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VOLKSWAGEN GOLF
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MERCEDES BENZ A-CLASS
プレミアムブランドに並んでも遜色ない
フォルクスワーゲン(VW)は大衆車メーカーであるが、日本から見れば輸入車ということもあって、プレミアムブランドに近い立ち位置にあると言えるだろう。新型となった「ゴルフ」はフロントフェイスのアイラインが細くなって精悍なイメージが高まり、プレミアムブランドの「メルセデス・ベンツ Aクラス」と並んでも見劣りしない存在感を身につけてきた。
一方のAクラスはプレミアムブランドのメルセデス・ベンツの中ではエントリーモデルであり、カジュアル感やスポーティさを売りにしている。ゴルフより全長が35mm長く、10mm幅広く、35mmも低い。よりワイド&ローなフォルムを持つことがわかる。
VW 新型ゴルフ eTSI Active Basic
ボディサイズ=全長4295mm×全幅1790mm×全高1475mm
ホイールベース=2620mm
車両重量=1320kg
タイヤサイズ=205/55R16
メルセデス・ベンツ A 180
ボディサイズ=全長4430mm×全幅1800mm×全高1440mm
ホイールベース=2730mm
車両重量=1400kg
タイヤサイズ=205/55R17
パワー差は20PS
エンジンはゴルフが1.5リッター直列4気筒ターボ、Aクラスが1.3リッター直列4気筒ターボ。だがパワーもトルクもAクラスのほうが上回っており、より高度なチューニングが施されていることがうかがえる。
たが、新型ゴルフはエンジンにモーターを組み合わせるマイルドハイブリッドだ。発進の際にはモーターの力強いアシストが働くため、動力性能の面ではAクラスといい勝負をするだろう。しかもゴルフは車重がおよそ人ひとり分=80kgもAクラスより軽いのだ。
VW 新型ゴルフ eTSI Active Basic
エンジン形式=直列3気筒DOHCターボ
排気量=1.5リッター (型式申請中)
最高出力=116PS/5000〜6000rpm
最大トルク=220Nm/1500〜3000rpm
トランスミッション=7速DCT
駆動方式=FWD
メルセデス・ベンツ A 180
エンジン形式=直列4気筒DOHCターボ
排気量=1331cc
最高出力=136PS/5500rpm
最大トルク=230Nm/1650〜3500rpm
トランスミッション=7速DCT
駆動方式=FWD
実は割安?な価格設定の新型ゴルフ
新型ゴルフのエントリーモデルである「eTSI Active Basic」の価格は約350万円。これはマイナーチェンジ前に比べおよそ9万円のアップとなる。昨今の円安や原材料費の高騰を考えると、これは仕方のない値上げとも言える。だが忘れてはならないのが、今回のマイナーチェンジでeTSI Active Basicのエンジンが1.0リッター3気筒ターボから1.5リッター4気筒ターボにアップしていることだ。装備の差こそあれ、従来の1.5リッター直列4気筒ターボエンジン搭載車が433万1000円だったことを考えると、実質的な大幅値下げと言えなくもない。
一方、Aクラスはほぼ500万円という価格にまで到達している。メルセデス・ベンツはプレミアムブランドなのでそれなりの価格設定とも言えるが、マイナーチェンジで魅力をアップさせてきた新型ゴルフの割安感がより光って見えることは間違いない。