2025年12月のミニバン販売台数トップ10

| 順位 | メーカー・モデル | 販売台数 | 前月比 | 前年同月比 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | トヨタ・シエンタ | 9,239台 | 95.2% | 133.7% |
| 2位 | ホンダ・フリード | 6,968台 | 97.7% | 105.9% |
| 3位 | トヨタ・アルファード | 5,656台 | 78.1% | 74.6% |
| 4位 | トヨタ・ノア | 5,376台 | 79.5% | 109.7% |
| 5位 | トヨタ・ヴォクシー | 5,307台 | 77.2% | 101.9% |
| 6位 | 日産・セレナ | 5,078台 | 110.7% | 91.2% |
| 7位 | ホンダ・ステップワゴン | 4,539台 | 89.3% | 166.1% |
| 8位 | トヨタ・ヴェルファイア | 1,912台 | 63.8% | 97.9% |
| 9位 | 三菱・デリカD:5 | 707台 | 64.7% | 41.7% |
| 10位 | トヨタ・ハイエースワゴン | 650台 | 69.3% | 942.0% |
12月も定番モデルが強さを発揮、ミニバン上位はトヨタ中心
12月のミニバンランキングを見ると、トヨタ車が多数ランクインしていることが一目でわかる。なかでもシエンタは、前年同月比で130%を超える高い伸びを示し、都市部から郊外のファミリー層まで幅広い支持を獲得した。取り回しの良さと実用性を両立したコンパクトミニバンという立ち位置が、引き続き市場の中心にあることを示している。
ノアやヴォクシーといったミドルサイズミニバンも、安定した需要を背景に上位を維持した。3列シートによる居住性と、日常使用でも扱いやすいサイズ感のバランスが評価されており、「家族で使う主力車」としての役割を着実に果たしていることが、販売台数にも表れた。
アルファードは高級ミニバンセグメントで引き続き強い存在感を発揮した。前年同月比ではやや低めの水準となったものの、供給状況や登録タイミングの影響を受けやすいカテゴリーであることを踏まえれば、上位圏を維持している点自体が人気の根強さを物語っている。
このように、12月度の総合販売ランキング上位でも、シエンタ、アルファード、ノア、ヴォクシーといったミニバンが顔をそろえており、ミニバン需要が依然として市場の重要な柱であることが改めて確認できる。
ホンダ勢では、フリードがミニバンランキング2位に入り、堅調な需要を維持した。都市部で扱いやすいコンパクトミニバンとしての評価が定着しており、ファミリー層を中心に安定した支持を集めている。前年同月比でもプラス成長を確保しており、競争の激しいセグメントの中でも存在感を示した。
一方、日産・セレナは6位にランクインした。前年同月比は90%台にとどまり、上位争いという点ではやや苦しい状況が続いているものの、長年培ってきたブランド力と実用性を背景に、一定の販売規模を維持している。ミニバン市場における「定番モデル」としての地位は、依然として揺らいでいないと言える。
年末商戦でも需要は堅調、実用性が選ばれるミニバン市場
ミニバンは、日本市場においてファミリーユースやレジャー用途を中心に、長年安定した需要を有してきたカテゴリーだ。12月は年末商戦の影響で、家族単位での買い替えや増車が進みやすい時期でもあり、室内空間の広さ、安全性能、燃費性能といった実用性を重視する選択が、販売データにも明確に表れている。
こうした中、トヨタのミニバンラインナップは、シエンタのようなコンパクトモデルから、ノア/ヴォクシーのミドルクラス、アルファードに代表される高級志向まで幅広い顧客ニーズをカバーしている。この層の厚さが、ミニバン市場におけるトップセグメントでの強さにつながっていると言えるだろう。
もっとも、ホンダ・フリードや日産・セレナといった競合モデルも一定の支持を確保しており、ミニバン市場は依然として特定メーカーの独走ではなく、各社が役割分担しながら競争を続ける構図にある。今後も、サイズや価格帯、装備の方向性によって支持の行方が左右される展開が続くとみられる。
