目次
ついに手に入れたBMW Z4。購入時の走行距離が、2.7万kmと少なく、内外装共に目立つ傷もないため、あまり古さを感じさせない。しかし、購入した時点(2022年)で、18年目となる立派なネオヒストリックカーである。しかも、整備記録簿がないため、これまでの整備履歴は不明。
ただ前回の車検時の点検整備済みステッカーが張られていた。このことから、車検時は、民間の認証工場に依頼していたことがわかる。車両自体もキレイなことから、少なくとも車検整備は、プロに依頼していたのだろう。
ともかく、まずは現状を把握している不具合を挙げてみた。
・防眩ルームミラーの液漏れ ・助手席側ドアミラーの電動開閉機構の不具合 ・ボンネットオープナーの不調 ・トランクダンパーのヘタリ
と、いくつか問題はあるものの、すべて走行には問題のないものばかり。部品交換で完結するものなので、あまり気にしてはいなかった。
中古でも品薄な左ドアミラーは新品で7万円!
じつのところ、ドアミラーの不具合については、購入直前に気がついたものだったのだが、すでに値引きをしてくれていたため、自分で中古パーツを手配して修理しようと決めていたのだ。そこで購入後に、ヤフオクなどのネットオークションやオートパーツ店のWEBショップで、部品を検索してみると、その高さに驚愕!! なんと新品のZ4のドアミラーは、7万円もするらしい。
そうなれば、中古パーツの一択である。しかし、Z4の左側ドアミラーの故障は、大定番の様子。何しろ、左側ドアミラーの出品が少なく、右側よりも高価なのだ。
不幸中の幸いなのは、電動で行なえないのは開くことだけ。ミラー面の調整も行なえるし、機械式駐車場で必要な格納については問題なし。お買い得な出品があるまで、様子を見ることに……。
一方、ルームミラーは、どうもE46と同形状のようだ。このため、試しに格安で出品されていたE46用ルームミラーを見つけたので、即落札。現状は、被せるタイプのワイドミラーが装着され、運転には支障もないので、タイミングを見て交換することにした。
またトランクダンパーは、オイル交換などの初期整備に必要な部品と共に、新品を手配することにした。
チェックランプが点滅!? 診断機に表示されたエラーとは!?
この時点では走行に関する問題個所はなかったため、エラー履歴を知るため専門業者さんに診断機でチェックをしてもらうことにした。診断予約日まで数週間あったためガンガン乗っていたのだが、そこで事件が起きる!
当初は全く問題がなかったZ4のメーターパネルに、チェックランプが点いたり、消えたりするようになったのである。「いきなりですか」と内心焦る私。しかし、点灯し続けるわけではないので、診断の結果を待つことにした。
いよいよ診断だ。OBDソケットにBMW純正診断システムである「ISTA+」を接続。その結果は……見事にエラーが並んだ。案の定、ABS-DSCプレッシャースイッチの不具合が……(汗)。
同時に、ATニュートラルセーフティスイッチの不良も見つかった。こちらも複数回だが、チェックランプが点灯していた。プレッシャースイッチはすでにダメだが、ATのスイッチも近いうちにダメになるだろうとのこと。
そこで早速を部品の見積を依頼することに。後日、提示された金額は、DSCポジションセンサーが2万8710円、ATニュートラルセーフティスイッチが4万1690円もすることが判明! もちろん、税込の部品代だけの価格である。ここで業者さん曰く、「DSCポジションセンサーは2個あるので、1個だけの故障で良かったですね」と慰められた(?)
さらにボンネットオープナーのお値段は……
結果、伸びきっているボンネットオープナー修理に必要な部品も合わせて発注をすることを決めたが、ボンネットオープナー一式が7546円となり、部品代の総額だけで8万5492円となった。
やはり、BMWが高級車であることを実感してしまう。
とはいえ、98万円のZ4に湯水のように資金をつぎ込むわけにもいかないので、上記の修理箇所については、DIYに挑戦することに。修理はスムーズに進められるのだろうか?
その顛末や……次回に続く!