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スイスポ初のターボ化でポテンシャルは一気にアップ
欧州におけるハイスピードも受け止めるために開発が行なわれたスイフトスポーツ。「1tを切る車体で200㎞/hオーバーの世界を達成するには、色々とやる必要があった」とは開発者の弁だ。
エクステリア
かくして登場した現行型は、フェンダー、ドアパネル、そしてリヤクォーターパネルに至るまでベースモデルと変更することで、安定感のあるスタイルを手に入れた。全幅は1735㎜となり、シリーズ初の3ナンバーとなったことも目新しい。ただし、超高張力鋼板を従来の3倍も使うことでシェイプアップも実現した。
インテリア
一方でエンジンは200㏄ダウンした1.4ℓターボエンジンとなり、パワーは3㎰アップながらも、トルクは70Nmも高めたところがポイント。ミッションは3ペダルが6速MTはそのままに、2ペダルはCVTから6速ATにあらためられた点は見逃せないところだ。
うれしい装備
走ればエンジンはレブリミット6000rpmとやや低いが、豊かなトルクによって加速感はかなりのもの。1段高いギヤでコーナーを駆け抜けてもストレスがない。コーナーリングは3ナンバー化によるワイドトレッドの恩恵もあり、リヤが簡単には破綻しにくく、安定性もかなり高い。とはいえ1tを切る車重もあり、ライトウエイトスポーツらしい旋回性能を見せてくれる。格上スポーツカーも簡単に抜き去ることを可能にしてくれるそのパフォーマンスは魅力だ。
Country Japan Debut 2017年9月(商品改良:20年5月) 車両本体価格 202万8400円~209万9900円
※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.151「2023-2024 スポーツカーのすべて」の再構成です。