「アバルト 500e」に上位仕様「ツーリズモ」追加

フル電動モデル「アバルト 500e」の新ラインナップに装備充実の「ツーリズモ」が追加

2022年に先行導入されたローンチ仕様の「500e スコーピオニッシマ」に続き、ヨーロッパにおいて「アバルト 500e」の通常ラインナップの販売が開始された。
2022年に先行導入されたローンチ仕様の「500e スコーピオニッシマ」に続き、ヨーロッパにおいて「アバルト 500e」の通常ラインナップの販売が開始された。
アバルトは、フル電動ハッチバック「500e」のラインナップにスポーツモデルの「ツーリズモ」を追加した。限定モデルの「500e スコーピオニッシマ(Scorpionissima)」に続き、今後はベースモデルの「500e」と「500e ツーリズモ」の2モデルを展開。ハッチバックとカブリオからボディタイプを選ぶことができる。

Abarth 500e

強化された専用電気モーターを搭載

フル電動モデル「アバルト 500e カブリオ」のエクステリア。
アバルト 500eには、最高出力157PSに強化された電動モーターと42kWh容量のバッテリーを搭載。最大航続距離は265kmを誇る。

アバルトは、限定ローンチ仕様の「500e スコーピオニッシマ」の成功に続き、フル電動コンパクトモデル「500e 」の通常ラインナップを発表した。3ドアハッチバックとカブリオのボディタイプが用意され、ベースモデルの「500e」とスポーティな「500e ツーリズモ」の2モデルを展開する。

アバルト 500eには、ベースとなったフィアット 500eよりも強化された電動モーター(最高出力157PS)と、42kWhのバッテリーを搭載。ゼロエミッション走行だけでなく、アバルトに相応しい鋭い加速力を実現した。

最大航続距離は265km、最大85kWの急速充電にも対応する。1日の走行距離(約40km)に必要な充電時間は5分未満で行うことができる。急速充電器を使用することで、約35分で航続可能距離の80%を充電することも可能となっている。

電動化をイメージしたBEV専用ロゴ

フル電動モデル「アバルト 500e 」のエクステリア。
フロントグリル上部には専用の「ABARTH」レンダリングを配置、リヤフェンダーにはスコーピオンと稲妻を組み合わせた専用ロゴが配置されている。

エクステリアのポイントとなるのは、フロントグリルの上部に配置されたダークチタニウムグレーの新しい「ABARTH」レンダリングだろう。これは単なるブランドサインではなく、パフォーマンスとイノベーション、楽しさと持続可能性の融合を意味しているという。

ボディサイドには、スコーピオンに稲妻が組み合わせられた、BEV専用シグネチャーロゴも配置。専用デザインのラテラルスカート、クールホワイトにペイントされたフロントのエアダム、リヤディフューザーインサート、マットグレーの専用ミラーキャップに加えて、足元には専用デザインの17インチアルミホイールも装着される。

エクステリアカラーは「アンチトード・ホワイト(Antidote White)」、「ヴェノム・ブラック(Venom Black)」「アドレナリン・レッド(Adrenaline Red)」に加え、新色の「アシッド・グリーン(Acid Green)」と「ポイズン・ブルー(Poison Blue)」の5色を展開する。

アバルト専用グラフィックを採用

フル電動モデル「アバルト 500e」のインテリア。
コクピットに配置された7インチ・TFTクラスターと、10.25インチ・タッチスクリーン・ディスプレイが配置されている。

インテリアは、スコーピオン・ストライプのエンボス加工が施されたスポーツシート、スポーティなダブルステッチが入れられたステアリングホイールなど、ドライビングを意識したトーンで纏められた。

インストゥルメントパネルには、専用インフォテインメント・システムを備えた10.25インチ・タッチスクリーン・ディスプレイを配置。ステアリングの奥には、アバルト専用グラフィックが採用された7インチ・TFTクラスターが標準装備される。

アバルト 500eには、イグニッション「オン/オフ」のたびに、ロックギターの音色を車内へと響かせる専用サウンドを搭載。AVAS(車両接近通知装置)にも、アバルト専用の「アバルト・ジングル」が導入されている。

“咆哮”を楽しめるサウンドシステム

フル電動モデル「アバルト 500e ツーリズモ」の走行シーン。
500e ツーリズモには、アバルト製ガソリンエンジンの“咆哮”が収録された「アバルト・サウンド・ジェネレーター」が標準搭載される。

今回、ラインナップのトップグレードとして新たに追加された「500e ツーリズモ」のエクステリアには、専用の18インチ・ダイヤモンドカット・チタニウムグレー・アルミホイールが装着される。

インテリアには、スポーティとスタイリッシュさを最大化すべく、上質なタッチ感を持つアルカンターラをチョイス。アルカンターラ&レザー製ステアリングホイールや、エンボス加工を加えたアルカンターラ・ダッシュボードフェイシアにより、上質なプレミアム感が演出された。

さらに500e ツーリズモには、アバルトの”咆哮 “を楽しむことができる「アバルト・サウンド・ジェネレーター」が標準搭載されている。このサウンドシステムはアバルト製ガソリンエンジンのエキゾーストノートを忠実に再現しているという。また、フロントシートヒーター、ワイヤレス充電パッド、リヤビューカメラ、ブラインド・スポット・ウォーニングなどを標準装備する。

電動ホットハッチ「アバルト 500e」には、内燃機関のエキゾーストノートを再現した「サウンド・ジェネレーター・システム」が搭載されている。

「EVでもアバルトの“咆哮”を再現」アバルト 500eが搭載するサウンド・ジェネレーターとは?【動画】

フル電動コンパクトハッチ「アバルト 500e」には、専用開発された「サウンド・ジェネレーター・システム(Sound Generator System)」が搭載されている。このサウンド・ジェネレーター・システムでは、のべ6000時間以上の開発期間をかけて、完璧なアバルト製ガソリンエンジンのエキゾーストノートが再現されたという。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…