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HONDA RA272
新型プレリュードを欧州初公開
ホンダは、7月11〜14日に英国で開催される「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」への復帰を発表した。2024年のグッドウッドには、ホンダを象徴する車両やレーシングカーが数多く登場することになった。そのハイライトとなるのが、スポーツクーペ「プレリュード コンセプト」の欧州初公開。参加者は、ファーストグランス・パドックにおいて、プレリュード コンセプトを間近でチェックできるという。
また、歴代「シビック タイプR」がグッドウッドに集結。2代目のEP3型から、最新モデルのFL5型まで、英国で販売されたすべての世代が、11日木曜日から会場に展示される。シビック タイプRのグッドウッド参加を記念し、ホンダ・ヨーロッパは限定仕様を発表。限定118台が導入され、すでに英国のホンダ・ディーラーにおいて先着でのオーダー受付が開始されている。
ホンダUKの自動車部門責任者を務めるレベッカ・アダムソンは、2024年のグッドウッド参加について次のようにコメントした。
「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに、ホンダが再び参加できることを嬉しく思います。1993年の第1回に参加したホンダにとっても、そして多くの自動車ファンにとっても特別な時間になるでしょう。今回、ヨーロッパ初公開となるプレリュード コンセプトと初代プレリュードを展示し、さらに歴代シビック タイプRが勢揃いします。さらにF1初参戦60周年記念、ハイブリッド・テクノロジー25周年など、さまざまな記念イベントが予定されています」
貴重な「RA272」と「RC142」が走行
ホンダのF1初参戦から60年を迎えたことを記念し、1965年のF1世界選手権に参戦した「ホンダ RA272」、1959年のロードレース世界選手権「マン島T.T.レース」を走った「ホンダ RC142」がグッドウッドに登場する。
RA272は日本車として初めてF1を制したことで知られる、モータースポーツ史に残る名車。1965年シーズンのモナコGPでデビューしたRA272は、1万3000rpmを発揮する1.5リッターV型12気筒「RA272E」エンジンを搭載し、最終戦メキシコGPにおいてリッチー・ギンサーが、ホンダにF1初勝利を決めた。
7月13日土曜日には宮城光がRC142で、14日日曜日は角田裕毅がRA272のステアリングを握り、ヒルクライムコースでデモンストレーションランを披露する予定だ。
15台の最新EVが展示される「グッドウッド・エレクトリック・アベニュー」には、「ホンダ e:Ny1」が登場。また、ホンダ・ブースには最新ラインナップのほか、イングランド・ラグビー代表とホンダのパフォーマンス・パートナーシップが紹介され、家族全員が楽しめるエキサイティングなアクティビティも用意されているという。