メルセデス・ベンツ・クラシックが30年目を迎える車両にも豊富な純正交換パーツを供給

メルセデス・ベンツが来年ヒストリック・カー登録される「W124型Eクラス」の純正パーツ供給を怠らないと宣言

2024年から「H」ナンバー登録が可能になる、メルセデス・ベンツ「W130型Sクラス 改良新型」。メルセデス・ベンツは30年を超えた車両にも豊富な交換パーツを供給している。
2024年から「H」ナンバー登録が可能になる、メルセデス・ベンツ「W140型Sクラス 改良新型」。メルセデス・ベンツは30年を超えた車両にも豊富な交換パーツを供給している。
メルセデス・ベンツ・クラシック(Mercedes-Benz Classic )は、デビューから30年を迎えたことでドイツにおいて「H」登録ナンバー車両となる、W140型Sクラスと「S420 クーペ」、W124型「E500 リミテッド」「E60 AMG」「E200 カブリオレ」、そしてW202型「C36 AMG」に、豊富な純正交換パーツを供給している。

2024年春にミュージアムでイベントを開催

2024年から「H」ナンバー登録が可能になる、メルセデス・ベンツの「E500 リミテッド」。
メルセデス・ベンツ・ミュージアムは2024年春に野外ヒストリックイベント「クラシックス&コーヒー・ミーティング」を開催。写真の「E500 リミテッド」など、2024年にデビュー30周年を迎え、「H」ナンバー登録が可能になったメルセデス・ベンツ車両も数多く参加する。

2024年春、メルセデス・ベンツ・ミュージアムは、あらゆるブランドのヒストリックカーが参加できるイベント「クラシックス&コーヒー・ミーティング(The “Classics & Coffee” meeting)」を開催する。イベント当日は、ドイツ・シュトゥットガルトのミュージアム敷地内に数百台のヒストリックカーが並べられ、参加者はコーヒーを味わいながら、ヒストリックカー談義に花を咲かせる予定だ。

ここにしかないリラックスした雰囲気が、長年にわたってこの野外イベントを成功に導いてきた。「クラシックス&コーヒー・ミーティング」に登場する車両の多くが、ドイツにおいてヒストリックカーを意味する「H」登録ナンバープレートで参加。2024年には、1994年に発売されたメルセデス・ベンツ製車種が、初めて「H」登録されることになる。

メルセデス・ベンツ・クラシックは、ヒストリック車両に対して豊富な純正交換パーツを供給。現在も数多くが実動状態にある多くの車両が、適切なコンディションで運転できるよう重要な役割を担っている。特に重視されているのが走行/安全性に関連する交換パーツ。2024年には、W124型Eクラス 改良新型、W140型Sクラスの一部車両、W202型「C 36 AMG」が、初めてヒストリックナンバープレート登録できるようになる。

これらのモデルシリーズのオーナーは、現在でもそれぞれ数千点の交換パーツをメルセデス・ベンツ・クラシックから直接入手できるという。

1994年のジュネーブで公開された後期型W140

2024年から「H」ナンバー登録が可能になる、メルセデス・ベンツの「S420 クーペ」。
1994年のジュネーブ・モーターショーでは、Sクラスの改良新型とともにSクラス クーペのエントリー仕様「S420 クーペ」もデビューした。

1994年3月のジュネーブ・モーターショーで発表されたW140型Sクラスのフェイスリフト版が、2024年から「H」ナンバープレートを取得することが可能になる。後期型W140はディテールがブラッシュアップされ、よりダイナミックなエクステリアを手にした。また、この時のジュネーブ・モーターショーでは、Sクラス クーペのエントリー仕様「S420 クーペ」も発表されている。

W124型Eクラスは、高い日常性を備えた人気の高いネオクラシックカー。サルーン、エステート、クーペ、カブリオレなど、幅広いラインアップを展開する。2024年には「E500リミテッド」や「E200 カブリオレ」など多くのモデルが「H」ナンバーのステータスを獲得する。

W202型「C 36 AMG」の量産は1994年1月に開始。C 36 AMGは、その数ヵ月前のフランクフルト・モーターショーにおいて、Cクラスのフラッグシップとしてワールドプレミアされている。C 36 AMGは最高出力280PSを発揮する3.6リッター直列6気筒エンジンを搭載し、1997年までに5221台が生産された。

今や伝説となった500Eの最高出力は実に330PS、最大トルクも490Nmと、当時ポルシェ911ターボ(964型)を上回る数値だった。

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近年自動車メーカーが自ら「ヤングクラシック」「ネオクラシック」と呼んで、往時の名車に再び光をあてている。たしかに当時憧れの名車は、現代から見れば極度にシンプルなクルマで、今でも眩しいほどの魅力を放っている。今楽しめるネオクラとは如何なるものか、ゲンロクwebオススメの4台を紹介する。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…