが勢揃いする。
ホンダが、2024年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードへの参加を発表した。今回のグッドウッドでは、ホンダのF1参戦60周年を祝い、RB・フォーミュラワン・チームの角田裕毅が、「ホンダ RA272」をドライブ。さらに、ホンダのハイブリッドパフォーマンス25周年を記念し、「プレリュード コンセプト」を欧州初公開する。

HONDA RA272

新型プレリュードを欧州初公開

現在、唯一の日本人ドライバーとしてF1に参戦する角田裕毅が、今年のグッドウッドにおいて「ホンダ RA272」をドライブする。
現在、唯一の日本人ドライバーとしてF1に参戦する角田裕毅が、今年のグッドウッドにおいて「ホンダ RA272」をドライブする。

ホンダは、7月11〜14日に英国で開催される「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」への復帰を発表した。2024年のグッドウッドには、ホンダを象徴する車両やレーシングカーが数多く登場することになった。そのハイライトとなるのが、スポーツクーペ「プレリュード コンセプト」の欧州初公開。参加者は、ファーストグランス・パドックにおいて、プレリュード コンセプトを間近でチェックできるという。

また、歴代「シビック タイプR」がグッドウッドに集結。2代目のEP3型から、最新モデルのFL5型まで、英国で販売されたすべての世代が、11日木曜日から会場に展示される。シビック タイプRのグッドウッド参加を記念し、ホンダ・ヨーロッパは限定仕様を発表。限定118台が導入され、すでに英国のホンダ・ディーラーにおいて先着でのオーダー受付が開始されている。

ホンダUKの自動車部門責任者を務めるレベッカ・アダムソンは、2024年のグッドウッド参加について次のようにコメントした。

「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに、ホンダが再び参加できることを嬉しく思います。1993年の第1回に参加したホンダにとっても、そして多くの自動車ファンにとっても特別な時間になるでしょう。今回、ヨーロッパ初公開となるプレリュード コンセプトと初代プレリュードを展示し、さらに歴代シビック タイプRが勢揃いします。さらにF1初参戦60周年記念、ハイブリッド・テクノロジー25周年など、さまざまな記念イベントが予定されています」

貴重な「RA272」と「RC142」が走行

ホンダのF1参戦を記念し、1965年のメキシコGPで初勝利をホンダにもたらした、「ホンダ RA272」がデモンストレーションランを披露する。
ホンダのF1参戦を記念し、1965年のメキシコGPで初勝利をホンダにもたらした、「ホンダ RA272」がデモンストレーションランを披露する。

ホンダのF1初参戦から60年を迎えたことを記念し、1965年のF1世界選手権に参戦した「ホンダ RA272」、1959年のロードレース世界選手権「マン島T.T.レース」を走った「ホンダ RC142」がグッドウッドに登場する。

RA272は日本車として初めてF1を制したことで知られる、モータースポーツ史に残る名車。1965年シーズンのモナコGPでデビューしたRA272は、1万3000rpmを発揮する1.5リッターV型12気筒「RA272E」エンジンを搭載し、最終戦メキシコGPにおいてリッチー・ギンサーが、ホンダにF1初勝利を決めた。

7月13日土曜日には宮城光がRC142で、14日日曜日は角田裕毅がRA272のステアリングを握り、ヒルクライムコースでデモンストレーションランを披露する予定だ。

15台の最新EVが展示される「グッドウッド・エレクトリック・アベニュー」には、「ホンダ e:Ny1」が登場。また、ホンダ・ブースには最新ラインナップのほか、イングランド・ラグビー代表とホンダのパフォーマンス・パートナーシップが紹介され、家族全員が楽しめるエキサイティングなアクティビティも用意されているという。

ハイパフォーマンスフラッグシップ「ディフェンダー オクタ」の走行シーン。

ランドローバーがディフェンダー史上最強「オクタ」をグッドウッドでワールドプレミア「最高出力635PS」

ジャガー・ランドローバー(JLR)は、新型ハイパフォーマンスフラッグシップ「ディフェンダー オクタ」を発表した。ディフェンダー史上最もタフで走破性が高く、最もラグジュアリーなモデルとして開発。日本市場には「ディフェンダー オクタ」を130台、生産初年度のみに設定される「ディフェンダー オクタ EDITION ONE」を90台、合計220台が導入される。

カモフラージュ偽装を施し、テストを行う「MINI ジョン クーパー ワークス E プロトタイプ」。

2024年秋のワールドプレミアされる「MINI ジョン クーパー ワークス E」がグッドウッドで披露

MINIは、フル電動ハイパフォーマンス「MINI ジョン クーパー ワークス E プロトタイプ」を、2024年7月11〜14日に英国で開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにおいて先行公開する。MINI ジョン クーパー ワークス Eは2024年秋に正式発表される予定だ。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…