【スクープ!】次期BMW X3には「M40i」がラインナップ?

【スクープ!】次期型BMW X3でも内燃機関のホットーバージョン「Mモデル」登場?

フロントタイヤの前方には縦長のスリット状が確認できる。
フロントタイヤの前方には縦長のスリット状が確認できる。
BMWはミッドサイズSUV「X3」次期型の開発を続けている。フル電動モデルが用意されるのは確実だが、そのほかプラグイン・ハイブリッドやマイルド・ハイブリッドも引き続き用意されると予想される。今回は、内燃機関搭載の「M40i」と思われるテスト車両が目撃された。

BMW X3

「セミ・ホット」バージョンも健在?

BMW X3 M40iと思われるプロトタイプ。テールパイプは4本出し。
BMW X3 M40iと思われるプロトタイプ。テールパイプは4本出し。

BMWがスウェーデンで行った次期型X3の寒冷地テストで、「セミ・ホット」タイプであるM40iのプロトタイプが初めてカメラに収められた。現行G01型M40iの6気筒エンジンは最高出力およそ340PSを発揮するが、新型は350PSをゆうに超えることが期待される。

新世代のBMW X3は、2023年中に世界に向けて公開される模様だ。現行モデル同様に、プラグインハイブリッド(PHEV)やマイルドハイブリッドの内燃機関搭載バージョンと、完全電動化モデルといった複数のパワートレインが用意されるだろう。

写真で分かるように、フロントライトの形状は最終的なものではなく、量産型では変更されるだろう。全体的な形状や位置はプロトタイプから大幅な変更は無いと考えられるが、より薄いデザインでシャープな印象となることが予想される。LEDライトが装備で、オプションとしてLEDマトリクス・ライトまたはレーザー・ライトを選ぶことができるだろう。

インテリアも最新デザインに

スポーティーなプロファイル(側面)にBMWらしさを感じられる
スポーティーなプロファイル(側面)にBMWらしさを感じられる

BMWの他のモデルと同様に、フロントのキドニーグリルは拡大されると考えられる。アクティブ・フロント・グリルのほか、車両の熱効率最適化や燃料消費量とCO2排出量の削減を目的に様々なデバイスが搭載されるだろう。

インテリアの写真は無いが、各モデルで採用が進んでいる「BMWカーブドディスプレイ」がダッシュボード上に設けられるだろう。昨年LCI(ライフサイクルインパルス=BMWのマイナーチェンジの呼称)を受けた3シリーズ・セダンおよびツーリングでは、12.3インチのマルチ・ディスプレイ・メーター・パネルと、14.9インチのワイド・コントロール・ディスプレイを一体化した高解像液晶パネルが使われている。次期型X3でも、同スペックのディスプレイが採用されることが予想される。

前後バンパーにカモフラージュを施した状態で、ニュルブルクリンクを走行する「BMW X1 M35i」。

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石川 徹