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BMW i7 xDrive60
フル電動モデル「i7」を新たに追加
初代BMW 7シリーズは1977年にデビューし、時代を代表する究極のラグジュアリーセダンとして、最高峰の品質、最新技術を採り入れながら進化を遂げてきた。今回、日本への導入がスタートした第7世代モデルは「駆けぬける歓び」を体現する走行性能に加えて、最高レベルのデジタル体験も提供するラグジュアリーセダンとなる。
新型7シリーズは内燃機関モデルに加えて、約半世紀の歴史の中で初めてフル電動モデル「i7」をラインナップする。i7は卓越したドライビングエクスペリエンスとインテリアの快適性を最大限に追求し、同時にサステナビリティ(持続可能性)との両立を実現したモデル。フル充電で約600kmもの航続距離が確保された。
すべてのモデルがロングホイールベースに
フロントセクションにはラグジュアリーかつ圧倒的な存在感を放つ伝統の大型キドニーグリルを採用。さらにBMWの最新アイデンティティである環状シグネチャーを、2回繰り返して「ツイン・サーキュラー」へと進化させたスワロフスキー製クリスタルヘッドライトを組み合わせた。夜間はキドニーグリルの縁を点灯させることで、BMWのラグジュアリーセダンであることを主張する。
今回、7シリーズの全モデルをロングホイールベース仕様としたことで、リヤシートの居住性能を向上させただけでなく、優雅で伸びやかなデザインを実現した。ドアハンドルはドアパネルに内蔵して空気抵抗を大幅に低減し、ビジュアル的にもすっきりとしたサイドビューを手にしている。
リヤセクションは、BMW伝統の水平基調とL字型リヤコンビネーションライトを採用。ガソリン&ディーゼル搭載モデルはテールパイプをリヤバンパー内に収めることで、洗練されたイメージとラグジュアリー感を表現した。また、BMWの量産モデルでは初となる「2トーン塗装」を、オプションで導入。車両の上部カラーと下部カラーを分けることで、優雅で伸びやかなラインが強調され、繊細なコーチラインがさらにラグジュアリー感を高めている。
フル充電で600kmの走行が可能な「i7」
7シリーズ初となるフル電動サルーン「i7 xDrive60」は、最高出力258ps(190kW)を発揮する電気モーターを前輪に、最高出力313ps(230kW)の電気モーターを後輪に配置した4輪駆動モデル。システム最高出力544ps(400kW)、最大トルク745Nm、0-100km/h加速は4.7秒を実現している。
フロア下に配置されたリチウムイオンバッテリーの総エネルギー量は101.7kWh、1回のフル充電での走行可能距離は約600kmが確保された。最新の充電テクノロジーが採用されており、普通充電と急速充電(CHAdeMO)に対応。普通充電の場合、自宅で6.4kWの「BMWウォールボックス(200V/32A)」の利用により、約17時間で充電開始時0%の状態から100%まで充電することが可能となっている。
急速充電(CHAdeMO)は、現在主流となっている90kW充電器を利用した場合、0%の状態から約80%への充電を約60分で終える。また、10分の急速充電で最大約80km程度まで航続可能距離を伸ばすこともできる。BMWの店舗に設置予定の150kW急速充電器を利用すると、約50分で0%の状態から約80%までの充電が完了。10分の急速充電で最大約130km程度まで航続可能距離を延ばすことが可能となる。
内燃機関モデルは48マイルドハイブリッド搭載
内燃機関モデルは、どちらも48Vマイルドハイブリッド・システムを搭載したガソリンとディーゼルをラインナップする。
高効率ガソリンエンジン搭載モデル「740i」は、最高出力380ps(280kW)、最大トルク540Nmを発揮する高効率な3.0リッター直列6気筒BMWツインパワーターボに、8速AT、48Vマイルドハイブリッドシステムが組み合わせられた。
クリーンディーゼル搭載モデル「740d」は、最高出力286ps(210kW)、最大トルク650Nmの高効率3.0リッター直列6気筒BMWツインパワーターボディーゼルに、8速AT、4輪駆動システムxDrive、48Vマイルドハイブリッド・システムを搭載。システム最高出力は300ps(220kW)、最大トルク670Nmを発揮する。
2基の大型ディスプレイを配置したコクピット
インテリアは、12.3インチメーターパネルと14.9インチコントロールディスプレイを一体化。ドライバーに向けて湾曲させることで、視認性を高めたカーブド ディスプレイが圧倒的な存在感を放つ。コクピット周りは最低限のスイッチ類のみとし、クリスタルを多用することですっきりとした高級感を手にしている。
先代モデルに比べて約40%もガラス面積を増やしたパノラマ ガラス サンルーフを標準装備。太陽光を車室内に多く取り込むことで、心地良い空間を演出する。さらに、後席まで届くスカイルーフをオプション装備すれば多くの太陽光を取り込めるだけでなく、内蔵のLEDにより夜間には幻想的な室内とすることも可能だ。
左右リヤドアには、それぞれスマートフォンを操作する感覚で様々な設定が可能なタッチパネルを装備する。また、すべてのドアを自動で開閉することも可能。車外・車内から全自動での開閉が可能で、センサー内蔵により狭いスペースにおいては適切なドア開度を保持することも可能となっている。
オプションの「エグゼクティブ ラウンド シート」を装着すればリヤの居住性は格段に向上する。下肢部クッションが座面と一体となった究極のリラックスシートを装備し、リクライニング角度は42度を実現。BMWシアタースクリーンと組み合わせることで、究極のラグジュアリー体験を提供する。
後席に世界初の「BMWシアタースクリーン」
リヤシートには、世界初採用となる「Amazon Fire TV」を搭載した「BMWシアタースクリーン」が用意された。
8K対応の31インチのタッチスクリーンディスプレイ、「Bowers&Wilkins」のサラウンドサウンドシステム、オプションで装備可能なシート内のサブウーファー、ドアのコントロールパネル「タッチ スクリーン リモート(BMWタッチコマンド)」、そしてBMWシアタースクリーンがオンになると自動で後部座席のシェードが閉じるシステムなど、後席を豪華なシアター空間へと誘う。
Fire TV搭載のBMWシアタースクリーンは、人気コンテンツを4K/UHDの解像度で視聴することが可能。ストリーミング動画の再生、ゲームや音楽鑑賞、ダウンロードした番組の視聴など、移動中のあらゆるシーンで、豊富なエンターテインメントを楽しむことができるようになった。
車両本体価格(税込)
740d xDrive Excellence:1460万円
740d xDrive M Sport:1460万円
740i Excellence:1490万円
740i M Sport:1490万円
i7 xDrive60 Excellence:1670万円
i7 xDrive60 M Sport:1670万円
【問い合わせ】
BMW カスタマー・インタラクション・センター
TEL 0120-269-437
【関連リンク】
・BMW Japan 公式サイト