モナコで開催されるフェラーリ専用オークションにアロンソの所有車両出品

フェルナンド・アロンソの「エンツォ フェラーリ」はオークションでいくらになる?「走行距離わずか4800km」

モナコで初開催されるフェラーリ専門オークション「ラスタ・ロッサ(L’AstaRossa)」に、アロンソが所有するエンツォ フェラーリの出品が決まった。
モナコで初開催されるフェラーリ専門オークション「ラスタ・ロッサ(L’AstaRossa)」に、アロンソが所有するエンツォ フェラーリの出品が決まった。
モナコ・カー・オークション(MonacoCarAuctions)は、6月8日にモナコのグリマルディ・フォーラムで初開催されるフェラーリ専門のオークションイベント「ラスタ・ロッサ(L’AstaRossa)」に、40台の貴重なフェラーリが出品されることを明らかにした。今回、F1ワールドチャンピオンのフェルナンド・アロンソが、個人的に所有する極上の「エンツォ フェラーリ」がオークションの目玉になりそうだ。

Enzo Ferrari

最低でも500万ユーロの価格を予測

今回の目玉と言われているのが、アロンソが所有するオリジナルコディションの「エンツォ フェラーリ」。最低でも500万ユーロ以上の価格が付けられると予測されている。
今回の目玉と言われているのが、アロンソが所有するオリジナルコディションの「エンツォ フェラーリ」。最低でも500万ユーロ以上の価格が付けられると予測されている。

エンツォ フェラーリは、フェラーリ 288GTO、F40、F50の系譜に続くスペチアーレモデル。カーボンファイバー製モノコックシャシーに6.0リッターV型12気筒自然吸気エンジンを搭載する。F1由来の技術が贅沢に奢られ、0-100km/h加速3.1秒、最高速度350km/h以上という、2002年の発表から20年以上を経た今でも最新スーパースポーツに匹敵するパフォーマンスを誇る。

今回、オークションに出品されるアロンソのエンツォ フェラーリは、美しいロッソコルサ(レッド)で仕上げられ、フェラーリ・クラシケからオリジナル仕様との認定済み。「Scocca n.1」のナンバーを持ち、走行距離はわずか4800km。オークションでは最低でも500万ユーロ(約7億5000万円)以上の値がつくと予測されている。

世界に1台のフェルバー ・ビーチカー

カタールのハマド・ビン・ハリーファ・アール=サーニーへと売却される予定だった、世界に1台のみが存在するオープントップ「フェルバー フェラーリ 365GTC/4 ビーチカー」も出品される。
カタールのハマド・ビン・ハリーファ・アール=サーニーへと売却される予定だった、世界に1台のみが存在するオープントップ「フェルバー フェラーリ 365GTC/4 ビーチカー」も出品される。

ミケロッティが手掛けた1台限りの「フェルバー フェラーリ 365GTC/4 ビーチカー(Felber Ferrari 365 GTC/4 ‘Beach Car’)」も非常に貴重な1台だ。1972年にスイスの外科医師、フレデリック・セーゲッサーに新車で納車された365 GTC/4 シャシーナンバー「16017」は、1975年にスイスのフェラーリ・ディーラーを所有するウィリー・フェルバーへと売却された。

フェルバーは、トリノのミケロッティにユニークな「ビーチカー」ボディの設計と製作を依頼する。スカイブルーにデニムブルーの内装が施されたこのオープントップは、カタールの前首長であるハマド・ビン・ハリーファ・アール=サーニーへと売却される予定だった。ところが、中東を襲ったオイルショックにより、売買契約は破棄。その後、フェルバーとミケロッティはこのクルマをメタリックブロンズに仕上げ、1976年のジュネーブモーターショーのコーチビルダーブースに展示した。予想落札額は65万〜150万ユーロ(約9700万〜2億2000万円)となっている。

【関連リンク】
・モナコ・カー・オークション公式サイト

自身が所有する「ポルシェ 911カレラ RS 2.7」と共に、プロヴァンス地方ゴルドで暮らすアンドレ・ロッテラー。

非公開: ポルシェ 911カレラ RS 2.7「シャシーナンバー0027」の所有者はル・マン王者のあの人

1972年、パリ・モーターショーでワールドプレミアされた「ポルシェ 911 カレラ RS 2.7」。その誕生50周年を記念し、南仏で特別なモデルとの邂逅が実現した。シャーシナンバー0027、オーナーはフォーミュラEにおいて、ポルシェのワークスドライバーを務めるアンドレ・ロッテラーだ。

キーワードで検索する

著者プロフィール

ゲンロクWeb編集部 近影

ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…