【スクープ!】次期型「アウディ A6 アバント」プロトタイプを目撃

【スクープ!】「アウディ A6 アバント」の実質後継となるICE搭載「A7」はPPCプラットフォームを採用して登場か?

アウディA6アバントの次期型プロトタイプがマイナス37度の寒冷地でテストを行った。
アウディA6アバントの次期型プロトタイプがマイナス37度の寒冷地でテストを行った。
「アウディA6 アバント」の次期型が寒冷地テストを行っている様子を捉えた。アウディはモデル呼称の整理を行う予定で、偶数をEVに、奇数を内燃機関搭載車にあてると言われている。今回撮影されたテスト車両にはテールパイプが確認できるため、「A7」の名前でデビューすると考えられる。

AUDI A6 Avant

ハイブリッド化が進むパワートレイン

内燃機関搭載モデルは、「MLB」の改良型「PPC(プレミアム・プラットフォーム・コンバスチョン)」をベースに開発される。
内燃機関搭載モデルは、「MLB」の改良型「PPC(プレミアム・プラットフォーム・コンバスション)」をベースに開発される。

縦置きエンジンとFWDまたはクワトロ(AWD)のMLBプラットフォームには新たな改良が加えられ、PPC(プレミアム・プラットフォーム・コンバスション)と呼ばれることになる。ICE搭載の次期型A6、つまり新しい「アウディA7」はこのPPCをベースに開発される。

パワートレインはハイブリッド化が進むだろう。大型バッテリーと効率アップが図られたマネージメントシステムによって、PHEVバージョンは1回の充電あたり100km前後の電気走行が可能になると予想する。現行モデルでは4.0リッターV8を搭載しているパワフルな「RS」は、6気筒エンジンとPHEVソリューションに変更される可能性がある。

外観上は共通点が多い次期型A6とA7

完全電動パワートレインとPPE(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)ベースの次期型A6と中身は大きく異なるA7だが、見た目の共通点は多いと予想される。既に目撃された新型A5のプロトタイプには、シングルフレームグリルやフロントとリヤの細いLEDライトユニットなど、A6 アバント e-tron コンセプトとの共通点が多い。A6とA7も同様に、共通するイメージで登場するだろう。

年内に姿を見ることはできるか?

セダンとアバント(ステーションワゴン)の設定は確実な次期型A6、改めA7。
セダンとアバント(ステーションワゴン)の設定は確実な次期型「A6」改め「A7」。

新しいアウディ A7 ファミリーには、セダンも含まれることが確実だが、スポーツバックの設定は不明だ。A7はセダンとアバントとし、スポーツバックはフル電動のA6専用とすることも考えられる。次期型アウディ A7の市場投入は、早くても2024年末だと予想する。

PPEテクノロジーを採用した「アウディ A6 アバント e-tron コンセプト」のエクステリア。

アウディ、A6 アバント e-tron コンセプトを公開! 伝統の“アバント”に最新の電動パワートレインを搭載 【動画】

アウディは、ラグジュアリークラスに属する近未来の電動駆動モデル 「A6 アバント e-tron コンセプト」を発表した。アウディは約1年前の2021年4月、上海モーターショーにおいて「A6 スポーツバック」の電気自動車コンセプトモデルを公開。市販を前提に開発されたA6 アバント e-tron コンセプトは、先進的な駆動テクノロジーをアウディを象徴する伝統的なアバント・デザインへ巧みに組み合わせている。

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著者プロフィール

石川 徹 近影

石川 徹

PRエージェンシーやエンジニアリング会社、自動車メーカー広報部を経てフリーランスに。”文系目線”でモビ…