「日産 GT-R」のラストモデルは「ポルシェ 911」にどこまで肉薄したのか?

最新「日産 GT-R」は「ポルシェ 911」にどこまで肉薄したか最強グレードでスペック比較

日産 GT-R NISMOとポルシェ 911 ターボS
日産 GT-R NISMOとポルシェ 911 ターボS
2024年3月14日、日産は2025年モデルの「GT-R」を発表した。このモデルをもって生産を終了するという噂のGT-Rは、発売当初からベンチマークにし続けてきた「ポルシェ 911」にどこまで迫れたのか? それぞれの最強グレードのスペックを比較してみよう。

NISSAN GT-R
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PORSCHE 911

ボディサイズはGT-Rが上回る

両車のボディサイズを比べると「日産 GT-R」よりも「ポルシェ 911 ターボS」のほうがややコンパクトな印象だ。ただし全幅については、ベースモデルに対してワイドボディ化されている911のほうがわずかに大きい。

それ以上に顕著なのは、ホイールベースだ。両車で330mmも差があるのは、GT-RがFRベースのプラットフォームを用いているのに対し、911はRRベースのプラットフォームを用いるためだ。

ボディサイズ自体も違うが車両重量も80kgと違いは大きい。

日産 GT-R NISMO special edition

ボディサイズ=全長4700mm×全幅1895mm×全高1370mm
ホイールベース=2780mm
車両重量=1720kg
タイヤサイズ=255/40ZRF20(前)285/35ZRF20(後)

ポルシェ 911 ターボ S

ボディサイズ=全長4535mm×全幅1900mm×全高1303mm
ホイールベース=2450mm
車両重量=1640kg
タイヤサイズ=255/35ZR20(前)315/30ZR21(後)

パフォーマンスは911が有利か

3.8リッターの6気筒ツインターボエンジンを心臓部に搭載するという点で共通している両車だが、GT-RはV型6気筒、911は水平対向6気筒という点にそれぞれの特徴が表れている。最高出力はどちらも600PSを超えるが、設計が新しい911のほうがよりパフォーマンスが高いようだ。

駆動方式は両車ともにAWDを採用しているが、ベースとなるプラットフォームが異なり、エンジン搭載位置が異なるのは上で述べたとおりである。

日産 GT-R NISMO special edition

エンジン形式=V型6気筒ツインターボガソリンエンジン
排気量=3799cc
最高出力=600PS/6800rpm
最大トルク=652Nm/3600-5600rpm
トランスミッション=6速DCT
駆動方式=AWD

ポルシェ 911 ターボ S

エンジン形式=水平対向6気筒ツインターボガソリンエンジン
排気量=3745cc
最高出力=650PS/6750rpm
最大トルク=800Nm/2500-4000rpm
トランスミッション=8速DCT
駆動方式=AWD

ポルシェ以外は眼中にないと公言してきたGT-R。実際、2007年末の発売当初は「911ターボの性能をカレラの価格で提供」した。

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よりリーズナブルなのはGT-R

発売当時は777万円という衝撃的な価格だったGT-Rも、17年の時を経て3000万円クラスのスーパースポーツへと進化した。それでも、911よりはわずかにリーズナブルであるというのは、「打倒911」を掲げていた当時の名残だろうか。

なお、それぞれのエントリーモデルの価格は、GT-R Pure editionが1444万3000円、911 カレラが1620万円となっている。モデルラインナップ全体で見ても、やはりGT-Rのほうが価格優位性が高いと言えそうだ。

車両本体価格

日産 GT-R NISMO special edition 3061万3000円
ポルシェ 911 ターボ S 3279万円

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