新型「ランボルギーニ カウンタック LPI 800-4」がオークションに登場?

新型「ランボルギーニ カウンタック LPI 800-4」がオークションに登場する「予想落札価格はなんと」

ランボルギーニ カウンタック LPI800-4
ランボルギーニ カウンタック LPI800-4
2021年、かつてのスーパーカーブームにおいてアイコンとも言える存在だった「ランボルギーニ カウンタック」が、「カウンタック LPI 800-4」という車名で現代によみがえった。そして、わずか112台限定のこの特別なモデルが、まもなくオークションに登場するという。

LAMBORGHINI COUNTACH LPI 800-4

伝説のスーパーカーが現代によみがえった!

ランボルギーニが「過去にインスパイアされ、未来を紡ぐモデル」と説明した「カウンタック LPI 800-4」。その言葉どおり、カウンタック LPI 800-4はかつてのカウンタックが持ち合わせていた伝統のデザインを継承しつつ、ハイブリッドパワートレインやカーボンファイバーを多用したボディワークの組み合わせにより、最高速度355km/h、0-100km/h加速2.8秒という現代のスーパーカーに求められるパフォーマンスを兼ね備えている。

発表時の価格は200万ユーロ(約3億円)であったが、その時点でほぼすべての個体が売却済みであり、実際に市場に出回ることはほとんどなかったという。

カウンタック登場50周年である2021年に突如発表された新型カウンタック。

伝説の名を冠する「カウンタックLPI800-4」の乗り味はやはり究極のV12フラッグシップらしく感動ものだった

間も無くその歴史を閉じる「アヴェンタドール」。いくつかの限定モデルをリリースし、最近では電動化を果たしたスペシャルバージョンも生み出している。その限定モデルと派生電動モデルに改めて試乗し、その魅力と楽しさ、そして意義を検証する本企画。今回はスーパーカーの象徴的存在「カウンタック」の名を受け継いだ最新モデル「カウンタックLP800-4」だ。(本記事は『GENROQ』2022年12月号より抜粋、再編集したものです)

オークションに登場へ!予想落札価格は…

そんなカウンタック LPI 800-4だが、2024年5月にモナコで開催される予定のオークションに出品されることが明らかとなった。オークションの主催者であるRMサザビーズによれば、「ZHWEA9ZD5NLA11184」のシャシーナンバーを持つこの個体は、かつてのカウンタックをオマージュした「ルーチ・デル・ボスコ」のエクステリアカラーをまとい、そこにホワイトのインテリアが組み合わされているという。もちろん、内外装や機関系のコンディションは文字通り新車同様だ。

現時点でのエスティメイト(予想落札価格)は、190万〜230万ユーロ(約3億1700万円〜約3億8300万円)と、新車当時の価格とそう変わらない。しかし、カウンタック LPI 800-4はその希少性から今後相場が高騰することが確実視されている。そう考えると、このエスティメイトはあまりに控えめであると言えるかもしれない。はたしてどのような落札結果になるのか見守りたい。

「カウンタック LPI800-4」は残念ながらシリーズモデルではなく112台限定車だ。台数は初代カウンタックの開発コードがL112に由来する。

30年以上の時を経て現代に甦った「ランボルギーニ カウンタック LPI800-4」【ランボルギーニ ヒストリー】

同じネーミングを繰り返し使うことを避けてきたランボルギーニが、30年以上の時を経てカウンタックの名を現代に復活させた「カウンタック LPI800-4」。アヴェンタドールと同様のカーボンファイバー製モノコックに、6.5リッターV型12気筒自然吸気を搭載。48Vのエレクトリックモーターを備えるマイルドハイブリッドシステムを組み合わせる最新版カウンタックを解説する。

キーワードで検索する

著者プロフィール

ピーコックブルー 近影

ピーコックブルー