【フォーミュラE】ポルシェが「タイカン ターボ GT セーフティカー」を公開

フォーミュラE公式セーフティカーに「ポルシェ タイカン ターボ GT」を採用「ベルリンE-Prixから」

5月11〜12日に開催されるフォーミュラE第9戦/第10戦ベルリンE-Prixから、2台の「ポルシェ タイカン ターボ GT セーフティカー」が登場する。
5月11〜12日に開催されるフォーミュラE第9戦/第10戦ベルリンE-Prixから、2台の「ポルシェ タイカン ターボ GT セーフティカー」が登場する。
ABB FIAフォーミュラE世界選手権は、2024年シーズン第9戦/第10戦ベルリンE-Prixから、フル電動スポーツ「ポルシェ タイカン ターボ GT」をセーフティカーとして導入する。2024年2月に発表されたタイカン改良新型は、2019年からフォーミュラEで使用されてきた「タイカン ターボ S」からバトンを引き継ぐ。

Porsche Taycan Turbo GT Formula E Safetycar

カラーリングと装備の異なる2台が登場

「ポルシェ タイカン ターボ GT セーフティカー」のエクステリア。
2019年から使用されてきたタイカン ターボ Sに代わって、2台の新型「タイカン ターボ GT」がセーフティカーとして導入される。

2024年5月11~12日、ベルリンのテンペルホーフ空港に設けられた特設コースを舞台に開催される、フォーミュラE世界選手権第9戦/第10戦ベルリンE-Prix。ここで2台の「ポルシェ タイカン ターボ GT セーフティカー」がデビューする。2台のタイカン ターボ GT セーフティカーは、異なる装備とカラーリングが採用されている。

2024年2月にデビューしたタイカン改良新型は、パフォーマンスアップに加えて、航続距離を含む効率性も大幅に向上。セーフティカーのベースとなったタイカン ターボ GTは、ニュルブルクリンクとラグナセカにおいて、ラップタイムの記録を更新するなど、シリーズのトップに君臨する最強グレードだ。

オプションの「ヴァイザッハ・パッケージ」を装着すると、0-100km/k加速は2.2秒、最高速は305km/hに到達。一時的に最大120kWものパワーアップが可能な「アタックモード(Attack Mode)」は、現在フォーミュラEに参戦する、ポルシェ 99X エレクトリックのテクノロジーをベースに開発された。

改造と運営を担当するのはマンタイ・レーシング

「ポルシェ タイカン ターボ GT セーフティカー」のコクピット。
セーフティカーへの改造、レースでの車両の整備と運営は、これまで通り、ポルシェとの関係も深いマンタイ・レーシングが担当した。

ベルリンE-Prixから導入される、タイカン ターボ GTは、2台が異なる装備と仕様でセーフティカーに改造された。パープルスカイメタリックのボディカラーを纏ったタイカン ターボ GTは、リヤシートが取り外され、ヴァイザッハパッケージを装着。もう1台のシェイドグリーンメタリックのタイカン ターボ GTはベースモデルのまま、リヤシートも緊急使用のために残されている。

ポルシェ 99X エレクトリックと同様に、2台のセーフティカーもヴァイザッハにあるポルシェ研究開発センターで製造。フォーミュラEにおける整備と管理に関しては、ポルシェのパートナーチームでもあるマンタイ・レーシングが引き続き担当する。警告灯や関連電装品、ハイテク通信機器、消火器など、セーフティカーに必要な装備に関しても、マンタイ・レーシングにおいて装着された。

レースウイーク中は、これまで通り経験豊富なポルトガル人ドライバーのブルーノ・コレイアが、セーフティカーのステアリングを握る予定だ。

フル電動スポーツ「タイカン」のハイパフォーマンス仕様「 タイカン ターボGT」と「タイカン ターボGT ヴァイザッハパッケージ(写真)」の日本導入がスタートした。

「ポルシェ タイカン ターボGT」が登場「70kg軽量化したヴァイザッハパッケージも導入」【動画】

ポルシェジャパンは、フル電動ハイパフォーマンスモデル「タイカン ターボGT」と「タイカン ターボGT ヴァイザッハパッケージ」の予約受注を、3月12日から日本全国のポルシェ正規販売店にて開始した。

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