2026年9月の軽二輪・小型二輪販売台数
| 区分 | 2026年9月 | 2026年8月 | 前月比 | 2025年9月 | 前年比 |
| 軽二輪(126〜250cc) | 5,279台 | 4,711台 | 112.1% | 5,469台 | 96.5% |
| 小型二輪(251cc以上) | 7,484台 | 5,734台 | 130.5% | 7,810台 | 95.8% |
| 合計 | 12,763台 | 10,445台 | 122.2% | 13,279台 | 96.1% |
全国軽自動車協会連合会が公表する「軽二輪車新車販売台数確報」「小型二輪新車販売台数」をもとに作成。
9月は軽二輪、小型二輪ともに8月から販売台数が増加した。特に小型二輪は前月比130.5%と、軽二輪の112.1%を上回る伸び率となっている。
その結果、両区分の合計に占める小型二輪の割合は58.6%となり、8月の54.9%から3.7ポイント上昇した。ただし、前年同月との比較では両区分とも前年割れとなっており、前月比とは異なる動きが見られた。
軽二輪は5,279台、ヤマハが前年同月比177.3%
2026年9月の軽二輪販売台数は5,279台。8月の4,711台から568台増加し、前月比112.1%となった。
一方、前年9月の5,469台からは190台減少し、前年同月比96.5%と前年を下回っている。
メーカー別の販売台数は以下のとおりだ。
| メーカー | 2026年9月 | 2026年8月 | 前月比 | 前年同月比 | シェア |
| ホンダ | 2,219台 | 1,937台 | 114.6% | 80.5% | 42% |
| ヤマハ | 1,395台 | 1,324台 | 105.4% | 177.3% | 26.4% |
| スズキ | 621台 | 501台 | 124% | 101.6% | 11.8% |
| カワサキ | 572台 | 477台 | 119.9% | 70.6% | 10.8% |
| その他 | 472台 | 472台 | 100% | 93.5% | 8.9% |

メーカー別で最も多かったのはホンダで2,219台。8月の1,937台から282台増加し、前月比114.6%となった。
一方、前年同月比は80.5%と前年9月を19.5%下回っている。それでも軽二輪全体に占めるシェアは42%となり、4割を超えた。
2番手はヤマハで1,395台。8月の1,324台から71台増加し、前月比105.4%となった。
特に目立つのが前年同月比だ。前年9月の787台から608台増加し、177.3%を記録。主要国内4メーカーでは最も高い伸び率となった。
ただし、軽二輪全体では190台の前年割れとなっている。ヤマハが大きく販売台数を伸ばした一方、ホンダやカワサキなどの減少が全体の台数を押し下げた。
3番手にはスズキが入り、621台を販売した。8月の501台から120台増加し、前月比124%。今回の軽二輪では、主要国内4メーカーのなかで最も高い前月比となった。前年比も101.6%と前年同月をわずかに上回っている。
カワサキは572台。8月の477台から95台増加し、前月比119.9%となった。一方、前年比は70.6%と前年同月を大きく下回っている。スズキとの差は49台で、8月の24台からやや広がった。
9月の軽二輪では、主要国内4メーカーがすべて前月から販売台数を伸ばした。ただし、前年同月比ではヤマハとスズキが前年を上回った一方、ホンダとカワサキは前年割れとなるなど、メーカーによって異なる結果となっている。
小型二輪は7,484台、カワサキが2,292台で国内メーカー首位
251cc以上の小型二輪は7,484台。8月の5,734台から1,750台増加し、前月比は130.5%となった。
前年9月の7,810台と比較すると326台減少し、前年同月比は95.8%。7月から3カ月連続で前年同月を下回っている。
メーカー別では以下の結果となった。
| メーカー | 2026年9月 | 2026年8月 | 前月比 | 前年同月比 | シェア |
| ホンダ | 1,535台 | 1,090台 | 140.8% | 78% | 20.5% |
| スズキ | 570台 | 593台 | 96.1% | 109% | 7.6% |
| ヤマハ | 713台 | 595台 | 119.8% | 81.5% | 9.5% |
| カワサキ | 2,292台 | 1,791台 | 128% | 110.5% | 30.6% |
| その他 | 2,374台 | 1,665台 | 142.6% | 100.2% | 31.7% |

