ロングホイールベース仕様「BMW X3 30L xDrive」を中国市場に投入

ホイールベースを110mm延長した「BMW X3」がデビュー「中国で企画・製造されたLWB版」

中国市場専用モデル「BMW X3 30L xDrive」のエクステリア。
ホイールベースを伸ばし、リヤの居住性を拡大した中国市場専用モデル「BMW X3 30L xDrive」がデビューを飾った。
BMWは、中国自動車市場専用に開発した新型「X3」を公開した。X3としては初めてホイールベースを延長し、大幅な居住性アップを実現。「X3 30L xDrive」は、合弁会社BMWブリリアンス・オートモーティブの瀋陽工場で生産され、中国市場のみで販売される。

BMW X3 30L xDrive

中国・瀋陽の合弁工場で製造

中国市場専用モデル「BMW X3 30L xDrive」のエクステリア。
ロングホイールベース仕様の「X3 30L xDrive」は、中国で企画・製造された中国市場専用モデル。BMWブリリアンス・オートモーティブの瀋陽工場で製造される。

新型BMW X3は、車両コンセプト、デザイン、技術、装備など、中国市場のターゲット層の嗜好に合わせて、すべて中国で企画・開発が行われた。BMWと中国のブリリアンス・オートモーティブの合弁企業「BMWブリリアンス・オートモーティブ(BBA)」の瀋陽工場で生産される。

瀋陽で生産される新型「X3 30L xDrive」は、BMWの最新デザインの特徴であるクリアでモダンなサーフェイスと、Xモデルの典型的なプロポーションを融合。長いルーフラインはリヤに向かって緩やかに流れ、ロングホイールベース(LWB)によるダイナミックに伸びたシルエットを生み出している。

全長4865mm、全幅1920mmと、競争の激しい中国のミドルサイズSUVセグメントにおいて、最もゆったりとしたサイズを手にした。ボディコンポーネントにブラックパーツの比率を高めることで、スポーティなキャラクターを強調。BMWキドニー・グリルには「BMWアイコニック・グロー」が標準装備される。エクステリアカラーは表情豊かなフローズン仕上げを含む、6種類のメタリックペイントが用意された。

ホイールベース延長による居住性拡大

中国市場専用モデル「BMW X3 30L xDrive」のインテリア。
グローバル仕様の新型X3からホイールベースを110mm拡大したことで、大幅なリヤシートの居住性アップを果たした。

中国市場向けX3は、グローバル仕様のX3から110mmも延長された、ホイールベース2975mm。延長分はすべてリヤシートのレッグルームに当てられ、中国で求められる大幅な居住性アップを実現した。リヤシートにはコンフォートクッションと、ワイヤレス充電用トレイを内蔵したセンターアームレストが標準装備される。

コクピットには、BMWオペレーティング・システム9、BMWカーブド・ディスプレイ、BMWインタラクション・バー、リム下部がフラット化されたステアリングホイール、センターコンソールとドアパネルのカラーコントラスト・ライティングエレメントを導入。標準装備のレザー調ヴェガンザ・コンフォートシートは、3パターンのツートーンカラーをラインナップする。

中国市場において、先代X3は2023年に15万6000台がデリバリーされ、最も販売されたBMWモデルとなった。これは中国で販売されているXモデルの約40%を占めている。4代目へと進化したX3は、中国市場で求められるリヤシートの居住性アップを果たしたことで、さらに高い人気を集めることになりそうだ。

4代目に進化した新型「BMW X3 30e xDrive」の走行シーン。

4代目新型「BMW X3」がワールドプレミア「高効率PHEVをはじめ幅広いパワートレインを展開」

BMWは、プレミアムミッドサイズセグメント向けスポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)、4代目に進化した新型「X3」をワールドプレミアした。最新のBMWデザインランゲージを採用した内外装を導入し、プラグインハイブリッド/ガソリン/ディーゼルと幅広いパワートレインをラインナップする。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…