【グッドウッドFOS2024】「コンチネンタル GT スピード」が走行シーンを初披露

「ベントレー コンチネンタル GT スピード」が金魚が泳ぐ水槽と共にグッドウッドに初登場【動画】

現在開催中のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにおいて、ベントレー コンチネンタル GT スピードがヒルクライムで走行シーンを初披露した。
ベントレーは、現在開催中のグッドウッドにおいて、新型「ベントレー コンチネンタル GT スピード」を初公開した。走行シーンに加えて、水槽と共に水中展示も行われている。
2024年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにおいて、ベントレーは新型「コンチネンタル GT スピード」をワールドプレミアした。今回、クーペとコンバーチブルの両バージョンがヒルクライムでの走行披露に加えて、ユニークな水中展示と共に公開されている。

Bentley Continental GT Speed

ヒルクライムで2台がデモランを披露

現在開催中のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにおいて、ベントレー コンチネンタル GT スピードがヒルクライムで走行シーンを初披露した。
現在開催中のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにおいて、ベントレー コンチネンタル GT スピードがヒルクライムで走行シーンを初披露した。

4代目となる新型「ベントレー コンチネンタル GT スピード」が、英国で開催中のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにおいて世界初公開された。

今回の初公開に先立って、コンチネンタル GT スピードはトンネルを通過する自動車世界最速となる、非公式「海底トンネルにおける世界最速記録」を樹立。グッドウッドにはクーペとコンバーチブルが登場し、ヒルクライムにおいて1日2回のデモンストレーションランを披露する。

グッドウッドで公開されたコンチネンタル GT スピードは、ベントレー史上最もパワフルなロードゴーイングカーとして開発。最高出力782PS、最大トルク1000 Nmを発揮する、4.0リッターV型8気筒ツインターボに電気モーターを組み合わせた、新開発ハイブリッドパワートレインを搭載する。従来の6.0リッターW型12気筒エンジンよりも高いパワーとトルクを実現しながら、CO2排出量は大幅に削減された。

海底トンネルをイメージした水槽展示

グッドウッドにおいて、ベントレー コンチネンタル GT スピードが、1400リットルの水と、30匹の金魚を入れた3トンの水槽と共に展示された。
グッドウッドにおいて、ベントレー コンチネンタル GT スピードが、1400Lの水と、30匹の金魚を入れた3tの水槽と共に展示された。

ヒルクライムで走行を披露する2台のコンチネンタル GT スピードの2台に加えて、3台目の車両が海底トンネルでの世界最速記録達成を記念した特別なスタイルで展示される。

「FOShtank(フェスティバル・オブ・スピード・タンク)」は、ベントレーが英国・クルーにのドリーム・ファクトリーの施設内で使用しているガラス製の展示ユニット「トイボックス」の特注バージョン。水中というユニークなテーマを水槽という形で表現するため、特別な改造が施された。

トルマリングリーンのボディカラーのコンチネンタル GT スピードの展示車は、1400Lの水と30匹の金魚を入れた3tの水槽の後方に展示。2つの水槽を合わせると、満水時には3tを超える重さとなり、厚さ80mmのアクリル板で水をせき止めている。

それぞれの水槽は、水の清潔さを保つよう流量調整とろ過装置が設置されており、グッドウッドの期間中、専門家が30匹の金魚の世話を行う。車両展示の後方壁面には、屋外用の大型LEDスクリーンも配置されており、海底トンネルにおける世界最速記録のローンチフィルムと、記録達成の舞台裏を紹介する映像が放映される。

ノルウェーのトンネルにおいて速度記録を達成

「海底トンネルでの世界最速記録」を樹立した、新型ベントレー コンチネンタル GT スピード。
世界最長・最深の海底トンネル、ノルウェーの「ルフルケ・トンネル」において、新型コンチネンタル GT スピードが、335km/hのトンネル内速度記録を樹立した。

2024年4月18日、新型コンチネンタル GT スピードはノルウェーにある全長14.5kmのルフルケトンネルで最高速度を記録。コルトン社が製造した第2世代再生可能バイオ燃料である「サステイン」と、ベントレーが所有するソーラーパネルから充電されたハイブリッドバッテリーで走行した。

高速トンネルを安全に走行するため、ベントレーは実に13ヵ月にわたる準備を行った。この記録達成の最初のステップとなったのが、適切なトンネルを見つけ出すこと。ノルウェーのスタヴァンゲル近郊にあるルフルケ・トンネルは比較的直線距離が長くスムーズな路面を持っており、ベントレーはノルウェー公営道路局とスタヴァンガー警察の支援を取り付け、今回の記録挑戦が決まった。

ロールケージとバケットシートを備えた高速走行専用マシンには、X線検査で表面の凹凸をチェックした22インチのピレリ製タイヤを装着。マン島TTコースのラップレコードを持つ元英国ラリーチャンピオンのマーク・ヒギンズがドライブを担当した。

最高速度での走行は2つのトンネルのうちひとつを閉鎖することで、地元交通への影響を最小限に抑えられた。アタックは現地時間の午前1時に実施され、交通の遅延を避けるため予備のトンネルに一般車両は迂回している。

新型コンチネンタル GT スピードは停止状態から、最高速の335km/hまでわずか33秒で加速。映像制作のディレクターを担当した元Top Gearのジョン・リチャーズが要求した時間、最高速度を維持した。記録達成の様子は、下記の公式YouTubeにおいて公開されている。

コンチネンタル GT スピードの速度記録達成を動画でチェック!

左からベントレーモーターズアジアパシフィックのリージョナルディレクターであるニコ・クールマン、ベントレーモーターズのチーフ・コミュニケーション&D&Iオフィサーを務めるウェイン・ブルース、ベントレーモーターズジャパン代表の遠藤克之輔。

新型「ベントレー コンチネンタルGT」が早くも日本導入「新開発4.0リッターV8ツインターボを搭載するPHEV」

先日ワールドプレミアされたばかりの第4世代となる新型「ベントレー コンチネンタルGT」の発表会が東京・竹芝で行われた。6.0リッターW12に替えて、4.0リッターV8ツインターボ、しかも新開発PHEVパワートレイン搭載モデルである。

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ゲンロクWeb編集部 近影

ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…