目次
Jaguar Mark X 4.2
マドンナが2021年に購入したジャガー
マドンナのファンやカーエンスジアストに、かつて彼女が所有したジャガーを購入するチャンスが巡ってきた。2021年にマドンナが息子のロッコ・リッチーのために購入した希少な1967年製「ジャガー マークX 4.2」が、H&Hクラシックスのオークションに出品されるのだ。
1993年に設立されたH&Hクラシックスは、英国屈指の歴史を持つ自動車専門のオークションハウス。過去31年間、エリザベス女王のディムラー、フィリップ王子のラゴンダ、アン王女のベントレーなど、英国王室が所有した貴重な車両をはじめ、多くの希少車両を手掛けてきた。
マドンナのジャガー マークX 4.2は、2024年10月9日に英国・ダックスフォードの帝国戦争博物館(Imperial War Museum)で行われるオークションに、リザーブなしで出品される。H&Hクラシックスの自動車担当スペシャリスト、ルーカス・ゴマーサルは、今回の車両について次のようにコメントした。
「マドンナが所有していたジャガーが、オークションに出品されるとは、にわかには信じられないことでしょう。マドンナのファンやクラシックカーのコレクターはこのマークXに夢中になるはずです。有名なセレブリティとのつながりはさておき、このジャガーは4.2リッターの希少なモデルとなります」
マドンナのインスタグラムにも登場
今回のジャガー マークX 4.2は、モデルやアーティストとして活躍するロッコ・リッチーが、ここ数年、主にロンドン周辺で定期的に運転。マドンナ自身も数ヵ月前、このジャガーに乗車する姿を撮影されており、その写真は彼女のインスタグラムでシェアされたほか、全国紙にも掲載されている。
主に北米市場をターゲットとした最高級モデルとして開発されたジャガー マークX 4.2は、1960年代初頭の英国車では非常に珍しい独立懸架式リヤサスペンションなど、その革新性が大きな特徴。国家元首や外交官、映画スターなど多くのセレブリティの愛車としても使用されている。クイーン・オブ・ポップに君臨するマドンナの目に止まったのも、そのようなヒストリーが理由にあったかもしれない。
今回の個体はオパールセント・マルーンにリペイントされており、オリジナルのグリーン・ログブックも付属。「ジャガー マークX 4.2は、わずか5137台しか製造されませんでした。今回のオークションでは、地球上で最も有名な人物が購入した、英国自動車史の重要なピースを所有するチャンスを提供します。いつまでも色褪せない1台だと断言します」と、ルーカス・ゴマーサルは付け加えた。