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CHEVROLET Corvette ZR1
ZR1らしいアグレッシブな外観
これらの写真を見ると、アグレッシブな外観が非常に印象的だ。フロント下部から突き出たスプリッターが、「コルベットZR1」らしい威嚇的な雰囲気を醸し出している。中央の大きなフロントグリルと、バンパーのコーナー付近にある深いエアインテークも迫力あるイメージを与えている。
ひと目でわかるリアウイングを除けば、センターマウントの4本のエキゾーストなど、このテスト車両のリヤは現行型Z06とよく似ている。アクティブ・エアロなどのパフォーマンス向上キットも、ZR1のオプションパッケージとして用意される可能性がありそうだ。
GM史上最もパワフルなエンジン
ZR1のエンジンは関係者によると最新の「LT7」バージョン5.5リッターV8DOHCツインターボが搭載されるという。C8 Z06に搭載されている現行のLT6(670PS)をアップグレードして、出力は800~850PSと予想される。
このエンジンは、GMがこれまで生産してきた市販V型8気筒エンジンの中で最もパワフルなものとなる。同時に、ハイブリッド化されない純粋な内燃機関搭載のコルベットとしても、最後のモデルになるだろう。
エアロパーツはオプション設定?
過去のZR1は、標準仕様から空力面でのアップグレードやボディワークの変更を加えられている。先代モデルのC7 では、ZR1にはテールゲート上部の大型リヤウイングなどのZTKエアロパッケージが用意されていた。現在ドイツで行われているテストでは、2種類のリヤスポイラーを試しているようだ。どちらが採用されるか、それとも、大型のスポイラーはオプション設定なのかはわかっていない。