【スクープ!】 新しいベイビーランボは「テメラリオ」と命名か?

【スクープ!】 「ランボルギーニ ウラカン」の後継モデルとなる新“ベビーランボ”を捉えた

ランボルギーニが開発を進めているニューモデルの最新プロトタイプをキャッチした。
ランボルギーニが開発を進めているニューモデルの最新プロトタイプをキャッチした。
ランボルギーニはラインナップの刷新に取り組んでいる。「ウルス」はハイブリッド化され、「レヴエルト」も電動技術を採り入れたパワートレインを搭載して新しいハイブリッドスポーツカーに生まれ変わるだろう。そしてもう1台がこの新型スーパーカーで、「ウラカン」の後継モデルとなる新しい"ベイビーランボ"だ。

LAMBORGHINI Huracán Successor

闘牛にちなんだモデル名か?

「ガヤルド」、「ウラカン」と続く "ベイビーランボ"には、闘牛に由来する名前が付けられると言われている。
「ガヤルド」、「ウラカン」と続く “ベビーランボ”には、闘牛に由来する名前が付けられると言われている。

「ガヤルド」、「ウラカン」と歴代のベビーランボには闘牛にちなんだ名が与えられており、この後継モデルも伝統を引き継ぐと思われる。ランボルギーニは、欧州連合知的財産局にメキシコ産の雄牛に由来する「Temerario」(テメラリオ)の商標を申請した。これが新型車に採用されるという根拠ははないが、有力候補と言えるだろう。

レヴエルトに通じるイメージのボディデザイン

低くてワイドなボディシルエットは、レブエルト譲りだ。
低くてワイドなボディシルエットは、レヴエルト譲りだ。

撮影に成功したプロトタイプでは、レヴエルトに通じる低くてワイドなボディシルエットが確認できる。スリムなヘッドライトとバンパーの四隅にある大きなインテークもレヴエルトをイメージさせるが、ユニークな六角形のLEDシステムがこのプロトタイプに個性を与えている。またダブル バブル ルーフやドア後部のエンジンへの通気口が確認できる。

リアでは、初めて量産型と思われるLEDテールライトが露出している。バンパーにはマルチ ファン ディフューザー、テールライトの間にはスリムなエキゾーストパイプが配置されている。ボディには、レヴエルトと同じ軽量構造を使用すると思われるが、コスト削減のため炭素繊維をあまり多くは使用せず、代わりにアルミニウムを選択したと言われている。

パワートレインは最高出力900PS超に?

「アウディR8」と共有した自然吸気V10エンジンとは決別し、トリプルモーターを備えたV8を搭載することが発表されている。発表によるとレッドゾーンは10000rpmで、7000rpmに達するまでターボは作動しないという。このエンジンに、レヴエルトと同様の8速DCTを組み合わせると伝えられている。先代最高峰グレードの「ウラカンSTO」は最高出力640PSを発揮したが、この後継モデルではシステムで900PS超となることもわかっている。

早ければ、8月にアメリカで開催される「ペブルビーチ コンクール デレガンス」でデビューする可能性もある。遅くとも、年内には登場するだろう。

V10に代わって登場するV8ツインターボPHVパワートレイン。排気量は4.0リッターだ。

「ランボルギーニ ウラカン」の後継車が搭載するV8ツインターボは10000rpm級超高回転ユニット

「ランボルギーニ ウラカン」の生産終了と同時に、珠玉のV10自然吸気ユニットはその役割を終える。そして後継モデルにはどんなエンジンが搭載されるのか。その概要がついに明らかになった。

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著者プロフィール

石川 徹 近影

石川 徹

PRエージェンシーやエンジニアリング会社、自動車メーカー広報部を経てフリーランスに。”文系目線”でモビ…