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Mercedes-Benz GLE 300 d 4MATIC
ブラッシュアップしたデザイン
メルセデス・ベンツの主力ラグジュアリーSUVとなる2代目「GLE」と「GLE クーペ」の改良新型モデルの日本導入が発表された。「GLE」は2019年に、「GLE クーペ」は2020年それぞれのフルモデルチェンジしたが、今回のマイナーチェンジによってエクステリア、インテリア、テクノロジーなど様々な装備を刷新した。
外観はSUVらしい力強さを表現したという新形状のフロントバンパー。フロントグリルは小さなスリーポインテッドスターが散りばめられたスターパターンを採用。ヘッドライトも最新デザインとなったほか、テールライトのデザインも見直され、GLEではふたつの水平ブロック、GLE クーペではふたつのバーがライトサインとして採用された。
最新世代のインテリア
インテリアでは、インフォテインメントシステムは最新の自然対話型「MBUX」が搭載された。ステアリングは水平スポークにセンサーサーフェイスを備えた最新世代となリ、左右スポーク部のタッチエレメントを介して、ドライバーはステアリングから手を離さずにディスプレイを操作できる。さらにディスタンスアシスト・ディストロニック使用時のハンズオフ検知のため、ステアリングリムに静電容量式センサーを採用。従来のトルク感応型よりも精度の高い検知が可能となったという。乗車定員はGLEが3列7人乗り、GLE クーペが2列5人乗りとなる。
新開発の「オフロードモード」が搭載され、勾配、ロール角、コンパス、ステアリング角などの特殊な情報が表示される。オプションの360°カメラ付きパーキング・パッケージと組み合わせることで、「トランスペアレント・ボンネット」機能が提供される。トランスペアレント・ボンネットは、オフロードモード時、センターディスプレイに前輪とそのステアリング位置を含む、車両前方下のバーチャルビューを表示。このバーチャルビューは360°カメラからの画像で構成。この“透明”なボンネットにより、ドライバーは進路上にある大きな石や深いくぼみなどの障害物を、安全に認識することができる。また、この機能は視界の悪い急斜面走行時にも有効だという。
全車48Vマイルドハイブリッドで電動モデル
今回発表されたGLE/GLE クーペのエンジンはディーゼルの2.0リッター直4ターボと3.0リッター直6ターボ、そしてガソリンの3.0リッター直6ターボの3機種が用意された。全車48Vマイルドハイブリッド(ISG)を搭載した電動モデルとなる。
これまでと同様、GLE/GLE クーペの改良新型は、北米のタスカルーサ・メルセデス・ベンツ工場で生産されるという。
車両本体価格(税込)
新型 GLE
GLE 300 d 4MATIC 1376万円(2.0リッター直4ディーゼルターボ 269PS/550Nm、、ISG 20PS/208Nm)
GLE 450 d 4MATIC Sports 1466万円(3.0リッター直6ディーゼルターボ 367PS/750Nm、ISG 20PS/208Nm)
メルセデス AMG GLE 53 4MATIC+ 1728万円(3.0リッター直6ガソリンターボ 320PS/560Nm、ISG 20PS/200Nm)
新型 GLE クーペ
GLE 450 d 4MATIC Sports Coupe 1480万円(3.0リッター直6ディーゼルターボ 367PS/750Nm、ISG 20PS/208Nm)
メルセデス AMG GLE 53 4MATIC+Coupe 1805万円(3.0リッター直6ガソリンターボ 320PS/560Nm、ISG 20PS/200Nm)