主要国内4メーカーで最も多かったのはカワサキで2,292台。8月の1,791台から501台増加し、前月比128%となった。
前年同月比も110.5%と前年9月を10.5%上回っている。小型二輪全体に占めるシェアは30.6%となり、9月も3割を超えた。
また、「その他」に分類されるメーカーの合計は2,374台となり、カワサキを82台上回った。8月はカワサキが「その他」を126台上回っていたが、9月は順位が逆転している。
「その他」は複数メーカーの合算値となるため、単一メーカーとの比較には注意が必要だが、小型二輪全体の31.7%を占める結果となった。
ホンダは1,535台で、8月の1,090台から445台増加。前月比は140.8%となり、主要国内4メーカーでは最も高い伸び率を記録した。
一方、前年同月比は78%と前年9月を22%下回っている。前月から回復したものの、前年との比較では依然として販売台数が少ない状況だ。
ヤマハは713台。8月の595台から118台増加し、前月比119.8%となった。前年同月比は81.5%と前年を下回っている。
スズキは570台で、8月の593台から23台減少。前月比96.1%となり、主要国内4メーカーでは唯一、前月の販売台数を下回った。ただし、前年同月比は109%と前年9月を上回っており、前月比とは異なる結果となっている。
9月の小型二輪は全体で前月比130.5%と増加したが、国内4メーカーではスズキのみが前月割れとなった。
また、カワサキが引き続き国内メーカーで最も多い販売台数を記録したが、「その他」の構成比も3割を超えており、メーカー別の販売動向には違いが見られた。
新型CBR400R FOURや2027年モデルの発売、今後の動向に注目
2026年9月は、各メーカーから新型車や2027年モデルが発売された月でもある。
ホンダは9月18日、新型「CBR400R FOUR E-Clutch」を発売した。
新設計の399cc水冷直列4気筒エンジンを搭載し、スロットルバイワイヤと協調制御する「Honda E-Clutch」を標準装備。国内年間販売計画台数は2,500台、メーカー希望小売価格は119万9,000円となっている。
8月21日に発売された「CB400 SUPER FOUR E-Clutch」に続き、ホンダの新しい400cc直列4気筒モデルが市場に投入された形だ。




また、カワサキは9月5日に「Ninja 250」「Ninja 400」「Z250」「Z400」の2027年モデルを発売した。
今回のモデルでは主にカラーやグラフィックが変更されており、軽二輪と小型二輪の両区分に新たな年式のモデルが加わっている。

さらにヤマハは9月30日から、888ccの水冷直列3気筒エンジンを搭載するスーパースポーツ「YZF-R9 ABS」の2027年モデルを順次発売した。
製造工程の一部変更に伴うマイナーチェンジが行われたほか、ブラックとマットダークブルーの新色が設定された。なお、マットダークブルーは2027年1月29日の発売を予定している。
新型車や新年式モデルの投入後に販売台数がどのように推移するかは、今後の注目点となりそうだ。
なお、2026年1〜9月の累計販売台数を見ると、軽二輪は45,816台で前年同期比94.8%、小型二輪は65,837台で同103.8%となっている。
9月単月では両区分とも前年割れだったが、年初からの累計では小型二輪が前年を上回っており、排気量区分によって異なる動きが続いている。
今後は、ヤマハが軽二輪で前年同月を大きく上回る販売台数を維持するのか。また、新型400ccモデルを投入したホンダや、国内メーカー首位を維持するカワサキの小型二輪販売台数がどのように推移していくのかも含め、引き続き二輪車市場の動向を追っていきたい。
