PHEV搭載「フォルクスワーゲン ゴルフ」改良新型が欧州で販売開始

フォルクスワーゲン ゴルフの新型PHEVモデル「GTE」と「eハイブリッド」がデビュー「最大航続距離1000km超」

「フォルクスワーゲン ゴルフ GTE」改良新型のエクステリア。
フォルクスワーゲン ゴルフ改良新型に、待望のPHEVモデル「GTE(写真)」と「eハイブリッド」が追加された。
フォルクスワーゲンは、プラグインハイブリッド(PHEV)パワートレインを搭載する「ゴルフ GTE」と「ゴルフ eハイブリッド」改良新型を発表した。EVモードでの走行距離はゴルフ eハイブリッドが143km、ゴルフ GTEは131kmが確保された。欧州における価格はゴルフ eハイブリッドが4万4240ユーロ、ゴルフ GTEは4万6745ユーロからとなっており、予約受注がスタートした。

Volkswagen Golf GTE

ゴルフ GTIを上まわるパフォーマンス

パフォーマンス仕様の「ゴルフ GTE」は、1.5直4ガソリンターボを改良し、より容量の大きなバッテリーを搭載し、ICE仕様のゴルフ GTIを上まわるパフォーマンスを実現した。
ハイパフォーマンス仕様の「ゴルフ GTE」は、1.5リッター直4ガソリンターボを改良し、より容量の大きなバッテリーを搭載し、ICE仕様のゴルフ GTIを上まわるパフォーマンスを実現した。

フォルクスワーゲンは、最新のプラグインハイブリッド・パワートレインを搭載した「ゴルフ GTE」と「ゴルフ eハイブリッド」に改良を施し、ヨーロッパ市場において販売をスタートした。

ゴルフ改良新型に搭載される新型プラグインハイブリッドドライブは出力が向上。1.5リッター直列4気筒ガソリンターボエンジン(1.5 TSI evo2)に、新開発の19.7kWh容量のバッテリーと電気モーターが組み合わせられ、6速DSG(DCT)を介して前輪を駆動する。

最高出力272 PS(200 kW)発揮するゴルフ GTEは、同時発表された新型ゴルフ GTI改良新型を凌ぐパフォーマンスを実現。ベーシックモデルのゴルフ eハイブリッドは快適性を重視し、最高出力204PS(150 kW)のプラグインハイブリッドシステムを搭載した。

EVモードにおける最大航続距離はどちらモデルも100kmを大幅に上まわり、ゴルフ GTEは131km、より高効率なゴルフ eハイブリッドは143kmというEVとしても使用できるレベルの航続距離が確保された。

また、今回の改良新型から、電気モーターとICEを組み合わせたハイブリッドモードで、1000kmという最大航続距離を実現した。充電はDC急速充電機能が導入され、最大50kWの急速充電ステーションにも対応。家庭用ウォールボックスを含め、その他のAC充電ポイントで最大11kW(従来型は3.6kW)での充電が可能になった。

最新のインフォテインメントシステムを搭載

インストゥルメントパネルには、12.9インチ独立型タッチディスプレイを搭載。インフォテインメントシステムは「Ready 2 Discover」を標準装備する。
インストゥルメントパネルには、12.9インチ独立型タッチディスプレイを搭載。インフォテインメントシステムは「Ready 2 Discover」を標準装備する。

ゴルフ GTEのインテリアは、チェック柄のプレミアムスポーツシート、レザーマルチファンクションスポーツステアリングホイール、高品質ダッシュパネル&フロントドアパネルが標準搭載され、スポーツモデルであること明確にアピールする。

一方、ゴルフ eハイブリッドは、エレガントな「スタイルトリム」をチョイス。アートベルベットカバー付きのスポーツコンフォートシート、ドライバーズシートに14ウェイ電動調整機能、30色のアンビエントライトなどが標準搭載される。

「デジタルコックピットプロ」と「ディスカバーメディアナビゲーション」を標準装備。12.9インチ独立型タッチディスプレイを導入し、インフォテインメントシステムは「Ready 2 Discover」が導入された。

エクステリアカラーは従来の11色に4色の新色「クリスタルアイスブルーメタリック」「アネモネブルーメタリック」「オイスターシルバーメタリック」「グレナディラブラックメタリック」が追加された。GTEはボンネット下部に専用のブルートリムストリップが入り、ディフューザー上部にクロームトリムを導入。また、オプションとしてブラックルーフが用意された。

「フォルクスワーゲン ゴルフ GTI」改良新型のエクステリア。

改良新型「フォルクスワーゲン ゴルフ GTI」が欧州で販売開始「内外装をアップデートして最高出力265PSを発揮」

フォルクスワーゲンは、欧州においてパフォーマンスモデル「ゴルフ GTI」改良新型の受注をスタートした。今回、新形状のフロントデザイン、前後のLEDライト、新デザインの17インチホイールに加えて、「ChatGPT」を搭載した音声アシスタント「IDA」を導入。欧州における価格は4万4505ユーロからとなっている。

初代デビューから50周年を迎えた「フォルクスワーゲン ゴルフ」。2024年1月、8代目ゴルフの改良新型がデビューを飾った。

改良新型「フォルクスワーゲン ゴルフ」が登場「内外装をアップデートしてPHEVは最大航続距離1000kmを実現」

初代ゴルフのデビューから50周年を迎えた2024年、フォルクスワーゲンが8代目ゴルフ/ゴルフ ヴァリアントのフェイスリフトを実施した。前後デザインをシャープに変更し、テールライトクラスターには3Dライトグラフィックを採用した。またEVモードで100kmの走行が可能なPHEV仕様は、最大航続距離1000kmを実現したという。

キーワードで検索する

著者プロフィール

ゲンロクWeb編集部 近影

ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…