永遠のスーパーカーアイコン、フェラーリのヘリテージを辿る 「フェラーリ名鑑」05-08リンク集

1960年代にフェラーリの名声を築き上げた名車たち。今なお輝き続ける跳ね馬のアイコン 【フェラーリ名鑑:リンク集 Vol.2】

フェラーリの歴史を語るうえで、1960年代前後に登場した250シリーズは欠かせない存在だ。優れたコンペティツィオーネ、即ちレース車両を輩出してきたフェラーリは、250シリーズのヒットを受けて本格的にストラダーレ=ロードカーを次々と生み出していく。現在でもなおエンスージアストにとって垂涎のモデルであり、ひとたびオークションに出品されるや数億から数十億円のプライスさえつく250シリーズは、まさに現在のフェラーリの礎を築いた名車と言える。

語り継がれる名車、250シリーズの誕生

サザビーズなど海外の著名オークションで度々高額落札が話題になるモデルの常連に、フェラーリの250シリーズがある。250 GTOなどの特別な派生モデルは数億円から数十億円の落札もなされ、歴代フェラーリ・オンロードモデルの中でもエンスージアストの人気が高い車種だ。フロントに3.0リッターV型12気筒エンジンを積み、200km/h超の最高速度を誇った250シリーズは、フェラーリの存在意義であるF1GPの資金源となり、今なお稀代の名車として語り継がれる。

フェラーリ名鑑、250 GTのフロントスタイル

フェラーリ 250シリーズ誕生(1953-1956)【フェラーリ名鑑】

サザビーズなど海外の著名オークションで度々高額落札が話題になるモデルの常連に、フェラーリの250シリーズがある。250 GTOなどの特別な派生モデルは数億円から数十億円の落札もなされ、歴代フェラーリ・オンロードモデルの中でもエンスージアストの人気が高い車種だ。フロントに3.0リッターV型12気筒エンジンを積み、200km/h超の最高速度を誇った250シリーズは、フェラーリの存在意義であるF1GPの資金源となり、今なお稀代の名車として語り継がれる。

250シリーズの戦闘力を高めた「SWB」

250シリーズが好評を博したフェラーリは、次なる策として250 GTの戦闘力アップを企図する。そのもっとも大きな変更がショートホイールベース化だ。コーナリング性能アップを求めて250 TdFから200mmホイールベースを短くし、空力性能を高めたボディデザインを採用。今やエンスージアストから「250 GT SWB」の名で定着したこのモデルは、クラシック・フェラーリの王者と呼ばれるほど絶大な人気を誇り、現在でも高額で取引されている。

フェラーリ名鑑、250 GT SWBのフロントスタイル

「フェラーリ 250 GT SWB(1959)」改善と次なるステップへ【フェラーリ名鑑】

250シリーズが好評を博したフェラーリは、次なる策として250 GTの戦闘力アップを企図する。そのもっとも大きな変更がショートホイールベース化だ。コーナリング性能アップを求めて250 TdFから200mmホイールベースを短くし、空力性能を高めたボディデザインを採用。今やエンスージアストから「250 GT SWB」の名で定着したこのモデルは、クラシック・フェラーリの王者と呼ばれるほど絶大な人気を誇り、現在でも高額で取引されている。

草創期のフェラーリ・ロードモデルの完成形「250 GTO」

フェラーリ 250 GT SWBがライバルに対して劣っていた高速性能を強化するため、特に空力性能と軽量化を突き詰めて開発されたのが250 GTOだ。レースに勝つことに注力されたボディは250 GT SWBよりもさらに洗練され、その乾燥重量は約880kgとも言われている。こうして一気に戦闘力を高めた250 GTOは最高速度280km/hという高速性能を手に入れ、チャンピオンシップを2年連続で制覇するなど数多くの栄光をフェラーリにもたらした。

フェラーリ名鑑、フェラーリ 250 GTOのフロントスタイル

名作「フェラーリ 250 GTO(1962-1964)」完成。理想が実った時【フェラーリ名鑑】

フェラーリ 250 GT SWBがライバルに対して劣っていた高速性能を強化するため、特に空力性能と軽量化を突き詰めて開発されたのが250 GTOだ。レースに勝つことに注力されたボディは250 GT SWBよりもさらに洗練され、その乾燥重量は約880kgとも言われている。こうして一気に戦闘力を高めた250 GTOは最高速度280km/hという高速性能を手に入れ、チャンピオンシップを2年連続で制覇するなど数多くの栄光をフェラーリにもたらした。

スーパーカーの始祖となった250シリーズの派生モデル

フェラーリにとってロードカー=ストラダーレの生産は、レース活動を続ける手段のひとつと言われる。しかしストラダーレをレースでも勝てる仕様に仕立てたコンペティツィオーネもカスタマーの求めに応じて生み出し、250シリーズから派生した275 GTBはその代表例だ。そしてこの250シリーズこそ、フェラーリのストラダーレとコンペティツィオーネが明らかに分岐する経緯となっており、様々な名車を後世に伝えることになった。

フェラーリ名鑑、275 GTB/4のフロントスタイル

ストラダーレとコンペティツィオーネの分岐点(1962-1967)【フェラーリ名鑑】

フェラーリにとってロードカー=ストラダーレの生産は、レース活動を続ける手段のひとつと言われる。しかしストラダーレをレースでも勝てる仕様に仕立てたコンペティツィオーネもカスタマーの求めに応じて生み出し、250シリーズから派生した275 GTBはその代表例だ。そしてこの250シリーズこそ、フェラーリのストラダーレとコンペティツィオーネが明らかに分岐する経緯となっており、様々な名車を後世に伝えることになった。

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著者プロフィール

ゲンロクWeb編集部 近影

ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…