Ferrari 499P
セブリングでの貴重なデータを収集
フェラーリがル・マン・ハイパーカー(LMH)規程に則り新たに開発した「499P」が、実戦デビューを前に2日間のテストに参加した。全長6.019kmのセブリング・インターナショナル・レースウェイを舞台に、ドライバー全員がマシンのセッティングとコース習熟に務めることになった。
今回、499Pにとってはアメリカ大陸で行われた初テストとなり、マシンの信頼性を向上させることを目的に、いくつかのセッティングが試されている。長い歴史を持ち、路面がバンピーなことで知られているセブリングは、その特殊性から強い負荷にさらされるサスペンションとシャシーに関して、チームは有益なデータを得たという。
2台の499Pのうち、51号車をドライブするアレッサンドロ・ピエール・グイディは、セブリングでのテストを終えて次のようにコメントした。
「デビュー戦の舞台となるセブリングでのテストは、499Pをにとってかなり重要な機会になりました。セブリングはレーシングカーの各コンポーネントにとって非常に過酷なサーキットですが、499Pのドライブは本当に楽しかったです」
「この2日間に得た各ドライバーからのフィードバックは非常にポジティブなものでした。セブリング 1000マイルを前に記帳な経験を積むことができましたし、なによりもライバルたちと比較できたことが重要です。改善すべきことはまだたくさんありますが、進むべき道は分かっています」