このカスタム&チューニングを見よ! 「スズキ・スイフト」オーナーズミーティングに集結した100台から気になるマシンをピックアップ!【モーターファンフェスタ 2023】

2023年4月23日(日)に開催された「モーターファンフェスタ2023」では、スズキ・スイフトのオーナーズミーテイングも開催された。集まった100台のスイフトのなかから、気になるカスタムマシンをチェックしてみよう!
PHOTO/REPORT:橘 祐一(TACHIBANA Yuichi)

コンパクトなハッチバックモデルに高性能エンジンを搭載したモデルは、かつては「ホットハッチ」や「ボーイズレーサー」などと呼ばれ、免許を取得したばかりの若者や、モータースポーツ参戦のエントリーモデルとして人気が高く、国内外の多くの自動車メーカーがラインナップしていた。


しかし、自動車を取り巻く環境の、自動車に対するユーザーの意識の変化によって、次々とラインナップから姿を消した。国産メーカーではスズキ・スイフトスポーツが数少ないスポーツハッチバックの1台として、幅広い層から人気を集めている。

スズキ スイフトスポーツ
現行のスイフトスポーツ(ZC33S型)は2017年発売。1tを下回る車重に140psを発揮する1.4L直列4気筒DOHCターボエンジンの組み合わせは、ドライビングが楽しくないはずがない。

そのスズキ・スイフトのオーナーとファンを対象とした「スイフト・オーナーズミーティング」が、4月23日に開催されたモーターファンフェスタ2023のイベントの一つとして富士スピードウェイで行われ、全国から100台のスイフトと多くのファンが集まった。
スイフトはカスタムの素材としても人気が高く、イベント会場にも多数のカスタムカーの姿も。その中から気になる車両をチョイスして紹介する!

ボクらのボーイズレーサーが富士スピードウェイに集結! スズキ・スイフトオーナーズミーティング【モーターファンフェスタ 2023】

2023年4月23日(日)、静岡県の富士スピードウェイで開催された「モーターファンフェスタ2023」では、日本全国から新旧100台のスズキ・スイフトが富士スピードウェイに集結するオーナーズミーティングも同時開催。オーナー同士が熱くマニアックな交流を行った。その様子やクルマをお届けしよう! PHOTO/REPORT:橘祐一(TACHIBANA Yuichi)

異色のオフロード風リフトアップカスタム
2016年式 スイフトスポーツ(ZC32S)

会場の中でもひと際目立っていた黄色いのっぽのスイフトスポーツは、オーナーの「あも」さんが6年間乗り続けているもの。元々はモンスタースポーツのコンプリートカーVer.3だったそうで、車高短ばかりなのであえてリフトアップのスタイルに仕上げたのだとか。

ZC32S(三代目=先代スイフトスポーツ)にZC33S(四代目=現行)のフロントバンパーを移植している。アメリカのゲーム『Fallout』のキャラクターをラッピング。
ヒッチメンバーにキャリアを装着してキャンプ用品などを積載可能に。大型のリヤウイングはワンオフで製作したもの。

足回りはBLITZの車高調と326Powerの200mmチャラバネによってリフトアップ。15インチのホイールにはオフロード用のタイヤを履かせ、カンガルーバーやヒッチキャリア、ルーフキャリアにサイドオーニングなど、SUVらしさを盛り上げるパーツがたくさん。

コンパクトなサイドオーニングをルーフキャリアに装備。すぐに広げてタープが完成。完全なアウトドア仕様のSUVだ。

専用品が存在しないので、ワンオフで製作したパーツも多い。フロントバンパーはZC33S用を加工して取り付けているが、違和感なくフィットしている。

元々はモンスタースポーツで販売されていたコンプリートカーなのでガッチリとしたロールバーが装備されている。室内にもFalloutのキャラが。
「みんなが車高を下げているのであえて上げてみた」というあもさん。色々と仕様を変更しながら6年間乗り継いでいる。

“スポーツ”じゃなくても走る楽しさは変わらない!
2017年式 スイフトRS(ZC83S)

モノトーンのボディにエンケイのゴールドカラーホイールが輝くスイフトはRSがベース。オーナーのしらすさんは「スイスポより燃費が良くてガソリンがレギュラー指定だったから」というのがRSを選んだ理由だとか。

燃費の良さとレギュラーガソリン仕様ということであえてRSをセレクト。パワー低くてもクルマを操る楽しさは十分味わえるという。
リヤウイングはR’s製。テールレンズはクリアとなっておりモノトーンでまとめている。ど迫力の4本出しのマフラーはワンオフで製作したものだとか。

スイフトスポーツよりエンジンパワーは劣るものの、軽量でハンドリングの良いRSにはクルマを操る楽しさがある。
フロントバンパーはスイフトスポーツ用を移植しており、迫力ある顔つきに変貌している。さらにスイフトスポーツ用のリザルト製ボンネットやカナード、テールゲートスポイラーを装着。マフラーはワンオフの4本出しとなっている。
少しずつ手を加えながらスイフトを楽しんでいるのがわかる1台だ。

フロントシートは両席ともにフルバケットに交換している。カラーは揃えているが、それぞれのブランドが異なっているのも面白い。
スイフトスポーツのフロントバンパーを移植して、スイスポ用のリザルト製カナードやボンネットを装着している。
オーナーのしらすさんはTwitterでスイフトを中心とした情報発信を行なっている(@SIRASU_ZC83S)。気になったらアクセスしてみてほしい。

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