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Ferrari GTO
現在ツアーへの参加申し込みを受付中
1984年のジュネーブ・モーターショーにおいて発表された「フェラーリ 288 GTO」。そのデビューから40年を祝う特別企画「GTO レガシー・ツアー2024」が、2024年10月1日から5日にかけてイタリア・ドロミテ地方で開催される。参加者は雄大な景色の中を288 GTOでたっぷりとドライブし、マラネロを目指す。
GTO レガシー・ツアー2024は、F40をテーマにした2023年の初開催に続くレガシー・ツアー第2弾。昨年のF40 レガシー・ツアーは39組が参加し、フォルテ・デイ・ルミからアプアンアルプスとトスカーナの田園地帯を走行、マラネロに至るルートを巡った。
GTO レガシー・ツアー2024は、ヴァル・レンデーナ渓谷をスタート。景勝地のドロミテの山々をバックに走行し、最終日はマラネロへと向かう。参加者のGTOはフェラーリ本社へと迎えられ、フェラーリ・クラシケのエキスパートと、当時のGTO開発チームのメンバーがこのモデルの秘密を解説するという。
車両をファクトリー内に展示後、フィオラノ・サーキットでのパレード走行を実施し、GTOレガシー・ツアー2024はフィナーレを迎える。ツアーへの参加を希望するGTOオーナーは、4月下旬までにディーラーに連絡することで申し込み手続きができる。
フェラーリ初のスペチアーレモデル
フェラーリ GTOは、1984年のジュネーブ・モーターショーで公開された。最高出力400PS、最大トルク496Nmをを発揮する2.8リッターV型8気筒ツインターボエンジンをリヤミッドに搭載。ピニンファリーナがデザインし、先進的なコンポジット素材を仕様したボディワークは、たちまち世界的な人気を集めることになった。
GTOは、縦置きV8ツインターボを採用した最初のフェラーリであり、排気量の2.8リッターと8気筒の数字から「288」という非公式なニックネームが付いたが、正式名称は1960年代初頭の伝説的な250 GTOにちなんだ「GTO」となる。当初、フェラーリはグループBのホモロゲーション取得に必要な200台の生産を目指していたが、その後マシン規定が大幅に変更されたため、フェラーリは世界ラリー選手権への参戦を断念している。
GTOは生産終了までに272台を製造。フェラーリ初のスペチアーレとして歴史に名を刻み、その後の「F40」「F50」「エンツォ」「ラ フェラーリ」といった系譜が続くことになった。