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Land Rover Defender SVX
エンジンはV8ガソリンの搭載が濃厚
「ディフェンダーSVX」プロトタイプと思われるクルマのテスト走行を撮影することに成功した。今年追加されたV8バージョンと同様の、4本出し「クアッドアウトボードマウンテッドエキゾースト」を備えているのが分かる。また、ワイドなホイールアーチとBFグッドリッチオールテレインタイヤ、高めの車高などが目をひく。
ボンネットの下にどんなパワーユニットが収められているかは分かっていない。ディフェンダーにはすでに、ジャガー・ランドローバー製の5.0リッターV8スーパーチャージャー付ガソリンエンジン(518HP)が搭載されている。また、「レンジローバー」にはBMW製4.4リッターV8ツインターボ付ガソリンエンジン(523HP)を使用している。このどちらかが、ディフェンダーSVXにも搭載されるだろう。
SVXのモデル戦略はディスカバリーからディフェンダーに変更?
ジャガー・ランドローバーの「スペシャル ビークル オペレーションズ」(SVO)は、過去に「ディスカバリーSVX」の開発を行っていた。発売間近でキャンセルされたこのモデルは、V8エンジンを搭載し、オフロード走行用のアップグレードが施されていた。サーキット走行向けの「SVR」シリーズや高級レンジの「SVAutobiography」シリーズと同様、このモデルはSVOが新たな分野を確立する計画だったはずだ。
ディスカバリーSVXの発売中止が決まっても、ジャガー・ランドローバーは将来的なSVXの開発を否定しなかった。現在のところ、ディフェンダーSVXは2024年モデルとして今年中に登場すると予想されている。