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Mercedes-Benz GLA
デビュー3年目のブラッシュアップ
「メルセデス・ベンツ GLA」は、2014年に初代モデルがデビュー。コンパクトなボディにメルセデス・ベンツのSUV技術を凝縮させ、日常生活にも適したスタイリッシュかつオールラウンドなコンパクトSUVとして、日本をはじめとする世界市場で大成功を収めた。
2020年に投入された現行GLAは2代目となる。今回、登場した改良新型は、エクステリアデザインを刷新し、ナビゲーションシステムをSクラスなどに採用している最新世代にアップデート。さらに交通状況に応じてハイビームとロービームを切り替え、ヘッドライトの照射範囲を自動調整する「アダプティブ・ハイビームアシスト」を全モデルに標準装備した。
パワーユニットは、高効率1.3リッター直列4気筒「M282」ガソリンエンジンを搭載する「GLA 180」と、最高出力150PS、最大トルク320Nmを発揮する2.0リッター直列4気筒ディーゼル「OM654q」エンジンの「GLA 200 d 4MATIC」の2車種をラインナップする。
前後ライトのデザインを変更
フロントセクションは「GLA 180」と「GLA 200 d 4MATIC」のグリルにメルセデス・ベンツ製SUV共通のルーバーを採用。「AMGラインパッケージ」ては、クローム仕上げのダイヤモンドパターンが無数に散りばめられた、シングルルーバーのフロントグリルを装着する。
フロントバンパーとヘッドライトのデザインを変更し、「AMGラインパッケージ」では、下部に広がる台形とその両サイドに大きく開口したデザインを採用。よりアグレッシブかつパワフルなフロントバンパーを実現している。リヤセクションは、スポーティかつ安定感のある新デザインのリヤディフューザーを導入。LEDリヤコンビネーションランプのデザインを変更し、シャープなデザインを完成させた。
ホイールデザインを全て変更し、標準仕様には18インチアルミホイールを、「AMGラインパッケージ」には20インチAMGアルミホイールを装備する。エクステリアカラーに新色の「スペクトラルブルー」と「ローズゴールド」が追加された。
新世代ステアリングホイールを採用
インテリアは、新世代ステアリングホイールを新たに導入。「AMGラインパッケージ」をチョイスすると、3本のツインスポーク仕様に変更され、より近未来的な室内空間が完成する。この新型ステアリングには、ナビゲーションシステムや、インストゥルメントクラスター内の各種設定や安全運転支援システムの設定を手元で操作できる新機能も与えられた。
従来はタッチコントロール・ボタンへの接触や、ステアリングホイールにかかるトルクで操作を判定していたが、「アクティブ・ディスタンスアシスト・ディストロニック」使用時のハンズオフ検知機能を向上させるべく、新たにステアリングのリムに静電容量式センサーを採用。これにより、ドライバーがステアリングホイールを握るだけで認識されるよう変更された。また、センターコンソールに配置されていたタッチパッドを廃止し、すっきりとしたインテリアデザインを実現している。
最新世代の対話型インフォテインメントシステム「MBUX」も標準装備。音声認識は、目的地入力、電話通話、音楽選択、気象情報に加え、クライメートコントロール、各種ヒーター、照明など多様な機能に対応する。また、「Burmester」サラウンド・サウンドシステムをオプション設定し、室内に最高の音楽環境をもたらすことが可能になった。
インテリアに使用するすべての素材が見直され、より持続可能な代替品に変更。これを受けて、シート中央部には100%リサイクルから得られた素材を使用したファブリックが採用されている。
車両本体価格(税込)
GLA 180:599万円
GLA 200 d 4MATIC:655万円
【問い合わせ】
メルセデス・コール
TEL 0120-190-610
【関連リンク】
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